大日本國防婦人會旗

 

 大日本國防婦人會は、大阪市港区市岡の約40名の女性により昭和七年(西暦1932年)三月に國防婦人會として発足し、同年十二月には数万人を擁する全国規模の組織へと発展しました。
 主に出征兵士の送迎、傷病兵や英霊の出迎え、出征兵士の家族への支援など多岐にわたる活動を展開し、会員数は二年後には百万人を超え、昭和十六年には約九百万人に達する規模となります。
 昭和十七年二月に他の各婦人団体とともに「大日本婦人會」へ統合しました。
 大日本國防婦人會は地区ごとにその旗を持っており、展示の物は兵庫県川辺郡宝塚(現・兵庫県宝塚市)にあった分会の物です。旗は両面からあわせた物で房は紫色となっています。

旗竿側下部には分会名が入ります。 赤地の中央に大日本国防婦人会の会章が入ります。

■閉じる■