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■ ■ ■ DDIIについて ■ ■ ■
『DDII』に関するあれこれです。試作段階につき、
●キャラクター プレイヤーは、「戦士」「盗賊」「魔術師」という3つのクラス(冒険者としての職業)の中から主人公となるキャラクターを作成し、ゲームをスタートします。....というのは前作の全く同じです(笑)。クラスを増やすことも考えたのですが、今回は余裕がないために見送りです。しかし、前作より、クラス間の違いがよりはっきり出るようになった....はず(笑)。とはいえ、成長のさせ方次第で、どんなキャラクターにもできるのが「DD」の特徴。
●ダンジョン
前作ではダンジョンの構造は階層ごとに異なっていましたが、今回のダンジョンは全て15×15の正方形ダンジョンになっています。ダンジョン画面の描画方法も変更し、キャラクターの「現在座標」も表示。より「ダンジョンらしく」なり、より自由に歩くことができます。ダンジョン内で待ち受ける、罠や宝箱などのイベントもより整備。「回転床」「ワープ」「能力変化の泉」「エレベータ」など、様々なイベントを用意。
●アイテム
登場するアイテムの豊富さも前作の売りのひとつでしたが、今回もそれを引き継いでいます。武器に関する詳細データも一新して、新たに「刀剣/斧/鈍器/竿状武器/弓」という種類わけを採用。もちろん「N」「S」「M」「+1〜」「V」などの武器マークも健在。新たに追加したものとしては、「B」(聖職者の手で祝福されたアイテム:威力増加、銀製アイテムと同様の効果)/「G」(ドワーフの鍛冶屋に鍛えられた武器:威力増加)などがあります。
●魔術
個々の魔術に対して、新たに「魔術レベル」を導入しました。これは簡単に言えばその魔術にどれだけ精通しているかを示すもので、「魔術レベル」の高い魔術はそれだけ大きな効果を出すということです。前作では、魔術の効果は「キャラクターの魔力」次第でしたが、今回は「魔術レベル+キャラクターの魔力」てなことになります。
●戦闘モード
外見上はほとんど変わっていません(笑)。相変わらずな感じです。戦闘方法も前作と同じ、キャラクターとモンスターとの1対1勝負で、位置関係を考えながらコマンドを実行します。
●Images&Sounds
上でも書いたように、戦闘ではモンスターのカラーピクチャが、メイン画面ではイベントに遭遇するとモノクロピクチャが表示されることがあります(全部ではないところが情けない)。ただし、どちらもヘボいので(笑)、ピクチャの表示/非表示の設定も、ゲームの初期設定で変更できます。
![]() ↑「クリーピングコ●ン」大好き!なので、こういうのも登場します(笑) ●シナリオ=スタック化 以下の内容は製作段階のもので、変更になる場合があります。 今回の野望(?)のひとつとして、「シナリオを追加/変更できる」というシステムがあります。これはシナリオのデータ(ダンジョンマップ/イベント/モンスター/街データ/アイテム/....などなど)をひとつの「シナリオスタック」としてまとめて保管し、これをゲーム本体からロードすることで、新たなシナリオをプレイできる...というものです。読み込むシステム自体は完成しつつあるのですが、シナリオデータを編集するツールスタックの作成に手間取っております。
シナリオのデータは、大きく分けて4種類あります。
残念ながら、アイテムや魔術のデータの編集は現在のところ出来ないのですが、モンスターのデータはシナリオに合わせて変更できるようになります。
●シナリオ
今回のシナリオの背景について。
舞台となるのは、前作のシナリオの出発地点だった『サントクラークの街』から西に向かった地域。ここでも、かつては強大な魔術の力を手にした魔術師たちが実権を握った王国「エウレカ」の支配があますことなく広がっていました。 ヲ神秘の塔『クレンダース』
『クレンダースの塔』は、まさにエウレカの魔術の神髄とも言えるものでした。塔の最上階に置かれた、巨大で青く輝く結晶。それは無限の魔力を秘めた、魔法石(注:ゲームでは「マナストーン」に当たるものです)の巨大な原石なのです。エウレカの魔術師たちはそれを「ラブル・テス・マナ」、すなわち「偉大なる魔力の源」と呼んでいました。
尽きることのない魔力を得た魔術師に立ち向かえる者はいません。エウレカの魔術師たちは、絶対の支配力を得、善良な「魔力を持たぬ者」たちを支配しました。 ヲ異民族シャイアンと守護神
