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この記事は、熊崎吉記が
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日雇いから抜け出すのは、難しい 2007.04.01  熊崎★吉記
 今回は、2007.04.01に配信したメルマガと同じエッセーを掲載します。


最近、写真週刊誌やテレビなどで、ネットカフェ、漫画喫茶で寝泊りして仕事をしている若者たちを、取り上げている。
 携帯電話で仕事を請けて、その日暮らしをしている若者たち。

 日雇いの仕事を斡旋する派遣会社、請負会社の立場から見たら、自分の都合の良い日だけ働くことが出来るから、働きたい人を集めやすいと思っているのかも知れない。
 
 僕は、長期の派遣契約での仕事、短期、単発の派遣の仕事を経験しているから、日払いではないけど仕事のない日が多い日雇いの状態の時もあった。
 長期の派遣契約のお陰で社会保険に加入でき、人生をやり直すことも出来た。
 
 でも、長期の派遣契約がなくなると、無職だから必死になって職探しの生活。
 人は言う、どんな仕事でもやれと・・・。
 でも、毎月支払いに必要な金額があるから、どうしても、それ以上収入を得られる仕事を探すから、仕事を早期に見つけることが出来ない。

 いったん無職になってあと運良く日払いの仕事を見つることができ、その日暮らしをすることが出来たとしても、そこから抜け出して常用雇用の仕事をすることは、難しくなってしまう。
 どうしてかというと、就職して初めてもらえる給料日までの生活費が無いから。
 給料日まで生活を維持すること、仕事に通うための生活費がないから日雇いの生活から抜け出せない。
 僕は、この辛さを知っている。
 でも、この生活の経験の無い恵まれた生活をしている人たちは、そのことを理解できない。
 それに、苦労している人にかかわりたくないから、何でも良いから働けとか、お金に困っている人には安易に自己破産を勧める。
 テレビのニュースで、一日12時間働いても1万円の給料で家賃を払ったら僅かのお金しか残らなかったとき、自分の努力が足りないからだと非難され周囲の理解を得られなかったということを語っていた男性のコメントを取りあえげていた。
 写真週刊誌では、仕事で頭に怪我をしたけど「寝れば治る」といわれて病院にも連れて行ってもらえず、労災の扱いも無かったということが書いてありました。
 社員は、しっかりとしたマスクを支給されるけど、携帯電話で集められてスタッフは、タオルを口に当てて仕事をさせられて、扱いが違うということもあるそうです。

 本人が努力して働いているけど、会社は、スタッフや従業員の事を機械のようにしか思っていないと思われても、仕方の無い状況が日本にあると思います。
 落語家やお笑い芸人は、登録事務所からもらえる給料が安いと嘆くことがネタのようになっているけど、ある番組を見ていて、ある師匠が弟子の給料は安くて生活出来ないかもしれないけど、食事に連れて行ったりして面倒見ていると言っているのを見て、今の経営者にはない人情というか、暖かさを感じました。
 会社と芸人の世界は違うけど、リストラや非正規雇用の従業員が増える雇用形態の変化は、企業というか経営幹部から人間の暖かさを奪ってしまっている感じを受けます。
 今、良い人材を確保するために、色々工夫する会社が増えています。
 その動きの中で、従業員を人材という会社にとっての財産と受け止めてくれる経営者が増えることを願っています。
 派遣や請負で働いている人にも、生活があるのです。
 その生活を維持できる賃金が保証され、安心して暮らせる世の中になれば、活力のある魅力のある住みやすい、夢や希望を持つことが出来る社会になると思います。

 従業員が離れていく会社、経営者ではなく、従業員が集まる会社、経営者になることが成功の鍵だと思います。


この作品を著者の熊崎吉記に無断で配布、複製、引用、編集、改ざん、販売、出版など一切を禁止します。
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