灼熱の九十九島3DAYS

 

九十九島は長崎県佐世保市にある九州きってのシーカヤックゲレンデです

九十九島の名のとおり湾内に小さな島々が点在する、箱庭のような景色の中

パドリングするのはちょっとしたツーリングには、最適です。一日で十分回れる

湾内ですが、せっかくの無人島に上陸してキャンプと洒落込むのが、何と言っ

ても最高です。距離を漕ぐと言うよりは、その他を楽しむツーリングです。

また、初心者にもお勧めできるポイントの一つだと思います。いちばんのお勧

め理由は、何と言っても「荒れにくい」と言う事につきます。湾内である上に、島々

が、天然の防波堤となって、まったく海に出られないと言う日は、ほとんど無い

そうです。また、長崎にはショップも数件ありますが鹿子前にはウミアックと言う

ショップがあり、目の前から出港できます。護岸されているのでちょっと味気ない

ですが、5分漕いだらもういい景色です。初心者にお勧め第二の理由はここに

あります。出港する場所にショップがあると言う事は、情報も聞けるし、忘れ物とか

も、買い足せますもんね。ここだったらカヤックを忘れていっても大丈夫。レンタル

できます。

ウミアックには、オリジナルの地図?海図?シーカヤック用のが売っています。

安かったと思うので聞いてみてください。


今回のツーリングは7/18出発

神奈川からやってきたカヤック仲間と行きました。わざわざ九州まで来たのだから

という事で、ちょっとあしを伸ばそうと言う事になったわけです。我が家から佐世保

までは、高速道路を使って2時間半途中ちょっと休憩してなんと言う事の無いエント

ランスとなりました。家から高速の乗り口まで10分佐世保で高速を降りて15分、

便利な世の中です。かくして佐世保市内から鹿子前に着きましたが、食料調達と

水調達、ビール調達と済ませて船をおろしたのは11時になっていました。ウミアック

(鹿子前にあるカヌーショップ)から出港してのんびりとあっちにふらふら、こっちに寄

り道などしながら、2時間くらいかけて目的の島に辿り着きました。一応は無人島なの

ですが対岸には、街の明かりも見えるし、携帯も通じます。ただちょっと買い物しようか

なと思えば、カヤックで40分(片道)かかるプライベートビーチに上陸、くもり空から、時

折り小雨のぱらつく中キンプサイト設営 カヤック2艇にテント・椅子・コット・シュラフ・をそ

れぞれ積んでいるので荷物はきちきちです。今回はレクリエイションとしてラジオと、

ギタレレを持っていったためデッキの上にも荷物がはみ出してしまいました。アーク

ティックレイダーもスカレーRMもどちらかと言うとスポーティーな部類に入る細目の

カヤックなのでこれにこれだけの荷物を積むのは大変です。もちろん共同装備とし

て水・食料・テーブル・ランタン・タープ・釣り道具・ストーブ・燃料・ スペアパドル・など

も積んであります。今回悩みぬいた上で外した装備にクーラーバッグが有ります。

出発当日曇っていた上にあまり暑くなかったので、安心していたのですが、これは

失敗でした。着いた直後以外はホットビ−ルを飲む羽目になってしまった。焼酎も

お湯割のみという過酷なキャンプとなったわけです

この夜は、ポテトサラダとか食べたような気がします。雨が降っていたので、手洗い

用の水でも溜めて置こう、とタープの下に置いていたコッフェルには、なんだか変な

虫が、泳いでいる!よく見ると砂浜中ピンコピンコと跳ねている体長3ミリくらいの蚤

みたいな虫これは結局なんだか分からずじまいです。誰か知ってたら教えてください

そんなこんなで、ゆっくりしていたら遠くの方で花火があがっているじゃ有りませんか

無人島で、花火とはなんとなく嬉しいような、悲しいようなでもちょっと楽しい気分で

その夜は、眠ったのでした。

19日

翌日は、晴れていていい気分で目が覚めました。きょうはのんびりしようと思いつつ

海岸をぶらぶらしていたら、波打ち際にカニが泳いでる!!早速コッフェルを持って

来て砂に潜ろうとする所を捕まえた。渡り蟹のような甲羅が5センチくらいのカニ、検討

の結果、噂の「スベスベマンジュウガニ」ではないか??と言う事になり、海におかえ

り願った。「スベスベマンジュウガニ」は,致死の毒を持つカニで渡り蟹との誤食が多

いとの事も納得の姿だった。うかつなものは食べないようにしよう。この日は、午前中

釣りをして過す。キス・鯛(5センチくらい)その他を釣り上げさっそく昼から天ぷらと・・・

でもぬるいビールしかなかったりするのだ。しかし天ぷらはおいしかったのでよかった

よかった、この時作った「かき揚」が絶品だった。ソーセージと魚肉ソーセージなんだけど

タイミングなのです、こういう物は。

食事の後は、ちょっと漕いだり、ロールの練習したり、シュノーケリングしたりまあほんと

にのんびりとした海岸キャンプの午後の見本みたいな過ごし方でした。

 

もう一泊日程に余裕はあったのですがビールほしさに、撤収を決定いつものことながら

帰りは、荷物が減っているはずなのに〔食料分など〕なぜか行きよりパッキングがつらい

海も荒れていないので、デッキの上にかなりの荷物得を積んでのパドリングになりました。

のんびり帰って、水浴びの気持ちよかったこと・・・

もちろん速攻近所の店に駆け込んでビールを買ったことは言うまでもありません。

 

 

 

今回はここまでです。

次回の更新をご期待ください

ホームへ

ツーリングレポートへ