不動の滝のところから階段を上るとそこに等々力不動尊があります。
画像は不動尊を正面から見たもので、不動の滝のところから上ってくると画像の左奥の方に出ます。
平安時代の末に、真言宗中興の祖である興教大師覚鑁上人が不動尊を安置したのが始まりとされ、現在は真言宗の名刹満願寺の別院になっています。
境内にある見晴台からは渓谷の緑を一望できます。
春には桜が美しく咲き、秋には紅葉のすばらしい景色となります。
不動尊の横の道からは、弁天堂明王台へ行くことができます。
弁財天は、音楽・智恵・財物の神として吉祥天とともに広く信仰されている女神です。由来はインドの水(河)神と言われ、そのため多くは水辺あるいは島に祀られています。ここの弁天堂も小さな池を設けその中の島に建立されています。
先ほどの不動の滝わきの階段を戻り、渓谷沿いに歩くと程なく住宅地に出ます。
入り口の階段を降りてから一キロ弱続いてきた等々力渓谷公園もここでお終いとなります。
谷沢川はこの先さらに住宅地を流れていき、多摩川に合流します。