「作者の近況」のコーナー
Ver. 98/11/23
 

先月より目標としていた、浦和ハーフマラソンが終わった。

タイム的には、自己最高記録を更新することができたが、直前までの練習実績から考えれば、余りにも不甲斐ないと思う。決して短くはないレース全体を考えれば、最終結果を決めるのは後半の走りだ!ということは常識としてわきまえていたはずなのに、頭の中で考えていたことと、レース中の自分の行動が余りに不一致だったのだ。
レースに際しては、直前に風邪を引いてしまい、最終調整が上手く出来なかったこと、当日の天候が非常に低温であったことから、レースの入りは集団について、楽なスローペースを決め込んでいた。事実、最初の5kmはスローで、一緒に走る集団も10人以上で構成されていた。
しかし、最初はこれで良かったのだが最後までそのままスローで完走するつもりなど、これっぽっちも無い。すぐ前に集団がいてくれれば良かったのだが、自分の集団の前は、5km通過時点で既に相当空いていた。100m?200m?あったろうか。
集団から前を追ってやれ!という他のランナーもいなかったので、仕方なく、前に出たがりな壮年の部おじさまと二人で集団を引っ張る。去年と比べてまだマシだったのは、風がきつくなかったことか。集団を引っ張ってもそれ程苦ではなかった。
 

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昨年は余りに風が強く吹いたために、全員集団の前に出たがらず、前に出たランナーも後ろに下がりたくて、自然とペースが落ちて、駆け引きが激しくなった。去年のタイムが悪かったのは仕方ない、と諦めている。くやしかったけど。
 

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結局、5kmを過ぎてから、15km過ぎまで殆ど一人で集団をリードする羽目になった。時折「前に出てくれ!」というそぶりを見せても、み〜んな無視。ちくしょ!ってな訳でまた引っ張る。こうしてどんどん「一人ボケ一人つっこみ」的走りをしてしまい、疲労を蓄積してしまった。
そして、勝負はこれから!というラスト6kmの競争に負けた。集団の後ろでずっと待機していた選手は13分30秒くらいでゴールしていたので、たった6kmで40秒以上差をつけられた計算だ。
賢く走れなかった自分が情けない・・・
 

 
’98浦和ハーフマラソン結果
1時間14分13秒(自己ベスト)
総合:16位
一般男子の部:12位
距離     通過時間(LAPタイム)

 5km       17分54秒
10km       35分30秒(17分36秒)
15km       53分01秒(17分31秒)
20km   1時間10分28秒(17分27秒)
ゴール   1時間14分13秒( 3分45秒)
<距離:ハーフマラソン=21.0975km>