鉢   なるべく寒蘭用の鉢を用意して下さい。

      (小苗、芋吹きの水苔及び砂植えには

       駄温鉢、プラ鉢その他使用可能)


 用土   市販の用土(日向、鹿沼、焼き土など)

       を3種以上で混合するようにすればまず

       間違いはないと思います。


  

 植え方 親指大の底土を使用すれば、大、中、小

       順番でも、大、中、小混合植えでも

       各自の好みでいいと思います。


 灌水  昔から水やり3年といって、灌水の難しさを

       表現していますが、あまり難しく考えないで

       鉢の表面が乾いたら灌水をして下さい。

       ポイント   

        5〜10月頃の間は鉢の熱がさめる夜間、

       11〜4月は気温の上がり始める午前中 

       鉢底からどんどん水が流れるほど、たっぷり

       と灌水します。


 肥料   肥料もあまり難しく考えないで、適期(4〜6

       9〜11月)に薄い液体肥料を与えればいいと

       思います。

      尚、花が付くと思われる成株には、6月以降

      どんな肥料も与えないで下さい。

       花色に影響を及ぼします。


 消毒   市販の殺菌、殺虫剤を毎月1回施して下さい。

       共に使用注意書きをよく読んで使用して下さい。


 植替え 一般には春、秋の彼岸頃といわれています。

      しかし盛夏、厳冬以外はいつ植え替えてもとくに

      問題はないと思います。

      要は、植替え後の管理が大事なんです。

 

       以上、寒蘭栽培に関する必要事項を簡単に

       述べてみました。

  東洋蘭原種の横綱、寒蘭を終生の友として

  また、日本の侘び寂びをそして、自然美を

   観賞できる寒蘭をこの機会にぜひどうぞ。