'99世界陸上特集

SEVILLA '99
-THE IAAF WORLD CHAMPIONSHIPS IN ATHLETICS-

大会結果関連ニュース



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1.結果速報・関連ニュース 
2.今日の出場選手群像 


【 結果速報 ・ 関連ニュース 】

(午前)
世界陸上初の4冠を目指すマリオン・ジョーンズ(23=米国)が、女子100メートルで決勝進出を決めた。準決勝2組で10秒83で1位。前回1997年アテネ大会に続く2連覇へ前進した。初日21日の2次予選では今季世界最高となる10秒76の大会新をマーク。同時に走り幅跳びでも6メートル81で決勝進出を決めた。
初日には夫のC・J・ハンター(30=米国)も男子砲丸投げを21メートル79で制しており、夢の「夫婦5冠」も見えてきた。
(午後)
男女100メートル決勝があり、ともに前回優勝のモーリス・グリーン(米=25)、マリオン・ジョーンズ(米=23)が連覇した。

グリーンはスタートで失敗しながらも後半に逆転し、自己の世界記録に100分の1秒に迫る9秒80で勝った。

グリーンの記録にかすんだが、2位のスリンも、世界歴代2位の9秒84と好記録だった。

終盤まで優勝を争い、かわされたのはゴール手前だった。「グリーンを意識しすぎて、走りながらグリーンの方に寄ってしまった。あのミスがなければ……」と悔しがった。
腕の振りなど、まだ矯正する部分もあるという。
「今日より速く走る自信はある。来年を見ていてくれ」
スリンはシドニー五輪で雪辱するつもりだ。

ジョーンズは今季世界最高の10秒70で快勝した。男女いずれも大会新での優勝だった。これでジョーンズは前日に男子砲丸投げで優勝している夫のC・J・ハンター(米)とアベック金メダルとなった。
100メートルでの男子の連覇は第1回から3連覇したカール・ルイス(米)以来、女子は初。
このほか、男子ハンマー投げはカルステン・コップス(ドイツ)が初優勝。

男子400メートルは1次予選があり、小坂田淳(大阪ガス)、簡優好(富士通)が2次に進んだ。
4連覇を狙うマイケル・ジョンソン(31=米国)は2組に登場し、45秒35で2位。軽く1次予選を突破した。M.ジョンソンは大会前にでん部から右太ももにかけての故障が伝えられた。それでも「ペースをうまくつくることができれば、決勝では世界新を狙いたい」と、11年間破られていない記録(43秒29)の更新に強気だった。

女子七種競技はユニス・バルベル(フランス)が6861点の今季世界最高で初優勝した。

【 今日の出場選手群像 】
400メートル1次予選で小坂田と簡が踏ん張った。
各組4着までが無条件で2次に進出できるシステム。
簡は最も高いレベルの争いとなった4組で7位に終わったが、今季自己最高の46秒20というタイムで拾われる形で2次進出。
前半遅れた小坂田は最終の100メートルで3位に上がり、そのままゴール。
男子100メートルの伊東浩司、ハンマー投げの室伏広治の予選落ちで沈む日本チームの落胆ムードを食い止めた。
それでも小坂田は前半を抑えすぎたことをしきりに反省。「2次予選では思い切ったレース運びをしたい」と話した。
400メートル1次予選
「1組」(6)田端健児(ミズノ)46秒42=落選
「4組」(7)簡優好(富士通)46秒20=2次予選進出
「6組」(3)小坂田淳(大阪ガス)45秒94=2次予選進出