今週は、モロッコ全体に高温が続き、普段、30℃を超えない地域の方は、体調を崩されたりした方も多かったようです。その一方で、多くのサラリーマンが今週から2−3週間、夏休みを取ってバカンスに出かけているそうです。ただ、モロッコの夏休みというのは、それ程大型でなく、個人医院などでは、1週間だけというのも結構あります。

モロッコに荷物がついたら通関港から新居まで
モロッコweeklyトピック先週の考えてみようモロッコのCMモロッコ語
お天気為替ちょっとした噂


モロッコに荷物がついたら

先週紹介した作戦に限らず、どの場合でも、まず、荷物の受取人宛てに、連絡がきます。
この連絡を受け取ったらできるだけ、速やかに荷物の引取りをする準備にかかることを勧めます。
理由は、どうであれ、荷物が着いてからは、保管料として、1日あたりなんDHかの請求が引き取りの際、来るからです。これは、引越しに限らず、ある程度のサイズの荷物になると請求されます。 


通関

郵便局を使った場合ですと、税関の出張所をそなえた大きな郵便局へ引き取りに行って、同時に自分で通関です。カサブランカですと、ホテルサフィールの近くの郵便局、ラバトですと、ラバト・ヴィレ駅からメディナ方面へ向う途中にある新市街の郵便局でが、税関を備えています。

荷物の開封がなされて、税関の方に中身の確認をしてもらい、税額が指示されますので、それを指定された窓口で支払い、支払いが済むと、また、荷物の窓口に戻ってきて、簡単に梱包してもらい荷物を保管料の支払いと引き換えに受け取ります。この際、もし、日本国内で、モロッコ大使館から引越しの証明書を発行してもらっていると、この証明書を使って、無税にしてもらうこともできます。

 運送業者に頼んだ場合も同じく、港で、通関をします。この場合は、荷物が大きいので、全て開封することは、あまりないそうですが、荷物が多い事もあって、開封は、大変乱暴な事があります。中身がそのため傷んでしまう事もあるかもしれません。


港から新居まで

郵便局経由の場合でも、郵便局から新居までは、自分で荷物を運ばなければなりません。
宛先まで、郵便運賃に含まれているはずなので、交渉次第では、無料で、届けてくれるかも、知れませんが、私は、小包は、いつも、郵便局からは、自分で運んでいるので、この先は、どうなるかわかりません。

運送業者に頼んだ場合は、コンテナごとあるいは、混載された場合ですと、木枠ごと、トレーラーなどで、新居に運ばなければなりません。
おそらく日本のどの海運業者に依頼しても、このモロッコ国内の輸送サービスを日本で受けつけてくれるところはないので、モロッコに荷物が到着、通関手続きを終えた時点で、この先は、自分で、またモロッコの運送業者にお願いしなければなりません。

これは、港内で荷物を管理してくれているモロッコ側の海運業者、荷物が届いた事を知らせてくれた業者に尋ねると、いろいろアドバイスが頂けるようです。ただ、日本のように、セットになっていなくて以下のような具合です。
 
 トレーラーの手配と、トレーラーの運転手。これは、セットになってる。
 トレーラーにコンテナを乗せるフォークリフト手配。
 コンテナを開封する手配。
 荷物をコンテナから運び出して、新居に積み込む際の助っ人。
 
最低、上のような手配が必要になるかと思います。新居の行き先で、お願いする場所や、業者が変ってくるかと思います。が、荷物がモロッコに着くまでは、これらの手配はまったくしなくてもその場、その場で、今日、明日っといったレベルで、手配しても、十分、柔軟な対応をしてくれることが多いようです。また、これらの値段は、大抵は、交渉です。もかなり変ってくるようです。


モロッコweeklyトピック

7月30日 
「モハメッド6世の即位記念日でした。市内中心部や、交通量の多い交差点には、モロッコの国旗が掲げられ、緑地帯には、モハメッド6世の写真が飾られたりしていました。また、官庁などの建物では、モロッコカラーの緑と赤のイルミネーションが飾られ、さながら夏のクリスマスのようです。

7月31日
PLOのアラファト議長がモハメッド6世の即位記念式典に参加後、会談されました。この日、砂漠からの熱波を受けて太平洋岸でものきなみ朝から30℃を超えて、最高気温は、ラバトで、47℃、カサブランカでも40℃を超え、内陸フェズでは、52℃でした。一方さばくのほうは、砂嵐の影響でそれほど、気温が上がらず、エラシディアでも40℃前後でした。

