発行人の松本淳は奇特な人である。最近自家菜園を造るまでは野に咲く草花を主食にしていたらしい。私はその自家菜園を微力ながらお手伝いさせていただいているのだが、いかんせん素人に毛が生えた程度の知識でやっているので、たまに隣の畑のプロの農業経営者が来て忠告してくれるアドバイスは、いかに少ない面積で生産効率を上げるか等、第二次産業の工場経営となんら変わることはない。効率優先の社会のあり方に対して疑問を持ちつつ就農したが、やっぱり効率だった。どこかのんきに暮らせる所はないものか？
さて百姓天国だが、新規就農者の憩いの雑誌になっていて良いと思う。これから就農したいけれどどうやって農業をやっていけばいいのかわからないという人は、まずこの本を読んで近所の受入施設を探して訪ねてみっちり農業の訓練をしたらいいのではないか。
第１集〜第１３集（各１０００円）は一般書店でも扱っておりバックナンバーを取り寄せ可能。その後経営収支がきびしくなったらしく、百姓天国Newsと銘打って廉価で再出発をはかっている。こちらは一般書店では扱っていないので購読希望者は、下記住所に連絡のこと。販売協力者（置いてくれる店とか）も募集中だそうです。
地球百姓ネットワーク事務局
６２０−００４６京都府福知山市中央通南本町１３４Ｆｕｊｉビル３階ＭＩＴ
百姓天国の表紙にあいかわけいの写真が採用されました。
が、しかし。お盆明けの印刷所はインクのノリが悪く、とても表紙としては見栄えの悪い物になってしまいました。印刷屋さん。いいかげんにせい。と、いうわけで、このページを覗いて下さった皆さんには、また今度カラー高画質で、今回の百姓天国の表紙を公開いたします。
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