CROSSBREED PARK →BACK 

  1. ひかりの怪物
  2. みんな信者
  3. 杓子定木
  4. 世紀の曲芸
  5. 車といふ名の密室
  6. 漂えど沈まず
  7. 偉大なる社会
  8. 雑種天国
  9. 遊園地は年中無休
  10. 夜更けの彷徨
  11. 乳母車と棺桶
  12. 底なしの底

1, ひかりの怪物 →top
  MONSTER OF LIGHT

  午後の憂うつ
浮気な心
何処にいても
光を感じる

フェンスに腰かけ
無邪気に笑う
何処にいても
光を感じる

(おひさまの下)
(おひさまの下)
(ヤー・ヤー・ヤー・ヤー)
(おひさまの下) 

(おひさまの下)
(おひさまの下)
(ヤー・ヤー・ヤー・ヤー)
(おひさまの下) 

  やっと手すり離し 歩き始めた
この怪物 何処へ行くのか?
  衛星よ踊れ
軌道に乗っても
何処にいても
光を感じる

怪物が笑う
怪物がこける
何処にいても
光を感じる

木霊の中で
泣いてる俺たち
何処にいても
光を感じる

(おひさまの下)
(おひさまの下)
(ヤー・ヤー・ヤー・ヤー)
(おひさまの下) 

(おひさまの下)
(おひさまの下)
(ヤー・ヤー・ヤー・ヤー)
(おひさまの下) 

(おひさまの下)
(おひさまの下)
(ヤー・ヤー・ヤー・ヤー)
(おひさまの下) 

 

2, みんな信者 →top
  EVERYONE'S A BELIEVER

あの娘を抱きしめたら
下界が小さくなる
今まで見てきたもの 全てが見える

人は俺をさして
夢にもたれてると
想像をさえぎっては 心を閉める

頭をかえて 悩みひもとくと
あー つまらない やりとりが見えるだろう

ここにあの娘がやってくる すぐにあの娘がやってくる

そいつの憎むべきは
そいつの心の中
都合のいい偶像をいつも彫る

頭をかえて 家を離れたら
あー つまらない 自分が見えるだろう

ここにあの娘がやってくる すぐにあの娘がやってくる

渡り鳥でさえも
帰る空が分かる
涙が出そうな程 深い空

頭を裂いて 一切からにして
あー つまらない 自分を見たいだけ

ここにあの娘がやってくる すぐにあの娘がやってくる
ここにあの娘がやってくる そして彼氏もやってくる

 

3, 杓子定木 →top
  THE FORMALISTS' BLUE

大きな栗の木下 あなたと私
汚れた雨を避けながら 踊り明かそう

大きなビルの谷間で よく見る奴らが
小さな蟻を踏みつぶす 話してたよ

小さな嘘もいつしか 膨らみすぎたね
おまえ気付く暇もなし 変わる気もなし

小さな蛇口ひねって 水を飲んだら
大きな嘘の習わしが 腹に溜った

今日も一日 杓子定木で単純な大声を張り上げてた
今日も一日 杓子定木で簡単な反抗を繰り返した

大きな栗の木下 あなたと私
汚れた雨を避けながら 踊り明かそう

大きな顔で振舞う ひしゃげたプライド
おまえの街ならその顔も 通用するだろう

小さな街でこさえた ささいな出来事
大きな噂の風になり 今日も吹き返す

今日も一日 杓子定木で単純な大声を張り上げてた
今日も一日 杓子定木で簡単な反抗を繰り返した

 

