つぶやきズラえもん

ちなみに「ズラえもん」というのは、大学時代の先輩が私につけたあだ名です(笑)。残念ながら、その直後に某お笑いタレントがテレビで使ってしまったので、先輩は悔しがっています(笑)。


 本日午前中、驚くべきニュースが飛び込んできました。「ダイアナ妃、交通事故で重傷!」。この時点では、まだ「重体」ではなく「重傷」という表現だったので、命は助かりそうだと思っていたのですが、夕方頃になって、死亡との情報が入ってきました。以前から噂されていた富豪のお相手と車の運転手も、亡くなられたとのことです。

 詳しい状況は、まだよく分かりませんが、一部の報道によると、スキャンダル狙いのフリーカメラマンがバイクで追いかけてきたのを、ダイアナ一行の車が振り切ろうとした際の悲劇だったようです。

 このカメラマンは、常日頃ダイアナを付け狙っており、以前裁判所から、「ダイアナに近づいてはならない」などという判決まで受けている、札付きの人物です。日本でも様々な番組で取り上げられたことが有り、あの『進め!電波少年』でも取り上げられたことが有ります。

 倫理と常識にかけた、この手の破廉恥漢の報道第一主義がダイアナらを殺したわけですが、「人の命は地球よりも重し」などと普段唱えている連中が、「行き過ぎた報道を規制せよ!」という声に対してどのように反応するか、見物です。


 水曜日に、「自由主義史観」の中心人物、藤岡信勝東大教授の講演会が名古屋でありましたので、行ってきました。独特の雰囲気のある、大変興味深いものでした。

 まず入り口には、某教職員組合の団体が声を張り上げ、藤岡氏中傷のビラを配って(と言うより、押し付けて)いました。その割には、講演会場の中には、私のような「偵察要員」はいなかったようですね。全く、敵を知らずして、汚い、それもいい加減な手ばかり使っていて、国民の支持を得られると思っているのでしょうか?

 客層は、老年層と若年層が多かったですね。特に老年層は、開場前のホールで、太平洋戦争について熱く語り合っていたのが大変印象的でした。

 講演は、録画録音自由、終了後の質疑応答も自由でした。フェミニズムの福島瑞穂弁護士やHIV問題の川田悦子氏のような市民運動系の講演会のときは、録画録音禁止、質問も禁止・あるいは事前検閲であったことを考えると、市民運動というもののいい加減さには、目を覆わざるを得ません。


 今週末、『週刊言志人密輸課』なるメール・マガジンを創刊しました。AMLなどの市民運動系メーリングリストでは、電話番号や住所まで届け出ないと入会できませんよね。「個人情報は公開したくない、でも情報は欲しい」という方向けに、編集委員が入っている各種メーリングリストの情報をまとめて配信しようというのが、創刊の主旨です。「お世話になったサイト」のコーナーの、「まぐまぐ」さん(一番下のロゴ)から入会できますので、ご利用ください。今週中に、本ページにも購読申し込みのコーナーを開設するつもりです。


 金曜の深夜に、テレビ朝日で朝生スタイルで、島田伸介司会、パネラーは一般のティーンエイジャーという顔ぶれで、いじめ問題についての討論番組をやっていました。しかし、有益なものは何も得られない、実にひどい結果に終わっていました。

 いや、いじめられた側もいじめた側も、(未だに)相手のことなど何も考えてはいないということだけは分かりましたね。お互い勝手な自己主張ばかりした挙げ句、「うるせー!」、「黙れ!」の罵り合い。特にいじめ側は、何の自己反省も無く、番組中でいじめを始める始末。やはり現代の高校生らからは、コミュニケーションの能力が失われているようです。もはや警察力の導入しか、打開策はないでしょう。


 今週号の記事「ブリの国の人々」は、史上まれに見る大不評でした(笑)。普段ご支持頂いている方からまで、「うすっぺらい主張だ」などと言われてしまったほどです。

 言い訳をさせてもらえば、「うすっぺらい」のは当然なのですね、実は。あの記事は今までのものと違い、「主張」よりも「ネタ振り」を目的として書いたものだったのです。そのため、語り口もいつもと違って丁寧(笑)にし、記事の最後にも「どなたか詳しい方、教えてください」という、異例の文を入れました。

 以前にも何度か言ったことがあると思いますが、私は大島渚や藤岡信勝のような、何かを主張する役よりも、田原総一郎のような司会的な役を本当はやりたいのです。今はライターさんがいないので、やむを得ず自分で記事を書いていますが、将来的には、編集と取材の役割だけやって、つまり、ネタ振りや議論のための材料提供などの仕事に徹して、オピニオン記事は読者の皆さんを含むライターさんに任せたいのです。

 というわけですので、『ブリの国の人々』については、「逆鱗」2などでもっと色々と議論が盛り上がって欲しいと考えています。


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