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(001223)京都市体育館で全国高校駅伝大会の開会式が行われる

(001223)全国中学駅伝、男は中之条、女は誠之がV

(001221)大阪国際女子マラソンの招待選手にアレム、小旗ら21人

(001217)高橋尚子さん/滋賀・守山市のハーフマラソンに参加

(001212)高橋尚子が2月の丸亀ハーフマラソンに出場へ

(001210)全日本実業団女子駅伝、三井海上が初優勝

(001209)高橋尚子選手があすの実業団対抗駅伝を調整不足で欠場

(001205)男子マラソン/藤田敦史が富士通から特別表彰受ける

(001204)全日本実業団女子駅伝に出場予定のノーリツが欠場

(001203)福岡国際マラソン、藤田が日本最高記録で優勝

(001202)福岡国際マラソンの内外招待選手が抱負語る

(001201)千葉真子引退発表も、現役続行か


- Contents -
 

◆京都市体育館で全国高校駅伝大会の開会式が行われる

男子第51回、女子第12回全国高校駅伝競走大会の開会式が23日、京都市体育館で行われた。
前年優勝の女子・筑紫女学園(福岡)、男子・仙台育英(宮城)を先頭に、北から南の順に男女各47代表校が入場行進。河上一雄・全国高校体育連盟会長が「最近、同じ高校年代には世情を騒がせているさまざまな課題があるが、この大会で『僕たちは、私たちはここに立派に生きている』と全国に発信してほしい」とあいさつした。続いて男子2連覇を目指す仙台育英の江村健太郎主将が「シドニー五輪の女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子さんに負けないよう、21世紀につながるような高速駅伝を展開することを誓います」と宣誓した。
開会式に先立って、京都市の光華女子学園・光風館で開かれた監督会議では、各校の正式オーダーが提出され、男子7区間(42・195キロ)、女子5区間(21・0975キロ)の走者が決まった。24日のレースは女子が午前10時20分、男子は午後0時半に京都市西京極陸上競技場をそれぞれスタートする。
◇男子◇
仙台育英・渡辺高夫監督:2時間4分30秒前後の力はある。相手に関係なく自分たちの走りをしたい。
埼玉栄・徳田博道監督:1区の佐藤には留学生につけと言ってある。2時間5分台、入賞が目標。
佐久長聖・両角速監督:故障者がいて不安だったがようやく上向き。粘り強くつき、見せ場を作りたい。
立命館宇治・荻野由信監督:3、4区が心臓部。序盤は遅れるだろうが、中盤から粘って優勝を狙う。
西脇工・渡辺公二監督:故障者もおり今年は無理。8位以内を目標に来年につながる走りをしたい。
大牟田・大見治夫監督:仙台育英には1区で1分近く離されるだろう。残り6人で追いかけたい。
九州学院・禿雄進監督:抜け出た存在がおらず、総合力で勝負。徐々に順位を上げて8位入賞したい。
小林・横山美和監督:最低でも入賞。できれば優勝を狙う。序盤が勝負。離されないようにしたい。
◇女子◇
仙台育英・渡辺高夫監督:目標は5位以内。戦力的には7、8番だけど、面白い戦いが出来るのでは。
埼玉栄・徳田博道監督:1、2区で入賞ラインの流れをつかみたい。来年、再来年につながる走りを。
立命館宇治・荻野由信監督:1時間7分前後が勝負の分かれ目。もう優勝のシーンしか浮かばない。
須磨学園・長谷川重夫監督:1時間7分を切れる所まで上がっている。あとは選手がやってくれる。
筑紫女学園・河村邦彦監督:池田の復活が大きい。1時間8分30秒以内で10回目の入賞を果たしたい。
諌早・松元利弘監督:1時間8分を切りたい。2区までにトップに立ってくれれば、優勝も狙える。
熊本信愛女学院・山口和也監督:今年は阿蘇品だけでなく総合力のチーム。3位以内を目指す。
神村学園・有川哲蔵監督:雪丸の調子も上がっており、総合力では自信がある。昨年の6位以上を狙う。


