きそのごぼく【木曾の五木】ヒノキ・サワラ・クロベ・ヒバ・コウヤマキの総称
長野県木曽郡.....Last modified: April 22, 2000
ひのき【檜・檜木】ヒノキ科の常緑高木...Chamaecyparis obtusa ENDL
高さ30〜40メータ、樹皮は赤褐色、葉は小鱗片状で、枝に密生。雌雄同株。春、枝の上に小花を開き、のちに球果を結ぶ。
建築材料としは高級品です、独特の香りがあります。板は帯黄白色、緻密で光沢・芳香があり、耐水力が強いため諸材中最も用途が広く、建築材として最良です。酒の升、酒樽にしてよい香りを出しています。
薬用として:葉や木に精油が含まれ、尿路消毒、香料保留剤に利用されます。
さわら【椹】ヒノキ科の常緑高木...Chamaecyparis pisifera ENDL
ヒノキによく似ていて区別が付きません、葉が違います、細くて裏面の白斑がV字形で、ヒノキのY字形とで区別できます。木材は耐水性に富みますが香気が少ないです。桶・障子・襖(フスマ)の組子や外壁板に利用します。
精油はツェーデル油(顕微鏡油浸装置用の油)の代用になります
くろべ【黒檜・ねずこ】ヒノキ科の常緑針葉樹...
高さ15メータ。樹皮は赤褐色、鱗片状に剥がれます。葉はヒノキに似て、やや大きく木材は緻密で耐朽性が強くて、建具材・器具材用にします。昔は樹皮を火縄に用いたそうです。
あすなろ【翌檜】(ひば【檜葉】「明日はヒノキになろう」の意)日本特産のヒノキ科の常緑高木...
葉はヒノキに似ていますが太く、鱗状に重なり合ています。木材は帯黄白色、建築材・船材・枕木などにしました。樹皮は火縄または縄にそたそうです。
こうやまき【高野槙】(高野山に多く産するからいう) 日本特産のスギ科の常緑高木
高さ40メータ、樹皮は赤褐色でヒノキに似ていますが、葉は長線形で輪生しています。木材は桶・船材・橋梁材としてすぐれ、樹皮は「まいはだ」といいます、水槽・船などの空隙をふさぐのに使われました。姿が美しく、庭園などにも栽植されています。
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