安葉巻を片手に2002


”街角の戯作者”を自称する私の自由文集(2002年版)です。
作品の非商用での使用は自由ですが、著作権は主張します。

 思い出のパーソナルコンピュータ〜J3100SS001(株式会社東芝)

 DynaBook(ダイナブック)の名称を初めて冠した東芝製のノートパソコンがJ3100SS001(以後SS001と記述)です。
 ハードウェアの構成を簡単に述べるとこんな感じになります。
CPUは、インテル製i8086相当の16ビットのものを搭載していました。
フロッピーディスクドライブは、3.5インチの2モード(2DD及び2HDの1.2MBフォーマット対応)のものが搭載されていました。
メモリは、2MB(最大4MBまで増設可能)を内蔵していました。
ディスプレイには、解像度が横640縦400ドットのELバックライトモノクロ液晶(2階調)を採用していました。
OSには機種専用のMS−DOSのVer3.1が『付属』していました。
この当時、OSとパソコンが『別々に販売』されている事が多かったのですが、東芝製のパソコンについては全ての機種に『専用MS−DOS』が『付属』していました。
ですからOSがその機種毎に最適な状態にされていたのです。
このMS−DOSですが、さすがに『専用』だけあって、他社製のパソコンだけでなく東芝製の他機種でも『正常に動作しない』事になっています。
また、本体搭載のNi−cdバッテリによる電灯線の無い場所でも動作が最大で2時間程可能でした。
 このパソコンは、登場時に4つの大きな特徴を持っていました。
1つ目は、『19万8千円(税抜)』という希望小売価格です。
この価格は発売当時『ダイナブックショック』と言う言葉を生み出した程の衝撃でした。
そもそも発売当時(1989年)におけるパソコンの希望小売価格と言うのは、デスクトップ型の場合でディスプレイを除いた本体だけで20万円を超えるものばかりでした。
ですから、ディスプレイを加えると30万円を越える価格になりました。
また、持ち運びが可能なラップトップ型(当時ノート型と言うジャンルが無かった)の場合でも価格は最低30〜40万円程度でした。
ちなみに東芝でSS001より前に発売していたほぼ同等の能力を持つ(内蔵バッテリ駆動も可能)ラップトップ型のJ3100SL(EXPRESS)の希望小売価格も40万円台でした。
また、SS001登場より少し前にとある会社が発売したノート型パソコンも50万円近くしました。
ですから、この『19万8千円』という価格は当時としては驚愕すべきものなのです。
また、この価格は当時の税制上の点(20万円以下の機材は資産とみなさない)からも会社として導入するのに好ましいものでした。
ですから会社単位や部所単位での大量導入も多かった模様です。
2つ目は、パソコンとして必要最低限の機能をA4ファイルサイズに凝縮していた事です。
そもそもSS001はインテル製16ビットCPUであるi8086相当品を搭載したIBM−PCの互換機です。(正確にはIBM−PC/XTと言うIBMが販売していたパソコンの互換機)
そのIBM−PCのために採用されたOSが現在で言うところのMS−DOSです。
MS−DOSが動作する条件として、1MB以上のメモリ+フロッピーディスクドライブ1台が必要でした。
ちなみにSS001はこのMS−DOSが動作する条件をクリアーしています。
また、日本語処理機能を使う上で当時においてもハードディスクは必要不可欠でしたが、辞書そのものをROM化する事で、ハードディスクが無くてもそれが可能となりました。
ですからSS001は、フロッピーディスクの使用のみで動作が可能です。
なお、ディスプレイの横640縦400ドットと言う解像度は当時の日本のパソコンにおいては標準的な解像度でした。
3つ目は、レジューム機能の搭載です。
これは、電源OFF後に再度電源ONとした時に電源OFF直前の状態に復帰する機能です。
これを利用すれば、例えば作業中に用事で少し席を離れる時にパソコンの電源をOFFにしても用事が済んで席にもどって電源をONとすればすぐに作業が再開出来るわけです。
現在のパソコンやPDAでは『あってあたり前』の機能ですが、発売当時としては画期的なものでした。
4つ目は、ハードRAM機能の搭載です。
これは、メモリの空き容量の任意の量をハードディスクの様に使用するもので、内蔵バッテリによって本体電源をOFFにしても内容は保護されます。
その容量の増減は今で言うBIOS設定画面(SETUPJ)で行ないます。
ここでパソコンをよく知る人なら『RAMデイスクとどう違うのか』と思われるかもしれません。
SS001におけるRAMデイスクとは、起動毎にハードRAM使用分を除いたメモリの空きの容量の任意の量を1時的にハードディスクの様に使用するもので、これはパソコン利用終了で電源OFFされた時に内容は全て消去されます。
ですから、ハードRAMとRAMディスクは別々に設定できます。
ちなみにハードRAMを利用する事でMS−DOSのシステムや普段利用するプログラムをそこに収能しておけばハードディスク搭載パソコンと同様の使い方も可能です。
 さて、このSS001を私は、勤めていた会社で文書作成等の事務作業に使用していました。
ただ、私が使用していた時には既に発売から4年以上経過していました。
ですから、その時点でも旧式と言うか廃棄処分品の部類に入るマシンでした。
しかし、使用するワープロソフトにしろ表計算ソフトにしろMS−DOS上で動作するものが多かったのでそれほど古さは感じなかったものです。
また、キーボードのキーが当時東芝が発売していたラップトップパソコンJ3100シリーズのと同じ大きさでした。
これは、一部のキーを除きデスクトップパソコンのそれと差がない大きさでした。
ですから本体サイズの割には入力操作はけっこう楽でした。
とは言うものの、CPUが16ビットですから処理速度自体はおせじにも快適なものとは言えませんでした。
この時期に主流は32ビットCPU搭載パソコンに換わっていましたから、16ビットCPU搭載パソコンにそれと同じ快適さを求める方がおかしな話ですが。
しかしながら、電灯線不要の運用が可能だった事もあって、終電の車内で報告書を作成する等ノート型パソコン故の色々な使用法を体験出来た事は、今思えば有意義でした。

