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長野県浅間山山麓.....Last modified: June 2, 1998
キク科アザミ属で分類されている種類は100種類ぐらいあります。
ナンブアザミ、トネアザミ、モリアザミ、サワアザミ、エゾアザミ等々・・・また属が違うのにアザミとよんでいるものもあります。
カッコウアザミ、キツネアザミ、チョウセンアザミ等は別属、ハアザミは別の科です。春に花が咲くのはノアザミだけです、あとは夏から秋にはなを付けます 参考までに
葉は羽状に分かれ縁がギザギザ、きょ歯の先はトゲ針、頭花は直立、中には下向きの
ものもあります。花の色は、淡紫色か淡紅色ですが写真のように白色のものもあります。舌状花はありません全て筒状花になっています。頭花の基部は総包につつまれて筒状になっています。総包片は直立し、外部にひっくり返り、ネバネバした
粘質のものもあります。
薬草として:地下部に利尿作用、神経痛などに用いられます
山菜として: 新芽を摘めばどの種類もおいしいです。ゆでるとアクが出て黒くなるものは苦みがあり、色が変わらないも
のは苦みが少なくおいしいです。ナンブアザミはゴマのような風味があり絶妙の味わいがあります。
モリアザミの根を漬けて飛騨地方、信州地方では名産「ヤマゴボウ」として売っています、栽培して醤油や味噌漬けに
しています。