戦捷記章

 戦捷記章は大正三年乃至九年戦役の同盟、および連合国勝利記念の国際表章として、大正九年九月の戦捷記章令によって制定された物で、表には武甍槌神像を表し、裏は桜花と地球の図と日本、合衆国、連合王国、フランス、イタリアの各国旗の図、および「文明擁護之大戦 同盟及聯合國 自大正三年 至大正九年」と入ります。箱上蓋には「戦捷記章」とあります。この記章の特徴は、第一次世界大戦に参加した全ての連合国が、同じ模様の綬を使用していることです。そのため、記章自体の意匠は各国によって異なるものの、綬を見れば「戦捷記章」であることがわかるようになっています。

記章 表

記章 裏
天照大御神の命を受けて出雲に降臨し、大国主命に国譲りをさせた神であり、また、神武天皇の東征の際に神剣を献上した武甍槌神の意匠。 地球を囲み各国の国旗の意匠、「文明擁護之大戦 同盟及聯合國 自大正三年 至大正九年」とはいる。

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