 ファーストフード店(牛丼チェーン店)私考

 デフレスパイラルと言う言葉が少し前まで世間を賑わしたものですが、それを体現したようだと言えるものの1つが『早い、安い、ウマイ』を売りにしているファーストフード店の価格設定です。
それまで200円近くしたハンバーガーが100円でお釣りが来る値段になった時も驚いたものですが、400円位の牛丼が280円になったと言うのはそれを以上の驚きでした。
 最近こそ狂牛病騒ぎで少し静かになっているとは言え、日本人には牛肉に関する憧れというか信仰に近い物があるのではないかと思ったりします。
特に○○牛とか言うある種の銘柄を売りに出来ると言うのは、憧れや信仰の様なものがあるとしか思えません。
そんな訳もあってか、牛肉を安くしかもお腹いっぱい食べられると言う牛丼はファーストフードの中でも結構人気がある部類ではないでしょうか。
そんな牛丼を提供しているファーストフードチェーン、いわいる牛丼チェーン店が最寄り駅近くに、先日新たにオープンしその駅周辺の牛丼チェーン店は3軒になりました。
たかが3軒とは言えども、果たして共倒れしないのかと思ったりもするわけですが。
 実は、私も安さにつられて牛丼チェーン店をよく利用する方です。
しかしながら、牛丼以外の物を注文する事の方が多いのです。
それは牛丼以外の看板メニューとして多くのチェーン店にあるカレーライスです。
カレーライスにウンチクを傾けるほどのこだわりはありませんが、牛丼はどのチェーン店でも似たり寄ったりの味であるのに対して、カレールーには店毎に少しづつ違いがあって、それぞれ微妙な個性を感じます。
そのカレーライスを注文する者としていつも気になっていることがあります。
それは、なぜ紅生姜しか常備していないのか?と言うことです。
牛丼を食べた後に紅生姜と言うのは、油ギトギトの口の中にはさっぱりとして清涼感を感じる心地良いものです。
しかし、カレーに紅生姜と言うのは清涼感よりも強い刺激を感じてちょっときついです。
やっぱり、カレーには福神漬けと言うのが食後の口直しには心地よい感じがします。
牛丼チェーン店によってはカレーライスの皿の隅に申し訳なさそうに福神漬けがついてくる事もありますが、ルーとごちゃ混ぜになってみたりして、いつの間にかルーやご飯と一緒に口の中に運ばれています。
また、福神漬けが嫌いなのかせっかくのそれをわざわざのけて食べ終わった後にはそれだけがポツリと残っていると言う人も見かけます。
紅生姜を食べるか否かはお客に選択の余地があるのに福神漬けは最初からついていて選択の余地無しと言うのはちょっと不思議です。
 牛丼とカレーの両方を看板にしているのならば、紅生姜だけでなく福神漬けも同じように器に入れてご自由にお取りくださいと言った状態にして欲しいと思うのですが、いかがなものでしょうかな?!

 桁数三十一文字(ワールドカップ)

まだ来ない?まだ見ぬ彼ら蹴球の技優れしと聞きし者らよ 空の下(もと)蒼き十一人(イレブン)芝に舞い日出ずる地より蹴球の宴(えん) ドーハ越え、仏蘭西過ぎて亜細亜の地、天子の様に導け我ら

 2002年お花見場所?

 2002年は桜(ソメイヨシノ)の開花が全国的に例年よりも1〜2週間ほど早い上に、強風の多い日が続いた関係で桜の花が散るのが早かったので、のんびりと花見と言うわけには行かなかったかと思います。
私の住んでいる地域でも例年なら4月半ばまでは何とか花見が出来るのですが、今年は緑色に覆われた桜の木ばかりを見かけるこのごろです。
そんなわけでせめてもう少しだけでも花見気分を味わえたら思い、近所の公園で私が撮影した桜の花の写真を数枚UPします。
昼間:      夜間:    


 桁数、三十一文字(2002詠み初め)

ハマに居て年の初めを告げるもの除夜の霧笛や天舞う花火 初詣、闘い初め、観初めと、茶番初めの福袋かな

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