2003 / 02 / 23(日)

2003年3月23日 「関西エコノパワー競技会第14大会」にて
日本初のキャブレターによる「燃料系の全重量計測」が実施された。
Team GLADAは晴天の中1周1kmのコースを12周走り、1ヒートが
709km/L、2ヒートが712km/Lであった。
これは重量に換算すると5/100グラムの差でしかなかった。

今後この計測方法が一般化し、より高度なレベルの燃費競技会が
開催されることを願いここに公開します。




キャブレターが傾かない様にペットボトルを輪切り状にしたものを用意しガソリンを満たした後写真の様にセットし計測員に渡します。

このペットボトル台にはチーム名を記入してレースが終了するまで計測員が保管します。
全重量計測では燃料カットバルブは必要ありませんがホンダのエコパに備えて付けたままです。

全重量計測の為に新たに加えた加工は加熱ヒーターと温度計の設置です。
燃料タンクは従来のガラスタンクをお持ちのチームはそれでもいいですが燃料タンクにコックが必要無い為、簡単にマイタンクを製作できるので軽量で安全なマイタンクの製作をお勧めします。

全重量計測の場合、燃料系統の全重量を計ってしまうと出走前の暖気運転が出来なくなってしまいます。この為ディーゼルエンジンのグロープラグをエンジンに埋め込みました。このプラグはハイラックス用で2000円位です。
向こうに見える白いコードは温度計です。こちらは1500円位です。
加熱には外部のバッテリーからブースターケーブルで繋いで加熱します。
約15分で60度位になります。
キャブレターのインシュレーターはビス止めです。また、位置決めの為の穴(二個)が見えます。

キヤブレターのフランジ部には小さなノックピンが打ってあります。これらの工夫により迅速にキャブレターの取り付けが出来ます。ちなみに0リングは外しません。

マイタンクは簡単に作れます。

容器は100円ショップのダイソーでエコパのガラスタンクに外径の近いものを探しました。キャップはエーゼットチェーンソーオイルのものです。
M8のネジを旋盤で穴空け加工とチーブ差込口の加工をします。
パッキンは耐油性のゴムを使用しましょう。東急ハンズなどで売ってます。
重量は約35g。

マイエコタンクの完成です。