海外で生まれた子どもの手続き

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日本人としての登録

 海外で生まれた子どもの日本のパスポート申請は、まず出生届を出し、日本の戸籍に登録されてから、その戸籍謄本を取り寄せないと手続きができません。なお緊急に帰国する必要がある場合には、緊急性が証明できれば(父親の帰国命令書とか)、パスポートの発行を待たずに「渡航証明書」の発給を受けることができるそうです。

出生届の提出

 まず子どもが生まれたら最寄の在外公館で、出生届の用紙を貰います。出生届は在外公館に提出してもよいのですが(この場合は2通必要)、子どもが日本の戸籍に入るまでに時間が非常にかかります(1−2ヶ月)。ですから出生届を日本の家族なり知人なりに送り、戸籍がある自治体に届出をしてもらう方がはるかに早いです。この場合は外国語の出生証明とその翻訳を日本に送れば、各自治体備え付けの用紙で届出が可能です。なお、出生届には医師の証明が必要ですが、日本人以外の医師が出生に立ち会う場合は、どのような書類が出生届に必要かを在外公館であらかじめ確認してください。

 在外公館で使っている出生届と日本国内で使っている出生届の用紙の違いは、在外公館のものは「日本国籍を維持する」という選択肢があることです。この欄は日本に直接申請する場合には関係が無いようです。


日本のパスポートの取得

 出生届が戸籍のある自治体に出され、しばらくすると(1−2週間)子どもが戸籍に記載されます。それを待って戸籍謄本を海外に取り寄せる必要があります。その謄本を添えて最寄の在外公館でパスポートの申請をします。なお現在は親のパスポートに子どもを併記するということはできません。


戸籍謄本の取り寄せ方

 日本にいる家族などに頼むのがもっとも簡単確実ですが、そうは行かない場合、役所の窓口では郵送での依頼も受け付けているそうです。その場合に必要なのは切手を貼った返信用封筒、戸籍謄本の代金450円分の郵便小為替だそうです。また現金を送って大丈夫だった、というケースもありますが、どこでも、というわけには行かないかもしれません。そして以下の情報を知らせる必要があります。依頼人の氏名、本籍地、戸籍筆頭者の氏名、謄本か抄本かの区別。


外国のパスポート

 二重国籍・外国籍の子どもの場合は当該国のパスポートを取得することも可能です。ただし、外国のパスポートのみで日本に入国しようとすると、例え二重国籍であってもビザが必要になる場合もありますので注意が必要です。

アメリカのパスポート

 こちらを参照してください。


保険の手続き

 新生児は保険でカバーされていませんので、至急保険の手続きをとる必要があります。

日本の社会保険

 日本に住民票がある、あるいは会社に所属して保険料を支払っている方は、至急子どもの出生を届け出て、医療保険でカバーします。この時に手続きをすれば、出産祝い金が貰えるはずです。この申請には出生を証明するもの(日本語以外の場合は翻訳を添えて)を提出する必要があります。日本の社会保険では正常分娩の場合病気とは考えられずに、保険料支払いの対象にはなりませんが、何らかの異常分娩の場合は、そのための費用も社会保険の支払い対象になります。

 国民健康保険の場合は、子どもを日本の籍に入れて住民登録すると同時に加入の義務が生じます。


海外の保険

 海外で保険に加入している人は、至急届け出を行って子どもが保険でカバーされるようにする必要があります。特にアメリカなど先進国の場合は医療費が異様に高いこともありますから、保険への早急な加入は必須です。加入方法に関してはそれぞれが使われている保険会社に相談してください。