【木曾路のきのこ】
木曾御嶽山山麓(開田)、ノゾキド・与川周辺(南木曾)、木曾のシメジ採り名人と、私は料理と食べる方が得意
Cooperator:F.AmanumaPh. D.
f_amanum@mth.biglobe.ne.jp
.....Last modified: September 23, 2001
ほんしめじ【本占地・だいこくしめじ】....Lyophyllum shimeji hongo,
キシメジ科(Tricholomataceae)シメジ属(Lyophyllum karst)
コナラ林、アカマツ・コナラの雑木林にかたまって、あるいはてんてんと生えています、そしてこれらの樹木に外生菌根をつくています。
傘は2〜8センチ、はじめ半球形〜まんじゅう形で、開いて平らになる。表面は最初暗色、しだいにネズミ色、淡灰褐色となる、縁部ははじめ内側に強く巻く。肉は白色ち密ひだは白〜淡クリーム色、柄は高さ3〜8センチ。
昔から「匂い松茸、味占地」と美味しいキノコの代表になっていますがしかし、
シメジとしてお店で販売しているものはシメジとは違う種類の「ヒラタケ(カンタケ)」です。
ヒラタケ(Pleurotes Ostreatus)の傘は径5〜15センチ初めまんじゅう形、開いて貝殻、半円形とシメジとは異なる形のキノコになります。しかしヒラタケ菌は優秀な食用菌で人工栽培し日本中の人を騙しています、ホンモノとは味も大変違いますヨ
きしめじ【黄占地・キンタケ】....Tricholoma flavovirens Lund.
キシメジ科(Tricholomataceae)キシメジ属(Tricholoma)
マツその他の針葉樹林またはコナラ・ミズナラなどの広葉樹林内に生えています。傘は5〜8センチ黄色の地にオリーブ褐色〜褐色の鱗片と繊維があり、中央部に密集している。肉はち密で多少黄色を帯びて、ホロ苦みがある。ひだはレモン色、柄は5〜10センチで黄色。
シモコシ(キタケTricholoma auratum Gill.)と混同していることが多く学者も間違えます。シモコシは柄が太短くひだが帯緑黄色で苦味のないものがシモコシ、柄がやせ形で黄色が濃く、ひだはレモン色、苦味のあるものがキシメジです。ソモコシは北陸地方の呼び名で霜の降りる頃まで生える意味、海岸や山地の砂地の松林に生ています。
しもふりしめじ【霜降占地・カヤシメジ】....Tricholoma portentosum Quel
キシメジ科(Tricholomataceae)キシメジ属(Tricholoma)
マツ、モミなどの針葉樹林内に遅い秋に群生しています。傘は径4〜7センチ、まんじゅう形から多少中高に平らに開き。
表面はすす色の内生繊維で密におおわれ、地は淡黄色〜白色、肉はかたく、くすんだ白色、柄は8〜10センチ
まつたけ【松茸】....Tricholoma matsutake (S.Ito&Imai)
キシメジ科(Tricholomataceae)キシメジ属(Tricholoma)
赤松林内の地上に群生して、しばしば菌輪を作ています。またツガ、クロマツ、ハイマツなどの森林にも生えますが少し匂いが
違う気がします。
マツタケ菌糸は生きた松の木の細根に結合して、外生菌根を作って育成しています。
傘は径8〜20センチ、初め球形、後まんじゅう形かたから平らとなり、そして縁部がそりかえる。表面は淡黄褐色〜
栗褐色の繊維状鱗片におおわれ、古くなれば黒褐色になる。肉はち密、特有の香りがある、ひだは湾生し、白色、柄は
10から20センチです。
木曾でも最近は希少になりました、お店にあるものは輸入物で朝鮮、台湾、中国、さらに北アメリカのマツタケ(Tricholoma caligatum Viv.Ricken)が並んでいます。
料理のレシピは和食レシピ松茸のページを参照して下さい
しょうげんじ【正源寺・ボウズタケ 】....Rozites caperata karst.
フウセンタケ科(Cortinariaceae)ショウゲンジ属(Rozites)
アカマツ、その他針葉樹林、広葉樹林内に生える。傘の径は4〜5センチ、表面は帯黄土色〜黄褐色、初めは白色または
黄紫色絹状のつやがある。通称ボウズと言い塩漬けにしたものを戻し大根下ろしによく合う
はないぐち【花猪口・スベッタ 】....Suillus grerillei
イグチ科(Boletaceae)ヌメリイグチ属(Suillus)
カラマツ林の地上に群生しています、傘は4〜10センチで表面はいちめんに粘液におおわれ黄金色〜
帯褐橙色または赤茶色で内側は淡黄色です
ぬめりいぐち【滑猪口・アミモタシ 】....Suillus americanus
イグチ科(Boletaceae)ヌメリイグチ属(Suillus)
ゴヨウマツの樹下(キタゴヨウマツ、チョウセンゴヨウマツ、ストローブマツ)に生える
、傘は2〜10センチで初めは多少円錐形でのちほぼ平らに開く、
表面は黄色〜淡灰褐色で粘性があり、圧着した帯褐色の鱗片が付着する
こうたけ【香茸・カタケ 】....Sarcodon aspratus
イボタケ科(Thelephoraceae)イボタケ属(Thelephora Fr.)
広葉樹林内の地上に列をつくって群生しています。子実体は高さ10〜20センチでアサガオのように開いたロート形
、傘の径は10〜20センチ若いときは全体が桃色を帯、淡褐色しだいに紅褐色、黒褐色となる
直前のページに戻る。。。。
E-mail to Chungushou.Ohno ( chungushou@m1.interq.or.jp )