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(000915)女子マラソン勢3人そろう。高橋、市橋がシドニー入り

(000913)ブルガリアの女子陸上選手から陽性反応

(000909)スーパー陸上、室伏がハンマー投げで日本新!

(000905)山口衛里選手が先陣切りシドニーへ到着

(000902)日本学生陸上。五輪代表の川畑、男子100で10秒11

(000901)ベルリン大会100m、グリーンが今季世界最高

(000901)日本学生陸上、男子棒高跳びは木越が2度目の優勝


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◆女子マラソン勢3人そろう。高橋、市橋がシドニー入り

シドニー五輪陸上で金メダルを狙う女子マラソンの高橋尚子(積水化学)、市橋有里(住友VISA)が15日朝、相次いでシドニー入りした。これで、すでに今月上旬からシドニー市内で最終調整を続けている山口衛里(天満屋)とともに「史上最強」と期待される3選手がシドニーにそろった。
高橋は、高地練習を積んできた米国コロラド州から午前6時半に到着。長旅にも疲れを見せず「(日本の皆さんの)金メダルを期待する波に乗って、私も楽しみたい」と笑顔。目標を聞かれると、昨年のセビリア世界選手権を故障で欠場した経緯があるからか、「けがをせずにスタート地点に立ちたい」と話した。

約1時間半後、成田発の日航機でシドニー空港についた市橋も好調そう。「プレッシャーというより、ほどよい緊張感がある。自分を見失わずにしっかり走りたい。表彰台の一番高い場所を狙いたい」と意欲を見せた。


◆ブルガリアの女子陸上選手から陽性反応

シドニー五輪ブルガリア代表の女子陸上選手、イバ・プランジェバ(28)が、ドーピング(禁止薬物使用)検査で筋肉増強剤のナンドロロンに陽性反応が出ていたことが13日、明らかになった。
豪州のABC放送によると、プランジェバの陽性反応は、先月行われたロンドン国際グランプリで検査を受けた結果という。ブルガリア陸連は、1週間以内に行われる再検査で陽性が確定した場合でも、プランジェバの五輪出場を求める予定だが、現実には出場は困難になった。
プランジェバは、1996年アトランタ五輪で三段跳びで4位、走り幅跳びで7位となったが、薬物検査で陽性反応が出て記録を取り消され、2年間の出場停止処分を受けた。昨年の世界選手権(スペイン・セビリア)では三段跳びで5位入賞を果たし、シドニー五輪でもメダル候補。

 

◆スーパー陸上、室伏がハンマー投げで日本新!

太洋技建スーパー陸上(9日・横浜国際総合競技場)
シドニー五輪の壮行会を兼ねたスーパー陸上2000は9日、横浜国際総合競技場で男女22種目の決勝が行われ、男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)が2投目に自らが今年7月の南部記念で出した80メートル56の日本記録を52センチ更新する81メートル08を出して優勝。昨年の世界陸上覇者カルステン・コップス(ドイツ)ら各国の強豪がそろう中、順調な仕上がりをみせた。
男子の日本勢は、学生が健闘した。100メートルは川畑伸吾(法大)が10秒25で、日本記録保持者の伊東浩司(富士通)、朝原宣治(大阪ガス)の2強を抑え2位。伊東浩司(30=富士通)は、男子100メートルで10秒26の3位だった。同200メートルの末続慎吾(東海大)は20秒26の学生新を出し、2位に入った。400メートルは山村貴彦(日大)が五輪標準記録A(45秒80)を突破する日本歴代2位の45秒03をマーク、シドニー五輪の同種目出場が有力になった。四百メートル障害の為末大(法大)も48秒47の日本学生新を出した。四百メートルリレーの日本(川畑、伊東、末続、朝原)は2、3走でバトンパスに失敗して棄権した。

女子3段跳びはタチアナ・レベデワ(ロシア)が今季世界最高となる世界歴代2位の15メートル32をマーク。5000メートルの弘山晴美(資生堂)は序盤のスローペースに苦戦し、15分23秒64で5位だった。

