埋もれし作品達
何を思ったか、今まで書こうと考えた長編の解説(またの名を「ネタばらし」)コ
ーナーなんぞを作ってみました。激烈にお暇な時にでもどうぞ(笑)。
・第1作「Examination」
ストーリー:舞台は23世紀。宇宙飛行士になることを夢見る主人公は、悪友と
共に専門学校に通う。そんな中、「国家試験を通れば研究員として
スペースシャトルに乗ることができる」というチャンスを彼等は得る。
その試験は、「国内トップクラスの専門学校である、彼等の通う学
校内の人間全て」に受験権利がある――そう、学校の教師にも。
大勢のライバルを蹴落とし、何とか試験に受かる主人公。「20世紀
にやってきた謎の宇宙人」を知ることが真の夢である彼は、スペー
スシャトル内のトラブルによって、彼の教師と共に木星へと落ちて
いった――
作者の一言:初の長編です。278枚中、83枚を締切前日1日で書きました(爆)。
そのため、あまりストーリーを細かく考える余裕がなく、ラスト(と
いうか、全体)があまりにもお粗末すぎました。全て手書きで、投
稿前のコピーは存在しません……が、その方がかえってよかった
かも。2度と読み直したくない……(^^;)
あと、なぜ題名が「Examination」なのかというと、「大学試験中に
ストーリー・登場人物を考えた」からです。
きっかけ:これを書こうとしたきっかけは……というか、このストーリー、実は夢
落ちなのです。その中では「僕と友人が個人宇宙飛行機(1人乗り)
で宇宙をさまよっていると、突然木星に現れた“穴”に吸い込まれ、
なぜかその中に栄えている地下帝国を蝕んでいる機械生物(?)を排
除してほしいと依頼される」といったものでした。ちなみに登場人物で
ダブっているのは、帝国の王女「ジュセス」のみです。変更した部分
のストーリーは、T川大入試受験中に考えました(爆)。
現在:短編「木星で見た夢」
・第2作「青空に抱かれて」
ストーリー:西暦2010年。エイズの治療に成功した人類を襲う病が新たに出
現した。その名はCAD(キャッド)。生物の細胞の働きを壊してしま
うというこの難病を、主人公をはじめとする、世界中の医者が治療
せんと努力する――
作者の一言:原作が存在するので、ストーリーは控えめにしておきました。ジ
ャンルは、いってみれば「近未来医学小説」です……何か、その
まんまですね(笑)。1作目を書いている最中に思いつきました。
何か、「何かをしていると、別の何かをしたくなる」という性分のよ
うで……締切間近ってのに、こんなこと考えてしまうんですよね。
困ったもんだ……う〜ん、作者の一言になってないな……一言
……あ、そうそう。僕、別に広島出身ではありませんので(それ
だけ)。
きっかけ:きっかけは……何だろ? 医学モノなんて書こうと思ったことないし、
ましてや恋愛なんて、書こうとしても経験がな(以下略)。
なぜでしょうねぇ(苦笑)……ま、いいや。何もないから登場人物につ
いて少し、モデルになった人とか書いてみますか。
神薙 司:なし 真崎 奈瀬:作者の初恋(爆)
西村 冴樹:作者の友人 中川 卜生:なし
法井 瑠奈:作者?(笑) 久池井 輝夏:作者の恩師
明智 秀治:FF7のプレジデント新羅(笑)
明智 樹・流雲:なし
基本的に、僕は主人公はモデルなしで書きます。が、今書いている
短編とか考えると、結構モデルあるやつあるな……ま、いいか(楽
観的)。昔は「モデルなんかいなくっても、オリジナルの方が面白い」
と頑固に考えていたのですが、これがなかなか面白い。そして何よ
り、書くのが楽なんです。勝手にセリフが出てきますから。そして、
より面白く書くには、より面白い友人を作るのが1番です。同じよう
に、より面白いストーリーを作るには、面白いことを体験すると……
あれ、何か主旨が変わってきたぞ(笑)。
話は少し変わりますが、よく「主人公は作者に似てくる」と言います
が……僕の場合、「1番面白い(又はくだらない)脇役」が似てきま
す(笑)。この場合、法井がそうです(実は、最近気が付いた)。
現在:オリジナル「青空に抱かれて」
・第3作「そしてみんな、バカになる」
ストーリー:「4つの風」が吹き抜ける大陸。そこの辺境に住む主人公は、あ
まりの退屈に我慢できず、遂に世界を見て回ろうと旅立つ決意を
する。が、彼の「天然ボケ」に呼ばれてか否か、彼に関わる人間
はみんなどこかがずれている。さすらいの武器商人から一国の主
まで、しまいには大陸一の切れ者だったも彼の手(?)により――
作者の一言:原稿用紙25枚くらいでストップしてたと思いますが……ま、いわ
ゆる「企画倒れ」ってヤツですな(苦笑)。僕はもともとファンタジ
ーものを書こうと思い、小説を書くようになったのですが……第2、
第5作を見ると、最近そうでもないような……なんて思ったりしま
す。ただ、この作品、登場人物が多いんですよね〜。確か……
ゴソゴソ(設定書を探す)……え、と。18人(汗)。う、確かに第
5作は(代名詞を持つ人物は)それ以上だけど……「銀河英雄
伝説」なんて比じゃないし(読んだことないけど;)……それにメ
イン、脇役もはっきりさせてる(つもり)だけど……見るとみんな、
それなりの役目がある、よ、な(自問)。
結論(というか、独白):書いたとしても、規定枚数350枚以内に
は収まらないでしょう(笑)。
きっかけ:FF7をやっている最中に思いつきました。その証拠に、ユフィ、セフ
