(00/10/13)

-Sydney2000- 代表選手たちの 夢の 跡...

〜 シドニー五輪、印象に残った選手投票状況 〜

皆さん、投票どうもありがとうございます。
約100票が集まった時点での状況を、軽く&勝手に管理人が分析・評価してしまいたいと思います。

断然トップ! :

高橋尚子選手(女子マラソン金メダル) 
巷の評判と同じく、やっぱり高橋尚子選手が独走状態ですね。
完全なレースコントロール、五輪新記録、あの素晴らしい笑顔。どれを取っても今回のオリンピックは彼女のものであったと言えるでしょう。マラソン日本最高記録を樹立した98年のアジア大会では、同じくアジア最高で最高の輝きを見せた伊東浩司選手に私は軍配を上げましたが、今回はもう「文句なし」なんでしょうね。
でも、国民栄誉賞だとか、商品価値ウン兆円だとか・・・
いちいちやかましいマスコミや普段陸上競技と関係ない人たちの狂騒が、彼女の陸上人生を狂わせてしまわないか、個人的にはとても心配です。
壮絶な2位争い :
高岡寿成選手(男子10000m、7位入賞−5000m、1?位)
伊東浩司選手(男子100m,200m準決勝−4x100mR、6位入賞)
やはり男子の牽引車的役割を果たした2選手が当然?のようにこの位置ですね。

10000m、5000mで圧倒的という先入観を持ってみていたアフリカ勢に伍して見事な走りを見せた高岡選手には感動すら覚えました。この選手とかつて大学生の時は同じレースで走っていた自分を(ずいぶん後ろですが)ちょっと誇らしく思ったりなんかして。
アテネはマラソンで狙う!と現役続行宣言をしてくれた高岡選手の4年後を、静かに期待しましょう。

そして日本短距離を背負って、本当にひどいプレッシャーだったと推測する伊東選手。一次内定選手だっただけに、余計に今シーズンの出遅れは精神的重圧になったことでしょう。現役続行か、引退か。10月中を目処に結論を出す、という報道がなされていますが。もう20年ちかく見てきた者として、NET上のこんなトコですが「ひとまず、おつかれさまでした」と言いたい。
そしてもし、彼が現役を続けてるのであれば。自分もまた、負けられない。

4位集団 : 
室伏広治選手(男子ハンマー投げ、9位)
山口衛里選手(女子マラソン、7位入賞)
末続慎吾選手(男子200m準決勝−4x100mR、6位入賞)
ここにはファイナル1桁順位の3選手。ただ、残念ながら3選手とも「華々しい活躍」で印象に残ったとは言えないのでしょうね。

シドニーまでのグランプリ結果からも、直前のスーパー陸上の結果からも、あろうことかメダルの期待を負わされてしまった室伏選手。シドニー直後のGPファイナルで見事2位に入り、鬱憤を晴らしてくれたことがとても嬉しい。

そして「マラソン3人娘」としてずいぶんな期待を浴びてしまった山口選手。給水でロルーペ選手にひっかかって転倒しつつも、後半追い込んでの7位には驚いた。さすがは山口選手だ!今回は高橋尚子選手の陰に隠れてしまった感があるが、転倒しても世界の7位である。すばらしい。

末続選手には、いつも「ぞくぞく」させられる。今春の関東インカレ200m決勝では目の前で学生新を出され、背筋がぞくぞくしたし、今回の4x100mR決勝の走りには感動させられた。ひとは、肉離れしても「気持ち」で走りきれるものなのか・・・
多分、今季の彼はもうだめだろうが、来年以降がある。是非、伊東・朝原両選手の次に輝く星になって欲しい。

Best8圏内 : 
為末大選手(男子400mH予選)
小坂田淳選手(男子400m二次予選−4x400mR準決勝)
山崎一彦選手(男子400mH予選)
花田勝彦選手(男子10000m、1?位−5000m予選)
 

こりゃ、投票しなくっちゃ!

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