◆山口衛里選手が先陣切りシドニーへ到着
シドニー五輪で金メダル獲得の期待がかかる日本の女子マラソン勢の先陣を切って、山口衛里選手(天満屋)が5日朝、シドニーに到着した。
日本選手の到着は山口選手だけだったが、シドニー空港には50人を超える報道陣が集まり、一時混乱状態となった。山口選手は驚いた様子で取材には応じず、そのまま出迎えの車へ乗り込んだ。山口選手は選手村には滞在せず、シドニー郊外に宿舎を借りて24日のレースに備える予定で、天満屋の武冨豊監督(五輪代表コーチ)は「シドニー市内で調整する。場合によってはコースの下見もしたい」と話した。
◆日本学生陸上。五輪代表の川畑、男子100で10秒11
日本学生対校選手権・2日目
第69回日本学生対校選手権第2日は2日、東京・国立競技場で男女12種目の決勝と混成競技の後半があり、男子100メートルでシドニー五輪代表の川畑伸吾(法大)が日本歴代3位にあたる10秒11で快勝した。末続慎吾(東海大)も10秒19の好タイムで2位に入った。
同400メートル障害は為末大(法大)が自己記録を0秒15更新する48秒84の大会新で3連覇。同400メートルリレーでは小島茂之をアンカーに配した早大が38秒91の日本学生新で4連覇を果たすなど、五輪代表組の活躍が目立った。
女子では、100メートルを制した二瓶秀子(福島大大学院)が400メートルリレーにも45秒31の日本学生新で勝って2冠を手にした。
◆ベルリン大会100m、グリーンが今季世界最高
ゴールデンリーグ第7戦、ベルリン大会は1日、ベルリンで行われ、男子100メートルはモーリス・グリーン(米国)が今季世界最高となる9秒86の好タイムを記録し、第4戦のチューリヒ大会から4連勝とした。ドノバン・ベーリー(カナダ)は10秒20で6位と振るわなかった。
男子400メートルはマイケル・ジョンソン(米国)が45秒00で優勝、男子1500メートルはヒシャム・エルゲルージ(モロッコ)が3分30秒90で制した。女子100メートルはマリオン・ジョーンズ(米国)が10秒78で優勝した。
◆日本学生陸上、男子棒高跳びは木越が2度目の優勝
日本学生対校選手権第1日(1日・国立競技場)
第69回日本学生対校選手権は1日、東京・国立競技場で開幕し、第1日は男女9種目の決勝などが行われた。シドニー五輪・男子短距離代表の川畑伸吾(法大)と末続慎吾(東海大)が100メートルに登場し、準決勝で川畑伸吾(法大)が10秒44、末続慎吾(東海大)が10秒51で決勝に進むなど、そろって元気なところを見せた。400メートルリレーに出場した小島茂之(早大)も2日の決勝へ進んだ。
男子棒高跳びは5メートル51の日本学生記録を持つ木越清信(筑波大大学院)が3年ぶり2度目の優勝。同1万メートルはジョン・カーニー(平成国際大)が28分24秒44の大会新で勝ち、マラソン学生最高記録保持者の佐藤敦之(早大)は28分47秒48で3位だった。女子400メートルは杉森美保(東学大)が54秒88で2連覇を果たした。
○…1位記録…○
【男子】
400m:小林稔(日大)46秒78
1500m:徳本一善(法大)3分47秒46
10000m:ジョン・カーニー(平成国際大)28分24秒44=大会新
棒高跳:木越清信(筑波大)5メートル40
三段跳:渡辺容史(筑波大)16メートル14
円盤投:保田豪(国士大)49メートル36
【女子】
400m:杉森美保(東学大)54秒88
1500m:佐藤香里(京産大)4分27秒48
円盤投:池田理恵(筑波大)47メートル79