ィロス、レッドXIII、ケット・シー似のキャラがいるからなぁ……あ、あ
と伝説のオウガバトルも入ってる。パクリばっかやん(笑)。
現在:執筆中断
・第4作「The Psyche」
ストーリー:精神的に異常を持つ主人公が――
作者の一言:↑原稿1枚で中断したため、書きようがありません(汗)。
きっかけ:確か、FF7のクラウドを見て「書こうか」と思ったのが7割くらいだっ
たと思う(抽象的)。
現在:忘却の彼方
・第5作「予備校ウォーズ」
ストーリー:皇帝、G・ワンダフル原田率いる帝国『バイツァ・レグルス』。彼等
の目的は、予備校で行われる模試の解答奪取であった。スペース
オペラ体験用のヴァーチャル装置“小宇宙(コスモ)”を使ってチュ
ーター達を今日も撃つ……と思いきや、帝国に対抗する新進団体
『スーパー・ノヴァ』が現れた。彼等の新しく開発した“理想郷(アガ
ルタ)”に、帝国は勝利できるのか?――
作者の一言:書き慣れないジャンルにしては、自分で書いていて楽しかった
という印象があります。この中に登場してくる坪内というのは、
まぎれもなく僕がモデルです……が、名前だけでほとんど実物
とは似ていません(授業中によく寝ることくらいか?)。終始、セ
リフがないというのがミソ(笑)。
きっかけ:あとがきにもありますが、僕の浪人時代、軍事モノの大好きな友
人が「小説書くならスペースオペラだ!」とか言って、実際にショー
トショートの感じで書いた(内容は、僕が殺されるといったものだっ
た……)ものに対抗する、ということで考えたものです。つまり、書
き出しは「第5作」ですが、発想は「第1作」よりも早いです。で、内
容ですが、ほとんど実物をモデルにしています。当時通っていた予
備校、その同期(?)、チューター……もっとも、名前と性格を一部、
変えてはいますが。こういう、「世界観一式」をモデルに持つと、全
体的に書くのが楽なんです。
現在:オリジナル「予備校ウォーズ」
・第6作「輪廻虚構」
ストーリー:旅行の途中で、歴史的に名のある宿「温雅」に泊まることにな
った主人公達一行。しかし、そこでは残酷な殺人事件が起きよ
うとしていた。推理のすの字も知らない、学生である主人公は、
この事件をどう解いていくのか――
作者の一言:ストーリーを見て分かると思いますが、推理小説です。が、今
まで僕は推理小説は読んだことはあっても書いたことがないの
で(まあ、大抵の人はそうだろうが)、なかなか書けないでいま
す。つまり、逆に言えば「推理小説を書けるレベルになれば、い
つでも書き出せる」ということです。設定書はほぼできているの
で……来年当たり、書きたいなぁ。
きっかけ:はっきり言って、忘れました(笑)。が、実際の所、「推理小説」が
書きたかったのではなく、「宿・温雅の歴史」が書きたかった、と記
憶にはあります。この歴史の設定には自信があるので……あとは、
推理力ですね。「推理小説を書くのは難しい」といいますが……コ
ナン・ドイルやアガサ・クリスティーは、よくこんなものを次から次へ
と書いたものです。
現在:準備中?
・第7作「Vanity」
ストーリー:(控えておきます)
作者の一言:ストーリーを控えた理由は……文字通り、「話の流れ」を確
定させてないからです。当初は現代を舞台にしていたのです
が、ファンタジーっぽくしてもいいかなと……そんなこんなで優
柔不断なことをしてて、今まで時が流れてしまいました(汗)。
ただ、大まかなものとしては……題名を直訳すると「虚栄」な
のですが……ストーリーの中で「人はみな、自分を演技してい
る」という「自分のふり」の部分(日本語、変だな?)を書いて
みたかったのです。
きっかけ:これもよく分からないのですが……昔、ジャンプに掲載されていた
「きまぐれオレンジロード」の最終話を読んでて思いついたような…
…何でだろ?
現在:準備中?
・第8作「世界樹の葉」
ストーリー:秘密です(笑)。
作者の一言:何が楽しくてか分かりませんが、どうも試験週間というヤツは、
他のことをしたくなるのですよ……ということで、当時必死こいて
考えていたのを、今も徐々に書いております。
この作品、世界観として(第5作同様)「北欧神話」を用いてい
るのですが、それから借りた用語の説明みたいなのをしてみた
いと思います。
ミッドガルド:「人間界」(FF7の「ミッドガル」も同様)
アースガルド:「神々の国」
ラグナロク:「神々の黄昏」。世界を破滅させる大戦争。
セイズ:「巫術」。女神フレイアが得意とする。
シャーマン:「(実は)呪術」
エンチャント:道具に魔法の効果・威力を込めること(動詞)。
エンチャンター:エンチャントする人達のこと。
ビフロスト:ミッドガルドとアースガルドを結ぶ、燃える虹の橋。
ヴァルキリー:女神フレイアに仕える者。
フォールクヴァング:セッスルムニールのある、戦いの野。
セッスルムニール:女神フレイアの館。
ユグドラシル:「世界樹」
スルトゥル:世界を滅ぼしにやってくる炎の民。
アルフヘイム:フレイアの兄フレイの領土。
ピラム:目標目がけ、勝手に飛んでいく槍。
ノアトゥン:アースガルドの神ニヨルドの館。
スリュムヘイム:「ざわめきの場」
きっかけ:試験からの現実逃避……(爆)? まあ、それも少しあるけど……
これも今は控えておきます。
現在:完結・選考中
・第9作「探究の風」
ストーリー:これも秘密です(笑)。