九七式艦上攻撃機
南太平洋海戦

 ガダルカナル島をめぐり日米が激戦を展開している昭和十七年(西暦1942年)十月下旬、ガ島での帝國陸軍の総攻撃を支援するため、近藤信竹中将率いる第二艦隊とこれを援護する南雲忠一中将率いる第三艦隊が出撃しました。十月二十六日、アメリカの機動部隊を発見した第三艦隊は艦載機によって六次にわたる波状攻撃を実施、「ホーネット」を撃沈し「エンタープライズ」を中破させるなど、太平洋での作戦可能なアメリカの空母をゼロにまで追いこみます。
 これは「ホーネット」を攻撃に向かう「九七式艦上攻撃機」を捉えた写真で、戦闘中のアメリカ艦隊から撮影された物です。

アメリカ重巡洋艦の頭上を越え「ホーネット」攻撃に向かう「九七式艦上攻撃機」。機体下部に航空魚雷を抱いているのが確認できます。

■閉じる■