4, 世紀の曲芸 →top
  THE LAST & GREATEST ACROBATICS

通りでこけた みんなが笑ってる
通りでこけた 服はボロボロ
通りでこけた 雨ざらしの中で
通りでこけた いつか見た夢

泥沼の中で 縁どり手探れば
泥沼の中で 足を取られる
泥沼の中で 言葉が声にならない
泥沼の中で いつか来た道

さあ見せておくれ もっとスピード上げ
雨降りしく中 世紀の曲芸を

受けを狙えよ 軽技を見せてよ
受けを狙えよ 芸人らしく
受けを狙えよ 人目を引きたいなら
受けを狙えよ 命をかけて

さあ見せておくれ もっとスピード上げ
雨降りしく中 世紀の曲芸を

雨は降るだろう 山じゃ土砂くずれ
自然な形にもどすため
雨は降るだろう 高速じゃ事故さ
不自然な形をなくすため
ああ ああ お見事だね
さあ さあ お仕事だよ
お金をくれたらやるよ
いつでもうまくやるよ
知らない星じゃ大笑いさ 曲芸師達を

 

5, 車といふ名の密室 →top
  SEALED CHAMBER CALLED CAR

あいつは車の後部座席に忍び込む
名無しの溜め息を今日も聞く

あいつは物知り部屋の隅までよく見てる
あいつの中のあいつは絶対だろう

何も見えない何も感じないあいつ
強い風に吹かれないから

密閉された部屋の中で強いあいつ
まだ見ぬ無名戦士 目覚めたり

きれいな部屋と車の中で
あいつはいつもボスだろう

何も見えない何も感じないあいつ
強い風に吹かれないから

あいつは車の後部座席に忍び込む
名無しの誘惑を今日も聞く

きれいな部屋と車の中で
あいつはいつもボスだろう

ある晴れた日・・・
あいつの中で眠る狂気が刃を磨き今か今かと
密閉された車の中で育まれた離し
BEEP BEEP BEEP YEAH !

 

6, 漂えど沈まず →top
  DRIFTING, NOT SINKING

あー 広い水槽で漂いゆく
あー ここで決して沈まないさ

小さな声で叫んで 口を押さえた
大きな声でつぶやき 窺い立てた

移ろふ景色は脅す 人の記憶を
見紛う事を悩まず そこで漂う

かなわない広さや深さに出会った時
立ちすくみ漂うことを誤魔化せないよ

あー 広い水槽で漂いゆく
あー ここで決して沈まないさ
あー 時の中で溺れている
あー 溶けた氷のうは誰の姿

飛び散る絵の具の中で君の見たもの
知らず知らずの内に見過ごしていた

かなわない広さや深さに出会った時
立ちすくみ漂うことを誤魔化せないよ

どこか俺も犯罪者みたいだな
そして君も犯罪者みたいだね

かなわない広さや深さに出会った時
立ちすくみ漂うことを誤魔化せないよ

 

7, 偉大なる社会
  GREAT SOCIETY

(INSTRUMENTAL)

 

8, 雑種天国 →top
  LAND OF A MILLION CROSSBREED

不可思議も 当たり前と 呑込んで
秘め事も 静かに太るばかり
何処となく 笑えない場所ばかり
構わずに 踊れない奴ばかり

街はずれ もやの掛かる道すがら
落し物 拾わずに眺めてた
抜け殻を 抜き捨てたり着たりして
悪い癖 出足払いに尻ごみさ

罠にはまり 振り返ればおかしいから
とぼけてるのさ やってられないから
巻き返しを 計るから よく見とけって気分さ
いろんな奴がいるのも ええじゃないかって気分さ

体は 見るからに 元気そうだね
みんな混ざりもの 雑種天国

不思議そうに 見つめてる 子供たちが
同じような顔をして 争ってる
ほら そこの おとうさん 忘れてるよ
ここは雑種天国

 

9, 遊園地は年中無休 →top
  AMUSEMENT PARK HAS NO DAY OFF

朝方から冷えるから あの娘のそばにいるのさ
その飾らない景色で 2人夢がみれる
えの向こうに何がある? 何もないと思うけど
そう あの娘の目の奥に虚栄は映らない

人前で遠慮なしに 泣ける奴もいるけど
安心しきってなぜか 許されると思ってる
正直に感じたまま 涙はつたうだろうよ
でも些細な事でさえ うろたえるばかり

特別って思ってても 狭い海で皆泳ぐ
特別って思ってても 観覧車の様に回る

悲しみが渦を巻いて身体に絡み出すけど
そう あの娘はまたしても うろたえたりしない
隠し場所は何処にある? 人には分からない場所
泳ぎ疲れる程なら 適当に休める

何もそんなに急がないでも 観覧車は回る
遊園地は年中無休 観覧車は回る

小さな魂で自分が大きく感じた
けど今 巻き込まれてる この世界に

 

