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(000423)兵庫リレー結果速報

(000423)群馬リレー2日目結果・女子砲丸投げで森が日本新

(000422)群馬リレー初日結果・女子棒高跳びは大会新で小野が優勝

(000419)陸上トラックシーズン開幕へ燃える「ヱスビー軍団」

(000418)鈴木博美1万m代表選考会欠場、「シドニー」困難に

(000417)ボストン・マラソン、ケニア勢がアベック優勝

(000416)ロンドンマラソン女子、ロルーペが初V

(000416)競歩の日本選手権で男子の今村が4連覇、五輪確実に

(000411)八木JOC会長、失言認め平謝り

(000409)長野マラソン、男子はワイナイナ、女子はアレムが優勝

(000407)千葉真子選手が春サーキット欠場へ

(000403)高橋尚子選手、練習再開


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◆兵庫リレー結果速報

まだ、情報が殆ど入手できていないので。NHKで放送された分だけ。
女子10000mは川上優子(沖電気宮崎)がラスト200からのスパートで優勝。記録は31分47秒28。まずまずの結果だったが、最後まで3人の集団が崩れなかった辺りに女子長距離陣の充実ぶりが伺える。
男子200mに出場した朝原宣治(大阪ガス)は故障が癒えて久々のレース。ラストの走りに課題を残しつつも、20秒84で優勝。

◆群馬リレー2日目結果・女子砲丸投げで森が日本新

シドニー五輪日本代表選考会を兼ねた日本グランプリシリーズ第1戦、群馬リレーカーニバル最終日は23日、群馬県営陸上競技場で6種目の決勝と混成競技の後半を行い、女子砲丸投げで森千夏(国士大)が16メートル43の日本新記録をマークした。従来の記録は鈴木文(スポーツプラザ丸長―チチヤス乳業)の16メートル22。
同100メートル障害は森本明子(さとえク)が13秒43の好タイムで快勝した。男子400メートル障害は昨年の世界選手権代表の河村英昭(三英社)が、為末大(法大)を抑えて優勝。10種競技は安井亨(筑波大大学院)が制した。

◆群馬リレー初日結果・女子棒高跳びは大会新で小野が優勝

群馬リレーカーニバル第1日(22日・群馬県営陸上競技場)
春季サーキットの開幕戦。女子棒高跳びでは日本記録保持者の小野真澄(ミキハウス)が4メートル00の大会新で優勝した。女子ハンマー投げは、鈴木文(チチヤス乳業)が59メートル40で制した。シドニー五輪男子ハンマー投げ代表の室伏広治(ミズノ)の妹、由佳(同)は4位だった。
○…「練習時から何で体が振り上がんないのか分かんなかった」と女子棒高跳びの小野。本番は4メートルを2度目でやっと越えたが、4メートル10を3度失敗。目標だった五輪参加A標準4メートル30に挑戦できなかった。競技後にビデオを見て、ポールを差し込むボックスにマットが近過ぎ、しなったポールがマットに触れていたのを知った。「助走でも走れていたのでおかしいと思った。気付かない自分がいけない」と悔しそうだった。
◇…1位記録…◇
【男子】
▽四百メートル山村貴彦(日大)46秒30▽五千メートルフランシス・ムヒア(平成国際大)14分2秒29
【女子】
▽四百メートル杉森美保(東京芸学大)55秒08▽棒高跳び小野真澄(ミキハウス)4メートル00=大会新▽ハンマー投げ鈴木文(チチヤス乳業)59メートル40