しかし、エウレカの魔術師たちに反旗を翻す一族がありました。彼らは、魔術師たちの強力な魔力に対抗するため、遥か東の異国から、助太刀を連れて来ました。シャイアンと呼ばれる、東の国の異民族でした。 エウレカの魔術師たちは『巨人バルクミール』に対し、ありとあらゆる魔術を駆使して攻撃しましたが、バルクミールはびくともしませんでした。魔術師たちの知らぬ不思議な力が巨人の全身を護っていたのです。バルクミールは怒り狂ったようにあばれまわり、魔術師たちをなぎ倒し、街を破壊しました。エウレカの栄華の都は一瞬にして瓦礫の廃虚と化していきました。 ヲ巨人の死とエウレカの終焉
力を持たぬ者たちが次々と犠牲になっていく中で、魔術師たちは『クレンダースの塔』へ籠り、「破壊の悪魔」バルクミールの攻撃に備えていました。塔はまさに最後の砦でした。しかし、バルクミールには彼らの力の全てである魔術が通じないのです。 大魔術師メッセルは塔の最上部に入り、魔法石の結晶「ラブル・テス・マナ」の全魔力を解放し、迫りくる異国の守護神へ向けた最後の攻撃を仕掛けたのです。メッセルと魔術師たちが力を合わせて、全魔力エネルギーを1本の矢のごとく、巨人バルクミールの心臓めがけて放ちました。天地を切り裂く炎の隕石のごとく、それはバルミールの巨体に降り注ぎました。『アグナスの光の矢』と呼ばれたその攻撃は、見事に巨人の心臓を貫いたのです。バルクミールは苦悶の咆哮をあげました。 無敵の力で魔術師たちを圧倒した巨人バルクミールも、ついに最後のときを迎えました。その巨体は戦いに荒れ果てた大地に崩れ落ちました。歓喜する魔術師たち。しかし、バルクミールは最後に呪いの言葉を叫びました。『我は滅びぬぞ!必ずや汝らに復讐せん!』そのままバルクミールは動かなくなりました。 切り札を失ったシャイアン族は、ことごとくエウレカの魔術師たちによって打ち取られ、ひとり残らず処刑されました。魔術師たちは、炎の魔術によって動かぬ巨人バルクミールの肉体を何度も焼こうとしました。しかし、エウレカの魔術をもってしても、その骨と心臓は燃え尽きることがありませんでした。魔術師たちはその底知れぬ強靱さに大いに恐怖を抱きました。 復活を恐れた魔術師たちは、この巨大なバルクミールの骨と心臓を、アダスタールの地下深くに運び、「氷結の封印」の魔術によって、永遠に氷の封印によって閉じ込めることにしました。長い月日がかかりましたが、封印には何とか成功しました。こうして未曾有の戦いは集結したのです。 しかし、戦いに勝利したエウレカの魔術師たちにも、もはやかつての力は残されていませんでした。大魔術師メッセルは巨人の封印に魔力を使い果たし、静かに息をひきとり、他にも多くの魔術師が戦いで命を落としていました。 この戦いで最も苦しめられたのは魔力を持たぬ、支配を受けた人々でした。彼らはいまこそ自由を求め、魔術師追放をかかげて『クレンダースの塔』を囲みました。魔術師たちの力の源であった「ラブル・テス・マナ」は、もはや完全に力をなくしていました。 生き残った魔術師たちは、ある者は姿を消し、ある者は自害し、カナートの地からいなくなりました。残されたのは、主を失った漆黒の塔だけでした。 ヲ「自由都市」スラスティ その後もこの地にはしばらく苦難の歴史が続きましたが、やがて「スラスティ」という都市が発展しました。「自由都市」と呼ばれるこの都市は、『評議会』という組織によって自治が行われる、大陸でも珍しい自治都市に生まれ変わりました。 「自由で活気に満ちた街」として再生したスラスティ。しかし、得体の知れぬ何かが、すぐ近くまで忍び寄って来ていることを、スラスティの市民は敏感に悟っていました。魔術師はいなくなったとはいえ、あの黒き塔はいまだその威圧的な姿で街を見下ろしていました。アダスタール丘陵にあらわれる謎の赤い姿。波乱の歴史を刻んだカナートの地が、また動き出そうとしているのです。 『評議会』の議長・アルカルド・イネスは、各地から冒険者を集い、周辺地域の調査を始めることを決定しました。王国や街の危機を救う本当の英雄は、いかなる時代においても無名の冒険者であることを、彼自身かつては冒険者の一人であったことから、よく知っていたのです。 スラスティには現在、評議会の呼び掛けに応じた冒険者たちが多く集いつつあります。ある者は約束される富みと名誉を求めて。ある者は己の力量を試さんがため。ある者は信ずる神に導かれて。またある者はただ純粋に波乱の冒険を求めて...。
古代エウレカの象徴、『クレンダースの塔』に秘められた謎とは!? 冒険の扉は、いま再び開かれようとしています...
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