(99/09/18-19)

川崎市選手権

川崎市選手権
9月18日(土曜日)〜19日(日曜日)
等々力陸上競技場

◆ 9月18日(土曜日)

男子1500m予選(5組3着)
3組 C 落選 記録/計時なし
(手元:4'20"8 [ 70"4-2'22"3-3'31"3-4'20"8 / 70"4-71"9-69"0-49"5 ] )
◆ 9月19日(日曜日)
男子 800m予選(3組2着+2)
2組 棄権

[初日]
心の隙間

予選のスタートを待つ間、前に行われている組を見ていると、1・2組とも1周70秒ペースというスローでありながら、1000m過ぎで選手がふるい落とされてしまい、上位の選手は4分20秒そこそこで余裕の予選通過。その様子を見ている内に、どのようなレース展開だろうと上位3名しか決勝へ行けず、プラスが無い!という緊張感がそこで完全に飛んでしまった。
「この大会って、所詮その程度のレベルなのね」と。
いざ、スタート
予選3組。15名の選手がスタートに揃う。
スタート、か?
・・・と思った瞬間、審判がストップ。
「ほらー、君。足を動かさない!固定して!」
ここでも緊張が抜けてしまった。微笑すら浮かべていたのである。

いざ、スタート。気合が抜けていたせいか、大きく出遅れる。外からも一斉に選手がインへ集中して、前をふさぐ。じゃまやなぁ。

あっ!
「あ」も「い」もない。前に割り込んできた選手の足に自分の足が当たり、左足を強くひねってしまった。瞬間、激痛が走る − 痛い! − スタート直後10m?20m?の地点のことであり、止めようと思えば止めることもできたが、ペースが遅いので付いていけてしまう。こんなことでレースを止めるなんてチームメイトに顔向けが出来ないとも思う。
一歩、一歩毎に痛みが走るけれど(身体が左に倒れそうになる)、無理矢理10番手あたりで1周めを通過する。なんで70秒がしんどいのか!
2周めになり、レースの流れに乗ってきて前に出る。6〜7番手。なんで72秒がしんどいのか!
そこから徐々に前を伺う。残り1周、電光掲示板は3分14〜15秒を示している。まぁまぁ。そこで4番手から3番手に出て、前を追う。スタート直後からここまで無理をせず順位を上げているので、左足の痛みは忘れていた。ラスト150で後ろを見る。すぐ後ろに一人。これを見て、安全のために前を一人抜いて2位に上がった。
「これで予選は大丈夫やろう」
また慢心が生まれた。
その次の瞬間、右と左から選手が抜きにかかる。自分も切り替えようとした瞬間、 − 痛い! − 結局、予選落ちを甘受せざるを得なかった。
レース後
予選落ちが決定する4位でゴールした瞬間、もう満足に歩けなかった。左のスパイクを脱ぎ、右足だけで歩く。
レース後、5分間ほど。着替えて10分間ほどトイレの水道でアイシングする。びっこを引いてしか歩けない。
2時間後には、決勝。チームメイトが2人出る。タイム読みと応援。
[2日目]
捻挫の状態は想像した程ひどくないが、ここで無理する法は無い。
治療・安静に専念。潔く棄権した。
しかし、くやしい・・・