8月2日
大西洋沿岸を襲った熱波も峠を超えて、幾分、過ごしやすい気温にまで下がりました。


先週の考えてみよう

モロッコ人といっても、イスラム教徒といっても、一概にその人の信仰からは、あるいは、目に見える信仰に伴った態度からは、その方がどんな方だかは判り知れないことが多いです。例えば、毎日のようにモスクへ通ってるから信用できる人だとか、はめこそはずさないけど、イスラム教徒っと言いながらお酒を飲食しているわけのわからないやつ。という形で、

”こうだから・・・・・ああだろう・・・・”

という想い込みや先走りは、せっかくの旅での貴重な出逢いを台無しにしてしないかねません。サラのママの余計なおっせかいなんですが、2つお話しさせてください。

モロッコ人だから、どうのこのでもないし、イスラム教徒だからどう、って判断してしまったりしたら、必要以上の人が傷ついたり、いやな思いをしてしまったりしません?

イスラム教徒でないあなたがモロッコを通じてイスラムに興味を抱かれる事は、多いに、結構だと思います。でも、どうして目の前のモロッコ人に、その方個人の信仰に、問いかけるんですか?
つまり、”あなたは、イスラム教徒だから、お酒は飲まないの?””どうして礼拝の時間なのにモスクへ行かないのですか?”あるいは、こういう質問の答えを聞いて”あなたは、まじめなモスリム(イスラム教徒)じゃない(逆に、あなたは、まじめだ)”っと言った、その方個人のイスラムチェックをして、あなたは、何を知りたいのでしょう?

多分、2つ目の話しをすると、いや、モロッコ人だって私たちに”何を信仰してますか?”って個人的な信仰についてチェックをいれるぞ!っという反論もあるかと思います。これは、会話を進めていく上で、お互いの価値観(お金とか物質の価値だけでなくて、人生の意味とかそんな抽象的なものの価値)や、文化観(毎日の生活の中で、どんな問題提起や、認識を抱いているのか)を知るのに、一番簡単なのが、宗教だと思うのです。

ですから、大げさに言うと、この質問によって、お互いの距離を測る目安になるので、もっと親交を深めることもできるでしょうし、そうでないかも知れないのです。
あるいは、信仰についての質問は、場合によっては、あなたの信仰を尊重しますよ。という意味でもあるかと思います。

旅先での出逢いを良くするも悪くするもあなた次第です。その人、ひとりひとりと向き合って真摯な交流が深められたら大変すばらしいものかと思います。

っと、これを書きながら、毎日のモロッコでの生活を改めて反省しているサラママでもあります。


モロッコのCM

以前、あるジュースのキャップの裏にかかれた文字を集めると、携帯電話がもらえる。というCMのお話しをしましたよね。あれから約1ヶ月が過ぎようとしてるのですが、相変わらず1文字だけ、いくらこのジュースを購入しても見つからないのです。で、本当に、携帯電話がもらえるの??という疑問に答えるかのように、最近、このジュースのCMの後に、携帯電話を握り締めて

”僕、集めて、携帯電話をもらいました!!”

っというインタビューを放送するようになりました。日本でもあるマーガリンや、洗剤、ひげそりの宣伝を思い出しました。


モロッコ語

知っていても、ほとんど約に立ちそうにないモロッコ語なんですが、先日、会話の中で、”つくば”っと言葉が出てきて、ありゃ? 発音も、まさに、日本語の”つくば”。

いったい、何を意味するのか?っと思えば、”穴”の事でした。ハンマムで借りたバケツが水漏れで、使えない!!と思うときは、”つくば”っと連発すると、バケツ、交換してもらえるのではないかな。。。。ただ、最近、水漏れの多かった古タイヤを利用したバケツ、減ったような気がします。


お天気

先週、涼しいなんて、言ったとたん、こちらは、熱波に襲われました。今週は、書くこと
ないです。http://www.weather.comで、世界の天気が見れるのですが、モロッコも出てますよ。


為替

7月28日現在1DH= 10.3327 Japanese Yen でした。


ちょっとしたうわさ

ホントかどうか真偽が確かめれないんですが・・・・・

 即位して1年を迎えられた王様を印刷した250DH紙幣が発行される。
 電話回線の普及に対応するため、現在ある市街局番以下6桁の電話番号が7桁に変更。

いつ、ほんと? なんて、問い合わせないでくださいね。
私も、これだけしか、知らないんです。



back to "Mayoikata" home back to "Morocco Fair" home back to list ■go to next 第19号