1999/01/25
Wackyの言いたい放題)
「月刊陸上」vs「陸上競技マガジン」

 

前回の「言いたい放題」で書いていることに若干関係するのですが、今回は標記2誌の99年2月号を比較してみたいと思います。

毎度のことですが、あくまでWackyの私見です。異論・反論・オブジェクションはメールで。色々な意見交換を楽しみにしています。
 


 
結論:私は99年3月号以降、「月刊陸上競技」派を宣言します。
 

【 検討に至った経緯と検討過程など 】

 

あくまで私の感想なのですが、2月号の陸マガってアジア大会の扱い小さすぎじゃないでしょうか?記事も殆ど伊東浩司選手一辺倒で、「うわぁ〜、手抜き」と思ってしまった私は悪い読者なのでしょうか?

今回のアジア大会は、金メダル獲得数が事前予想の倍(!)だったことに象徴されるように、陸上陣営が非常に盛り上がっていたと思います。見ている側も、毎日はらはら・どきどきしていたものでした。月陸/陸マガ発売日に最寄りの書店に飛び込んだ私は、月陸が見当たらないために陸マガをすぐさま手に入れてレジに走ったのです。精算して袋からすぐ取り出すや、

「はぁ?!」

いきなり最初の特集は関東学連ローカルの箱根駅伝。しかも選手の扱いがすごい。繰り上げスタートになっているようなレベルまで懇切丁寧にカラー写真入りである。全員カラー写真っすよ、全員!アジア大会は中表紙扱いで、伊東選手以外は世界選手権優勝者に勝った室伏広治選手と外国人留学生から日本高校記録を取り戻した佐藤清治選手の扱いがそこそこ。オリンピックの銀メダリスト、李鳳柱(イ・ボンジュ)選手と激闘を演じた真内明選手はどこ?2大会連続でメダルを獲得した今村文男選手はどこ?

日本を代表するアスリートは白黒の端っこである。こりゃ「ついで」、扱いやんけ。ついで。もう陸マガ全然だめ。陸上競技を報道するという姿勢がなってない。憤慨し切ったWackyは次から次へと書店を回り、とうとう見つけた!月刊陸上。
 

「いっけてるや〜ん!!」

月陸の大会規模に応じた適切な編集に心行くまで満足した私は、逆に陸マガの余りの不適切な編集に疑問を抱いたのでした。

「どうしてここまで目茶苦茶な編集をしてしまったのだろう?ベースボールマガジン社の担当者さんたちは何も疑問を抱いていないのかな?」
 

雑誌
月刊陸上競技
陸上競技マガジン
大会名 アジア大会 全日本実業団駅伝 全国高校駅伝 全国中学駅伝 箱根駅伝 アジア大会 全日本実業団駅伝 全国高校駅伝 全国中学駅伝 箱根駅伝
区分
国際大会
全国大会 全国大会 全国大会 地区大会
国際大会
全国大会 全国大会 全国大会 地区大会
扱い トップ記事 2番記事 4番記事 5番記事 3番記事 4番記事 2番記事 5番記事 3番記事 トップ記事
カラー
16p.
5p.
19p.
3p.
10p.
15p.
6p.
12p.
3p.
18p.
白黒・記事
49p.
8p.
40p.
19p.
22p.
17p.
9p.
67p.
7p.
15p.
比率
34%
7%
31%
11%
17%
18%
9%
47%
6%
20%