◆全国中学駅伝、男は中之条、女は誠之がV

全国中学校駅伝大会が23日・山口県の山口セミナーパークで男子6区間18キロ、女子5区間12キロ)で行われた。全国から男女各48校が出場。
男子は中之条(群馬)のアンカー福田が、残り500メートルで昨年優勝の小見川(千葉)を逆転し、2年ぶり2度目の優勝。
女子は昨年16位の誠之(広島)が、4区間で区間賞を獲得する快走で1区からトップを守り、初優勝を果たした。
【男子】
(1) 中之条(群馬)57分16秒(飯塚、堀口、富沢、茂木、本多、福田)
(2)小見川(千葉)57分26秒(3)熊毛(山口)57分45秒(4)押部谷(兵庫)58分11秒(5)小川(熊本)58分29秒(6)松賀(広島)58分31秒(7)白根巨摩(山梨)58分35秒(8)富士見台(埼玉)58分40秒(9)裾花(長野)58分47秒(10)石巻(愛知)58分52秒
【女子】
(1) 誠之(広島)40分29秒(浦田、江村、山根、井戸、渡辺)
(2)御殿場(静岡)41分17秒(3)島田(山口)41分24秒(4)亀岡(京都)41分43秒(5)水谷(埼玉)42分17秒(6)押部谷(兵庫)42分22秒(7)鎌ケ谷二(千葉)42分28秒(8)中之条(群馬)42分36秒(9)真岡(栃木)42分41秒(10)陽和(三重)42分41秒


◆大阪国際女子マラソンの招待選手にアレム、小旗ら21人

来年8月の世界選手権(カナダ・エドモントン)の日本代表選手選考会を兼ねた大阪国際女子マラソン(来年1月28日)の招待選手が21日、主催者から発表された。
外国選手は、シドニー五輪女子マラソンで6位に入ったエルフィネシュ・アレム(エチオピア)ら8カ国の8人。
国内からは13人が招待され、今年の大阪国際で5位に入った小幡佳代子(東京陸協)、麓みどり(デオデオ)のべテラン勢に若手の堀江知佳(積水化学)らの顔がそろった。全日本実業団女子駅伝で三井海上の初優勝に貢献した、渋井陽子のマラソン初挑戦も注目されそうだ。
世界選手権では、既に女子で土佐礼子(三井海上)、男子では藤田敦史(富士通)がそれぞれ出場権を獲得している。


◆高橋尚子さん/滋賀・守山市のハーフマラソンに参加

シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(積水化学)が17日、滋賀県守山市で行われたハーフマラソン(同市体育協会主催)に参加、京阪神などから参加した約1200人の市民ランナーと琵琶湖岸を走った。
ひざの痛みから先月の国際千葉駅伝、今月の全日本実業団対抗女子駅伝を欠場した高橋だが、この日は小出義雄監督とともにスタートし、約12キロを走った。“Qちゃん人気”で沿道に詰めかけた大勢の観衆の声援を受け、高橋は「久しぶりに走ったので足がガクガクしたが、皆さんと気持ち良く走れた」と笑顔を見せていた。

いくら何でも、ファンサービスで高橋選手、大変そうです。まぁ、最初キロ4分ペースで、後半3分50秒位で行ったという情報もありますから、まぁまぁの練習にはなったのかも知れませんが。なんか、自分の練習する時間がなさそうで、かわいそう。


◆高橋尚子が2月の丸亀ハーフマラソンに出場へ

シドニー五輪女子マラソンの金メダリスト、高橋尚子(積水化学)が来年2月4日に香川県丸亀市などで行われる「第55回香川・丸亀ハーフマラソン」(21・0975キロ)に出場する。大会実行委員会が12日発表した。出場すれば五輪後初の公式レースとなる。

◆全日本実業団女子駅伝、三井海上が初優勝

全日本実業団対抗女子駅伝(10日・岐阜長良川競技場発着、6区間=42・195キロ)
三井海上は1区の坂下奈穂美が序盤から抜け出した。2区で第一生命に先頭を譲ったものの、期待の渋井陽子が3区で区間1位の快走でトップを奪い返すと、5区の土佐礼子がそのままリードを広げ、2時間16分13秒で初優勝を飾った。2位は49秒差でスズキ、3位に前回優勝の沖電気宮崎が入った。シドニー五輪マラソン優勝の高橋尚子が欠場した積水化学は4区のルーキー渡辺芳子が区間最高を出すなど健闘したが7位だった。
(スタート時の気象条件=雨、気温8・2度、湿度93%、北北東の風2・2メートル)
【総合成績】
<1>三井海上(坂下、清水、渋井、大平、土佐、内藤)2時間16分13秒
<2>スズキ 2時間17分02秒
<3>沖電気宮崎 2時間17分10秒
<4>あさひ銀行
<5>デオデオ
<6>東海銀行
<7>積水化学
<8>第一生命
【区間賞】
▽1区(6・6キロ)坂下奈穂美(三井海上)20分40秒
▽2区(3・3キロ)那須川瑞穂(積水化学)、伏見圭代(第一生命)10分24秒
▽3区(10キロ)渋井陽子(三井海上)32分03秒
▽4区(4・1キロ)渡辺芳子(積水化学)13分06秒
▽5区(11・6キロ)小鳥田貴子(デオデオ)37分25秒
▽6区(6・595キロ)川島真喜子(東海銀行)21分04秒


