平剛風アトリエ

撮影料について

建築写真の特殊性と撮影料

建築写真には2つの撮り方があります。
竣工写真のような説明的な撮影と、WEBやパンフレットなどに使うための広告系の撮影の2つです。
竣工写真などは軽めに全体を網羅した多くのカットを撮りますが、広告系の撮影は良いところを重点的に時間をかけて撮るものです。
費用も広告使用のほうが写真の使用料を含むので高額になります。

建築写真はブライダルやインテリア、料理、人物の写真とは大きく違います。
それは天気の良い日に限られるからです。
ブライダルやインテリアなどは1ヶ月前にこの日と決めればその日に撮影できます。
しかし建築写真は晴れの日、それも青空の日となると数日前にしかわかりません。
なので撮影日は1ヶ月くらい前にこのあたりと決めて、そのあたりの4日くらいを空けておかなければなりません。
そして2・3日前に撮影日を決めることになります。

天気予報で晴れというのは太陽が出る日で、空が白いことが多いです。
晴れて青空の日というのは週に2日くらいしかありません。
ですから撮影を入れられる数も限りがあります。
またドローンを飛ばそうとするとさらに風のない日になります。
風のない晴れた日は週1日しかありません。
建築写真をドローンで撮ろうとすると1週間空けておかなければなりません。

そういう訳で晴れた日の建築写真の撮影料はブライダルの4日分。ドローンを飛ばすなら1週間分の費用が必要ということになります。
ということで通常晴れた日の撮影は1日15万以上、ドローンを使うときは20万以上必要ということになります。

通常の15万以上の撮影が入るとそのあたりを空けておかないといけないので、他の撮影を入れられなくなります。
しかし撮影予定日から10日以内になると空いてるかどうかがわかります。
その時期になると空いていれば10万以下のインテリアや住宅などの撮影も可能になります。

広告使用の撮影料

竣工写真的なものは全体的にあっさりと多くのカットを撮りますが、広告用は良いところの完全な1枚を時間をかけて撮るので1日10カットから20カットくらい、あるいは誌面等に必要な枚数だけを撮ります。

広告用の場合は基本的に1日30万が目安となります。
1日の撮影時間は関係ありません。
写真の使用料が入るので高額になります。

ということを前提にいろいろなケースについて目安を載せておきます。
目安というのは規模が大きいと当然費用が必要になるということです。






撮影料の目安



住宅等

広告用   30万/日 1日10〜20アングル 1アングルに時間をかける

竣工写真  15万/日以上 1アングルに時間をかけずに説明的な写真を撮る
      (建築費3,000万程度のもの、それ以下の場合は考慮します)

 


インテリア等

広告用   20万/日以上 1日5アングル 〜

竣工写真  10万/4時間 〜 1アングルに時間をかけずに説明的な写真を撮る

 

 

集合住宅など

広告用   30万/日 1日10〜20アングル 1アングルに時間をかける
      (アングルが多いと高くなります)

竣工写真  20万/日以上 規模による。カット数は40から50。
      (フォトブック3冊込みで25〜50万)


大規模な建築

広告用   30万/日 1日10〜20アングル 1アングルに時間をかける
      (宿泊施設や商業施設などは5日から10日)

竣工写真  15万/日以上 規模による
      (オフィスビルや宿泊施設、学校校舎などはフォトブック5冊込みで
       80〜150万が多い)

 

ドローンは20万以上の撮影の場合、天候や周辺環境が許せば撮影料に含まれます。

ただしドローンは飛ばせない環境もありますので注意が必要です。

 

 

 

連絡はメールで

taira.takeshi.01@gmail.com

 

 

 

 


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