10, 夜更けの彷徨 →top
  RAMBLER THROUGH THE LATE NIGHT

この街の夜は長い 夜更けに人々は委ぬ
戯る2人のための寝床を探してるから

紛らす事を信じて 夜更けに報いは見ない
明日の朝は来ない あの娘がほほえむから

若緑敷く中で太陽は沈むだけ
あの娘が踊る跡にも花は咲かない

一日が過ぎゆく 夕陰に愚痴る
歩き足りないから 夜更けにさまよう

若緑敷く中で太陽は沈むだけ
あの娘がうたう空にも雲がもたれる

この街の夜は長い 夜更けに人々は委ぬ
戯る2人のための寝床を探してるから

 

11, 乳母車と棺桶 →top
  BUGGY & COFFIN

全くどうして? 自尊心だけ強くて
あの町この町 流れ歩いた訳だろう?
一体何を落としたか? 一体何を落としたか? 教えて

あいつの前では みんな要領得てるけど
あいつのふるまいも 見事笑われ始めた
哀れお山の大将 山の上から降りなよ
一切合切捨てろよ 一から出直しできるよ
今のうちなら間にあうよ

笑いとばせるけど あんた片足づつ
乳母車と棺桶に入れてる

あーこの島じゃ忘れそう 元来全てが同じということを

おやじは言うだろう "おまえまだまだ青いぜ"
ガキは言うだろう "あんた似たようなもんやで"
これまた追いつ追われつ
おやじはいげんを示した それだけ

歌でも歌えば 少しは気が晴れるだろう
ところがその歌も今じゃ色々あるみたい
お金のための歌だろ 人気のための歌だろ
その場しのぎの歌だろ 調子いいだけの歌だろ
バカでももうかるみたいさ 歌手歌手

笑いとばせるけど あんた片足づつ
乳母車と棺桶に入れてる

あーこの島じゃ忘れそう 元来全てが同じということを

 

12, 底なしの底 →top
  BOTTOMLESS BOTTOM

もう期限切れだろう?
このまま風に吹かれたいのさ
もうやり残しをそのままにして出かけたいのさ
ずっと前 何も知らず 壁越しに秘密を聞いた

おー 人ごみの中 特別だった自分がいない
おー 隣りの人も特別だった自分を探す
ぐっと手が空をつかみ引き戻す 誰もいない

もー 手遅れなのか 誰も彼もが不自由そうだね
おー きれいに並ぶベットの上で眠る魂
知っていたそんな事は 知らぬ顔
知らない振りで あまえてきただけさ

神様はいない おまえがそうだろう?
おまえの中にきっといるんだろう?

弱い順番に死んでいくのなら
そろそろ次あたり俺の番だろう そうだろう?

あー 丘の上 乾いた風 大樹に背もたれて
あー 底なしの青空に笑えるはずだろう?

この地面が底なしの泥沼でも泳げるかい?
底なしの底に何がある? その奥には何がある?
この地面が底なしの泥沼でも祝杯を
底なしの底に何がある? その奥には何がある?

あー 生きてることを 当たり前だと思い込んでた
あー しょい込むものは 喜びだけと信じ込んでた
ずっと前 何も知らず 壁越しに秘密を聞いた

おー 人から見ると俺の身体は元気そうだろう?
おー 君は思う 君自身も大丈夫と
ふっとした もののはずみ
大いなる人ごとだった世界がそこにある

弱い順番に死んでいくのなら
そろそろ次あたり俺の番だろう そうだろう?

この地面が底なしの泥沼でも泳げるかい?
底なしの底に何がある? その奥には何がある?
この地面が底なしの泥沼でも祝杯を
底なしの底に何がある? その奥には何がある?