◆高橋尚子選手があすの実業団対抗駅伝を調整不足で欠場

シドニー五輪女子マラソンの金メダリスト、高橋尚子選手(積水化学)が、出場を予定していた10日の第20回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会を欠場することが9日決まった。10日のレース後、岐阜市の長良川国際会議場で開かれる閉会式には出席する。
高橋選手は五輪後、表彰式などが相次ぐ過密スケジュールや10月下旬から再開した練習の疲れが重なり、左ひざの痛みを訴えて先月23日の国際千葉駅伝を欠場。今大会も調整不足で出場を見送った。

積水化学のコーチによると、小出監督は高橋選手が(故障から)治りかけのため無理をしない方がいいと判断、岐阜入りした8日と9日の走りを見て最終的に欠場を決めたという。


◆男子マラソン/藤田敦史が富士通から特別表彰受ける

福岡国際マラソン(3日)で2時間6分51秒の日本最高記録をマークして優勝した藤田敦史(富士通)が5日、東京都千代田区の富士通本社で、秋草直之社長から特別表彰され、報奨金として200万円の目録を受け取った。
スーツ姿の藤田は、快走の様子をレース翌日の4日にビデオで何度も見たという。
「けん制をしてペースが落ちるなどロスも多かった」と反省も感じたというが、「勝ち方や自信を得ることができた。今後もいろいろなレースや、やったことのない場所での合宿など、多くの経験をして世界に出たい」と、改めて今後への意欲を高めていた。


◆全日本実業団女子駅伝に出場予定のノーリツが欠場

10日に岐阜県で開かれる第20回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会に出場予定のノーリツが4日、日本実業団陸上競技連合に「諸般の事情により」として棄権届を提出した。
関西1位のノーリツの欠場により、出場チームは東日本14、中部3、北陸1、関西4、中国3、九州6の計31チームとなった。


◆福岡国際マラソン、藤田が日本最高記録で優勝

3日・午後0時5分スタート◇福岡平和台陸上競技場スタート・ゴール42.195キロ◇気温17.1度、湿度51%、北北西の風2.2メートル
藤田敦史(24=富士通)が、シドニー五輪男子マラソン金メダルのゲザハン・アベラ(エチオピア)を下し、2時間06分51秒の日本最高記録で優勝した。これまでの最高は犬伏孝行(大塚製薬)が昨年のベルリンマラソンでマークした2時間06分57秒。本大会は、来年カナダ・エドモントンで開催される世界陸上の選考レースとなっており、内定基準のタイムをクリアした藤田は、世界陸上出場の座も手に入れた。
前日の記者会見で、8分台を目指すと語った藤田が、大記録を作った。駒大時代から将来を嘱望され、シドニー五輪を目指したが、度重なるケガで選考レースに出場すらできず、福岡国際ににかけていた。
レースは、前半から5キロ15分前後の速いペースで進む。15キロ過ぎから、このペースについていけない選手が1人また1人と脱落していく。28キロの給水ポイントで、藤田は、給水を取らずに先頭に出ると、後はアベラとの一騎打ちに。「トラックでのスプリント勝負ではアベラに勝てない」と藤田は、残り4キロでスパートと勝負を考えていたが、アベラが藤田のスピードについていけない。
40キロ付近では、勝利を確信、日本最高も視野に入ってきた。「藤田、藤田という沿道の大声援が大きな力になった」とリズムが崩れることはない。木内監督が、「出るぞ、出るぞ日本最高」と大声で迎える競技場に藤田は笑顔で戻ってきた。従来の日本記録を6秒上回る快記録での福岡国際マラソン初優勝だった。
犬伏の記録は、高速コースとして評判のベルリンで記録されたもの。ペースを作るラビットといわれる選手が、タイムを刻む中でマークされた日本最高。藤田は、自らレースを作り上げ、日本最高を更新した。シドニー五輪で惨敗した日本男子マラソン界に、大きな光明が見えてきた。
◆国内での日本最高記録は15年ぶり◆
男子マラソンの日本最高記録が国内のレースで更新されたのは、1985年4月のワールドカップマラソン(広島)で中山竹通(当時ダイエー)が2時間8分15秒をマークして、瀬古利彦(エスビー食品)の持っていた2時間8分38秒を更新して以来、15年ぶりの快挙だった。
 