◆陸上トラックシーズン開幕へ燃える「ヱスビー軍団」

トラックシーズンが、今週末から始まる。23日の兵庫リレーカーニバルでは男子一万メートルがシドニー五輪代表選考の重点種目に指定されているが、並々ならぬ意欲を燃やしているのがエスビー食品勢。マラソンでは故障者の続出もあり、五輪内定者はいまだなし。かつて「エスビー軍団」と称された名門の、巻き返しはなるか・・
兵庫に挑むのは、渡辺康幸(26)、花田勝彦(28)、平塚潤(31)の3人。
4年前のアトランタ五輪で、一万メートルの代表だった渡辺は、左足の故障で五輪のスタートラインに立てなかった。そして、マラソンでの代表を目指した今回は、左アキレスけんの故障で、代表選考会に参加することすら出来なかった。
「またかと、正直つらかった。だけど、すぐ気持ちを切り替えた」
2月後半から、練習を再開した。トラックへの切り替えには期間が短かったが、「今後マラソンを目指すにも、つまづきの始まりになった五輪に出てスタートラインにつきたい」という、五輪への強い思いで選考レースに間に合わせた。ライバルには、自身が持っていた箱根駅伝2区の区間記録を破った三代直樹(富士通)もいるが、「自分の走りを見せるだけ」と気負いなく勝負の時を待つ。
主将の平塚も、五輪への思いでは渡辺に負けない。4年前の選考会では、その渡辺に約1秒差で敗れて五輪切符を逃した。昨夏に早々と一万メートルに照準を定めたのも、「何としても初の五輪に出たかったから」。さらに、昨年8月の父、進さんの急逝したことが、その思いを募らせた。
「期待してくれてたし、父のためにも五輪は絶対出たい」
アトランタ五輪一万メートル代表の花田も、故障でマラソンを断念した。「4年間何をやってきたのかと自問自答した日々もあった」が、3月末にイメージする走りが出来るようになったという。ベテランとしてチームの不振も気にかかる。
「今回はチームとしての力が問われる大会。不振のイメージを払拭する走りをしたい」
三者三様の五輪への思いを抱え、エスビートリオが兵庫を目指す。

◆鈴木博美1万m代表選考会欠場、「シドニー」困難に

女子一万メートルの日本記録保持者で1997年世界選手権女子マラソン金メダルの鈴木博美(31)(積水化学)がシドニー五輪の代表選考会となる春季サーキットを欠場することが18日、明らかになった。足の故障などが理由で、シドニー五輪への出場はかなり難しくなった。
鈴木はマラソンの代表入りを狙って昨年11月の東京国際に出場したが、9位に終わった。
春季サーキットでは今月23日の兵庫、来月5日の水戸にエントリーしていたが、調子が上向かないため欠場を決めた。

◆ボストン・マラソン、ケニア勢がアベック優勝

104回目を迎えたボストンマラソンが17日、マサチューセッツ州ボストンの片道コースで約1万7800人が参加して行われた。
男子はエライジャ・ラガト(ケニア)が2時間9分47秒で、女子はキャサリン・ヌデレバ(ケニア)が2時間26分11秒で制し、ともに初優勝。ケニア勢は男子では91年以来10連覇、女子は初Vとなった。大会史上初の4連覇を狙った女子のファツマ・ロバ(エチオピア)は終盤息切れして3位。
日本勢の最高は男子が前田了二(本田技研)の15位。女子は中坂仁美(茨城陸協)の52位。
男子は、ゴール前の直線までラガト、ゲザヘンゲ・アベラ(エチオピア)、モーゼス・タヌイ(ケニア)がデッドヒートを繰り広げたが、ラガトが2人をわずかにかわしてゴール。アベラも同タイム、タヌイもわずか2秒遅れだった。
女子は、ヌデレバが、アトランタ五輪優勝のロバに35キロ手前で並び、41キロ過ぎでスパートして振り切った。
(スタート時の気温6・7度)
ケニアにまた1人、強力なランナーが現れた。キャサリン・ヌデレバ。27歳のママさんランナーだ。アトランタ五輪金メダリスト、ロバを破っての優勝は前日のロンドンに優勝した世界最高記録保持者、ロルーペらと肩を並べるのに十分な資格だろう。
ヌデレバ側は当初、ケニア女子の五輪選考レースはボストンとみていた。そのため、ボストンの主催者と契約、先月20日からは寒さに慣れるため、米国で合宿に入った。だが直後に代理人の下へ「選考レースはロンドン。上位2人を代表に決定」の連絡。思案の末、慌てて予定を変更するより、様々なレース結果を参考に決まる「3人目の枠」を目指すと決めた。しかし、レース当日、今度は古傷の左足首に違和感を覚えた。足を気にかけながら、中盤までは自重した。これが終盤に生きた。一時はロバに40秒以上離されたが、「気にならなかった。オーバーペースで6位になった去年より、今年はスタミナが温存されていた」。足の不安が消えた30キロ付近から追い上げ、35キロから並走、41キロ付近で寒さのために足の止まったロバを突き放して一気にゴールイン。
五輪代表の発表は今月下旬。だが、彼女は言った。「金メダリストに勝ったのよ。絶対シドニーに行けるはず」

