BGAパーツライブラリー作成(マクロ)
エクセルのVBAを使った簡単なマクロです。良かったら使ってみてください。使用は自由ですが、使う方の自己責任でお願いします。また、転載や改変などは、一切お断りいたします。使い方などで、ご不明な点がございましたら、メールでお気軽にお問い合わせください。
ADIF使用のBGA作成マクロ
CADデータの作成で、BGAのピン番をロケーションに変更するのが面倒で作りました。但しいろいろ制約がありますので、注意してください。
制約事項 |
(1)右図のように基点は左下となります。
また、ピンはマトリクス上すべて作成されます。(縦・
横が同数として作成します。)新バージョン |
5 |
● |
● |
● |
● |
● |
4 |
● |
● |
● |
● |
● |
3 |
● |
● |
● |
● |
● |
2 |
● |
● |
● |
● |
● |
1 |
● |
● |
● |
● |
● |
|
A |
B |
C |
D |
E |
|
|
(1)右図のように基点は左下となります。
また、ピンはマトリクス上すべて作成されます。(縦・
横が同数として作成します。)旧バージョン |
E |
● |
● |
● |
● |
● |
D |
● |
● |
● |
● |
● |
C |
● |
● |
● |
● |
● |
B |
● |
● |
● |
● |
● |
A |
● |
● |
● |
● |
● |
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
|
|
(2)部品外形は、レイヤー、ワーク1TOPにSingle Lineで作成されます。 |
(3)シルク枠は、レイヤー、シルク1TOPに0.3mmラインで作成されます。 |
(4)左下基準ピン上に1Φのドットが自動的に作成されます。 |
(5)パットに対するレジスト逃げは、ランド径より0.1mm大きく、入力した
Dコード+1の番号が自動的に使用されます。 |
(6)リフロー用データは、パットと同一のものがレイヤー、ワーク5TOPに作成
されます。 |
動作環境 |
エクセル XPを使用して作成しています。また、CADデータアスキー変換ソフト
ADIFがないと意味がありません。 |
【使い方】
(1)まず、エクセルを起動してマクロのセキュリティーを下げてマクロを有効にしてください。 |
(2)マクロを実行します。 |
 |
(3)上記フォームの説明
マトリクス数 |
縦横の並びの数を入力。10x10であれば、10と入力。(半角のみ有効) |
外形 |
BGAのパッケージの一辺の寸法を入力。(半角のみ有効) |
ピッチ |
ピンピッチを入力。(半角のみ有効) |
ピン番の先頭文字 |
ピン番を”A1”にしたい時は”A”を”1A”にしたい時は”1”を選択。 |
削除文字 |
削除するロケーション文字を半角小文字で連続入力。(例)io |
大文字・小文字 |
ピン番のアルファベット部分を大文字にするか小文字にするかを選択。 |
ランドサイズ |
はんだ付けするパット(ランド)の直径を半角、単位mmで入力。 |
ランドDコード |
上記ランドに対応するDコード番号を半角で入力。 |
|
(4)上記内容を入力確認後、実行ボタンをクリックしてください。 |
(5)データは、すべてSheet1のセルAに作成されます。(Sheet1の名前は、変更不可。) |
(6)作成されたデータをテキスト形式(.TXT)で保存します。 |
(7)あとはそのファイルをCAD側で、DOS・UNIX変換(d2u)をしADIFにかけるだけです。 |
【CADでの編集】
BGAのピン番は、ほとんどピンロケーションの基点がが左上にあるので、作成されたBGAのチェックマークをミラー移動などで編集してください。また、マトリクスフルピンというのも滅多にないはずです。不必要なピンは、ライブラリーフリーで削除してください。
【お願い】
まだ、作成して間がないのでバグがあるかもしれません。何かお気づきの点などございましたらお手数ですが、メールでご連絡をお願いいたします。また、簡単なものであれば無償で作成いたしますのでお声をお掛けくださいませ。
【バージョンアップ】
Ver2.0:左下を基点としてX方向にアルファベット、Y方向を数字に変更
Ver3.0:座標計算時、数値にバグが発生する場合がありましたので、小数点以下3桁で丸めを実施
またアルファベット部が、A〜AZまでの対応しかできておらず、それをA〜ZZまでの対応と拡張
(マトリクス数702まで対応)
【データのダウンロード】
(注)圧縮してありますので解凍してからお使いください。
プリント基板パターン設計友二設計
|