【レース結果】
1.藤田敦史(富士通)2:06:51
[14:54-29:58-45:05-1:00:06-<1:03:28>-1:15:24-1:30:37-1:45:44-2:00:28-2:06:51]
2.李 鳳柱(韓国) 2:09:04
3.A.ベハル(フランス)2:09:09
4.五十嵐範暁(中国電力)2:09:26
5.G.アベラ(エチオピア)2:09:45
6.方山利哉(NTT西日本)2:13:48


◆福岡国際マラソンの内外招待選手が抱負語る

世界選手権(来年8月・カナダ)の代表選考会を兼ねた福岡国際マラソンは3日12時05分から、福岡平和台競技場を発着点とする42・195キロで行われるが、大会を翌日に控えた2日、内外招待選手が記者会見で抱負を語った。
[国内招待選手]
日本選手で最も注目される藤田敦史(富士通)は「目標は最低ラインでも日本人トップとなり世界選手権の代表になること。できれば2時間8分台を出して優勝争いに加わりたい」と言い切った。駒大時代の99年びわ湖で当時の学生日本最高をマークし、昨年の世界選手権では6位入賞した若手のホープ。今回は外国招待選手に実力者がそろったが、「(外国人選手の)表情や汗のかき方で判断し、自分に余裕があれば出ていきたい」と冷静に語った。
初マラソンの98年福岡で2時間10分を切り、今回が2度目のマラソンとなる五十嵐範暁(中国電力)は「悪くても自己ベスト。2時間8分台で日本人トップになりたい」と世界選手権を強く意識している様子。
ヱスビー食品に移籍したばかりの国近友昭は「目標タイムはとくに設定しないけど、流れに乗って先頭集団についていきたい」。
[海外招待選手]
一方、シドニー五輪金メダルのゲザハン・アベラ(エチオピア)は「気候条件がよければ2時間6分台で、1位になりたい」と余裕のコメント。シドニー五輪は24位に終わった李鳳柱(韓国)は「シドニーでは転倒してショックだったが、この大会で立ち直りたい」と復活を誓った。
アベラと、李は五輪後間もないレース、2時間6分台の記録を持つロナウド・ダコスタ(ブラジル)、ゲルト・タイス(南アフリカ)らもベストの状態ではないが、スピードランナーがそろっただけに、気象条件さえよければかなりハイペースな展開になりそうだ。


◆千葉真子引退発表も、現役続行か

11月24日に引退が発表された陸上女子1万メートルの元日本記録保持者、千葉真子(24=旭化成)が、来年1月14日の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)の出場を検討していることが1日、明らかになった。
京都府の監督を務める母校・立命館宇治高の荻野由信監督が「要請をしたことは確かです。できればアンカーを走ってほしい。ただ、走れる段階ではないので、どうなるか分からない」と話した。
7月16日から休職中の千葉は現在、京都府宇治市の実家に帰省中。来年1月15日付で旭化成を退社することが決まり、同社陸上部から発表されたばかり。「健康維持のためにジョギング程度は続けるが、競技者として走る気持ちはありません」との本人のコメントも併せて発表された。
アキレスけんや恥骨などに故障が頻発し、引退に踏み切ったとみられていたが、休職中の千葉は現在、京都府宇治市に帰り、母校の立命館宇治高で後輩たちにまじってトレーニングを続けている。同高の荻野監督は「けがもすっかりよくなって、いい走りをしている。旭化成からの連絡はなかったし、なぜ引退などという話になったのか不思議だ。本人はアテネ五輪のマラソンを目指す、といっている」と話している。
同監督によると、千葉は高橋尚子が小出義雄監督とのマンツーマンで結果を出したことに刺激を受け、新しい環境で4年後を目指したいとしている。「別に宗監督に反発したということはないし、旭化成には感謝している。指導者さえ間違わなければアテネの1番手と私は見ている」
退社前日の来年1月14日に行われる全国都道府県対抗駅伝では、同監督がチームの監督を務める京都の“ふるさと選手”としてアンカーを走る予定。退社後は、旭化成の承諾さえとれれば、地元京都などの実業団チームに移籍の可能性もあり、今後、争奪戦が激化しそうだ。
旭化成の宗茂監督は「続けるというなら、それでもいいのかな。でも、こっちに戻ることは100%ない」とコメントした。