◆ロンドンマラソン女子、ロルーペが初V

世界の一線級が顔をそろえたロンドンマラソンは16日、女子が午前9時(日本時間午後5時)、男子は30分遅れでスタート。女子は世界最高記録保持者のテグラ・ロルーペ(ケニア)が2時間24分33秒で初優勝を果たした。2位はリディア・シモン(ルーマニア)、3位はジョイス・チェプチュンバ(ケニア)。日本の寺内多恵子(資生堂)は出場しなかった。
男子は中盤から独走したアントニオ・ピント(ポルトガル)が世界歴代5位となる2時間6分36秒の大会新記録で3年ぶり3度目の優勝。2位は昨年優勝のアブデルカデル・エルムーアジズ(モロッコ)、3位は世界最高記録を持つハリド・ハヌーシ(同)だった。
(男子スタート時、快晴、7・8度、湿度74%、南の風2・1メートル)
◆世界最高記録保持者の実力見せる◆
ロルーペが世界最高記録保持者の力を見せつけた。快晴、微風の絶好のコンディションだったが、前半は強豪同士がけん制し合い、先頭集団が2人のペースメーカーから百メートル以上も遅れる珍しい展開。中間点での計時が1時間14秒12秒と、この時点で新記録への挑戦の期待は消えた。
興味は勝負へ。ロルーペは35キロ過ぎから5人の先頭集団を抜け出し、ロンドン塔を左に見ながらスパートした。1メートル53、40キロの小鳥のような体つきながら、上下動のない走りのスピードは抜群。昨年の大阪国際では22秒差で敗れたシモンの追走を振り切り、トップでゴールインした。
2年前のロッテルダム、昨年のベルリンと2度の世界最高を出しながら、どちらも男子選手の伴走を受けてのものだったため、ロルーペの記録には疑問符をつけるむきもあった。今大会の資料にも、世界最高として、ロルーペの記録と並んで、昨年の東京国際での山口衛里の2時間22分12秒が「女子のみのレースの最高」として掲載されているほど。
本人もレース前に「女子と走っても速いということを証明しなければ」と話していた。シモン、チェプチュンバという強豪を抑えてのこの日の勝利は、その実力が本物であることを改めて証明した。シドニー五輪でも、日本勢の強力なライバルとなりそうだ。

◆競歩の日本選手権で男子の今村が4連覇、五輪確実に

競歩のシドニー五輪最終選考会、日本選手権男子50キロ兼全日本競歩大会は16日、石川県輪島市の公認周回コース(1周2キロ)で行われ、日本競歩陣のエース今村文男(33=富士通)が、男子50キロで執念の4連覇を果たし1992年バルセロナ五輪以来2度目の五輪代表の座を確実にした。1週間前からの貧血を気力で克服。2年前に樹立した日本最高記録には3分42秒及ばなかったが、3時間53分20秒で五輪入賞候補のメンツを保った。4連覇は大会初。
女子20キロでは19歳の川崎真裕美(海老沢製作所)が1時間35分57秒で日本人最高の2位に入る健闘を見せた。日本最高記録保持者の三森由佳(綜合警備保障)は3位となり、五輪出場は微妙となった。交通事故の大けがから復活した板倉美紀(24=金沢学院大ク)は、自己ベストを3分39秒更新する1時間36分48秒で日本勢3番の4位に入った。
男女二十キロの優勝は、メキシコから招待されたサンチェス兄妹だった。
◆33歳、「最後のチャンス」思って抜き返す◆
古い町並みのコースを25周もしなくてはならないのに、12、3周目から今村の意識は薄れてきた。貧血のせいだった。景色までぼんやりする中、遠くにある五輪だけを目標に歩いた。
35キロで原に抜かれた。
「離されず、ついていこう」と、自分に言い聞かせる。
40キロで冷たい雨が降ってきた。体が冷え、ふるえが止まらなくなった。それでも必死に足を進め、45キロで再び原を抜き返した。
バルセロナ五輪は18位。しかし、出場確実と言われていた前回のアトランタ五輪は最終選考会で小坂忠広(デサント)に破れ、代表を逃した。「国内では勝ち続けているというおごりがあった」と振り返る。
33歳のベテランは、今回「最後のチャンス」だと考えていた。貧血は、大会直前まで激しいトレーニングを続けたことが原因だった。
倒れ込むようにゴールすると、しばらく動けなくなった。「15年間競歩をやってきたけど、まだまだ勉強不足。ただ、ゴールできたのは、精神的な部分で自分に勝てたからかもしれない」。気の遠くなるようなレースの末に、確かな自信を手に入れた。

