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  住 宅 建 築


西池袋の住宅

  

  

豊島区西池袋の立教大学に隣接して立地する。間口が狭く奥行きのある敷地のため、ボックスカルバート構造の4層構造として、梁のない最小限空間を計画した。屋根のボールト天井は「本」のイメージを連想させる。道路側は立教大学を借景するとともに、セットバックしてささやかな高木を植える。計画地は地区計画の範囲にあり、景観上の調和を意図している。
(2005夏)


常盤町の住宅

  

   

町田の住宅が都市計画道路事業により収用された代替えとして計画した。町田街道の交差点に位置し、地域のランドマークを意識している。今後、発展する町の中心としてファサードは商業施設のイメージとし、夜間はガラスブロックが灯台のように輝く。一方、住宅としては南下がりの敷地を利用して南に視界を大きく取る。1階はピアノ教室、2,3階を住宅として利用する。平面型はグランドピアノ形状。3階部分には屋上緑化されたルーフガーデンを計画している。                                                      (2004.冬)


青葉台の住宅

 

  

早くから開発された東京のベットタウン、横浜市青葉台の高台に立地する。緑が大きくなり成熟した周囲の住宅の景観に配慮して、シンプルな切妻の大屋根としている。道路からは緑に囲まれたドーマー窓が家のささやかな個性を演出する。
1階の中心の居間は前庭に面するほか、オーディオルームと連続してミニコンサートなど活発な利用を想定している。2階は屋根裏部屋とつながる家族のワークルーム(勉強・家事)を中心に個室が並ぶ。 (2004.春)


笹口の住宅

  

  

敷地は新潟駅の南に位置する。駅周辺の開発に伴い中高層化と住商が混合することが予想される。家型のシルエットを通りに面してみせ、前面をセットバックして近隣にあるケヤキ通りにちなんだ欅を植えることにより、地域への調和と家族の個性を表現している。来客が多いため、1階には3〜4台分の駐車スペース。2階はパテオを囲むパブリックで社交的な諸室、3階はプライベートな諸室を配する。1階はカルバート構造のコンクリート打ち放し、2〜3階は木造の混構造。                                               (2004.春)


新座の住宅

 

    

新座市の武蔵野台地、区画整理された宅地に建設された。武蔵野の面影を現在に継承すべく、交差点部に高木、道路に面した緑化パーゴラ、木造建築であるが、構造計算の上で屋根上緑化を行った。外部仕上げは素地を大切にし、自然とともに風合いを深めていく。2階には茶室がある。 (2003.春)


牡丹山の住宅

 

   

 

 

新潟市東部の住宅地に建つ「四季を愛でるための住宅」。低地であるため主要な居室を2・3階に設けている。春は主な居室からの新緑の眺め。夏は緑陰、海風と花火。秋は紅葉、月見のできる浴室。冬は雪明かりに浮かび上がる各居室。バリアフリー住宅を追求している。(2002.春)


習志野の住宅

   

 

 

習志野市の高台に建つ住宅。平面、立面ともに正方形で形成されている。1階は南面する庭と道路側のプラッツに開放的に連続するパブリックな空間とスタジオから成り、2階はプライベートな諸室が並ぶ。ロフトや床下収納等、建物の立体的な利用を図っている。アルド・ロッシへのオマージュ                                                       (2001.秋)


高輪の住宅

 

 

 

 

 

 

港区高輪、高台の尾根道側には既存の高木を残しオープンスペースを設けて、住宅地としての景観を重視している。反対の東京湾側は崖地であり、敷地の高低差を利用して半地階にゲストルーム等をサンクンガーデンを介して設けている。東京湾側の眺望を各室に取り入れるテラスやサンルームを各階に配置。雨水を利用した屋根散水システムと夜間電力を利用した顕熱潜熱式床暖房、屋上緑化を採用している。      (2001・春)


若狭高浜の住宅

 

 

福井県、若狭湾を間近に望む海岸線に敷地があり、住宅から海を眺めることと、また、海上からどう見えるかを意識しています。波、汽船、クジラをイメージしたこの住宅は、その曲面屋根の間に坪庭やアプローチガーデンを持つ町屋形式を採用しています。冬期の北風、潮風に対する防御と夏の海風の利用、バリアーフリー、健康住宅などを考慮しています。(1999)


小杉の住宅

 

 

川崎市中原区内、多摩川近くに建つ住宅。生活の中心となる中央ボックス状のリビングスペースが、個室群を含む北側の長い棟と、南西に突き出す母の和室棟をつなぐ構成です。リビングスペースは、サンルーム、ウッドデッキを介して緑豊かな庭とつながります。現代的素材に加え、長年暮らした既存建物の部材も再利用し、住み手にとって「記憶の棲み家」となることを意図しています。(K.A.)(1999)


東長崎の住宅

都市計画家でデザイナーの主人と、ピアニストで詩人の夫人のためのアトリエ的居間の増築。敷地形状に対応した曲線の壁に片流れの屋根を架けて変化のある平面・断面となっています。漆喰壁は既存の美術品の配置を想定した構成。豊島区東長崎。      (1996)


 

三島の住宅

 

 

静岡県三島市内の高台に建つ住宅。伊豆半島の山並み,駿河湾そして富士山を望む好位置を生かし、室内からの眺望を重視したプランになっています。(K.A.)(1989)


町田の住宅

  

正方形立面に切妻の三角屋根をのせ、白色塗装のアルミ板で外装をまとうこの住宅は、町田街道のランドマークになっています。1階は外壁から曲線を描いて後退するガラスブロック壁の内側にピアノ教室、2階は南面し吹き抜けのある住居。(1984)


下木戸の住宅

 

タクシー会社の車庫兼オーナー住宅。正方形立面にその1辺の3分の1の直径のブォールトを両端にのせ、周辺の関連施設群を合わせて、旧国道7号線からの景観を意識した構成としています。各部のプロポーションは正方形の構成を展開しています。(1983)