紀元二千六百年祝典記念章

 我が国の建国由来は神代を含め古事記や日本書紀に記されており、神武天皇が橿原宮で第一代天皇に即位され建国となりました。
 昭和十五年はこの建国から数えて2600年目にあたり、昭和十五年二月十一日の紀元節(現建国記念の日)に盛大な式典が執り行われました。
 これを記念して昭和十五年七月に制定された物が紀元二千六百年祝典記念章です。
 記念章は、紀元2600年の紀元節祭や式典に参列あるいは要務に携わったことを表章するもので、材質はアルミニウム青銅製、表には菊花御紋章と賢所・皇霊殿・神殿の宮中三殿、皇居二重橋がデザインされ、裏には「紀元二千六百年祝典記念章 昭和十五年」とはいります。箱の上蓋には「紀元二千六百年祝典記念章」とあります。

記章 表

記章 裏
菊花御紋章に、賢所、皇霊殿、神殿及び宮城の意匠。 縦書きで「紀元二千六百年祝典記念章」その下に右から昭和十五年。

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