 

◆八木JOC会長、失言認め平謝り

アフリカのマラソン選手に対して人種差別ともとれる発言をした日本オリンピック委員会(JOC)の八木祐四郎会長(70)が11日、記者会見を開き、失言の事実を認めて全面的に謝罪した。八木会長は「発言そのものが不適切だった。おわびしたいと思うし、反省もしている。極めて思慮が足りなかった。私もJOCも(人種)差別的な考えは持っていない」と話した。
関係者によると、八木会長は、10日に長野市で開かれた長野オリンピックムーブメント推進協会の理事会で失言した。9日に行われた第2回長野マラソンに触れ「黒いのばかりに(優勝を)取られちゃかなわない」と発言。この後、慌てて「今のはなかったことにしてほしい」と話したという。
長野マラソンでは、男子は1〜4位までアフリカ勢が占め、女子もエチオピアのアレムが優勝した。日本はシドニー五輪を控えるため、有力選手が参加していなかった。八木会長は発言は理事会前の雑談の中であったことも強調した。

◆長野マラソン、男子はワイナイナ、女子はアレムが優勝

1998年の冬季五輪開催を記念した第2回長野マラソンは9日、長野県山ノ内町のオリンピックメモリアル聖火台前をスタート、長野市内の長野オリンピックスタジアムをゴールとする42.195キロのコースで、内外の招待選手32人を含む3770人が参加して行われた。
男子は96年アトランタ五輪銅メダリストでケニア出身のエリック・ワイナイナ(コニカ)が30キロ過ぎから独走し2時間10分17秒で優勝。女子は、昨年2位のエルフィネッシュ・アレム(エチオピア)が2時間24分55秒で、連覇を狙ったワレンティナ・エゴロワ(ロシア)を振り切り雪辱を果たした。
日本勢では、女子で19歳・社会人2年目の堀江知佳(積水化学)が初マラソンながら2時間29分12秒で4位と健闘。男子では米原正人(アラコ)の6位が最高だった。

◆千葉真子選手が春サーキット欠場へ

1997年世界選手権女子一万メートルの銅メダリスト、千葉真子(旭化成)が右足の故障のため、シドニー五輪の代表選考会となる春のサーキットを欠場することが7日、明らかになった。トラック種目の代表選考会は7月16日の南部記念まであるが、五輪出場はかなり苦しくなった。
千葉は96年アトランタ五輪一万メートルで5位となり、シドニーはマラソンでの代表入りを狙っていたが、昨年11月の東京国際は5位に終わり、再挑戦を目指した今年3月の名古屋国際も故障で欠場していた。

 

◆高橋尚子選手、練習再開

シドニー五輪女子マラソン代表の高橋尚子(27=積水化学)が3日、丸2週間のオフを終え千葉・佐倉市で練習を再開した。先月12日の名古屋国際女子マラソンで代表キップを収めた高橋は、同19日の松江レディース・マラソン(3キロ、10キロ)に出場。その後は故郷の岐阜市などでリフレッシュ休暇に充てていた。
トラック種目での五輪出場を目指す鈴木博美(31)らを気遣い、報道陣に取材お断りを入れての始動。練習は午前、午後の2回。ジョギング程度だったが、全員でスタートした朝練習では1番で戻ってきた。
「ベスト体重(45−46キロ)に戻ってきたし今走れば2時間20分は切れるんじゃないか」と小出義雄監督(60)がご機嫌の様子で話せば、高橋本人も「名古屋の時より体調はいい」と話した。