THE BEATLES

ビートルズ 左からポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、ジョン・レノン、リンゴ・スター


HISTORY

アーティストの履歴を簡単に紹介しています

 リバプールの美術学校の学生だったジョン・レノンと、友人のポール・マッカートニーを中心に、ビートルズが結成される。 1962年10月5日、シングル「Love Me Do」でレコードデビューを果たす。 63年1月11日に発表された2枚目のシングル「Please Please Me」がチャート1位になると同時に、イギリス国内での人気を不動のものにする。 世界進出は翌64年。 2月にアメリカの人気TV番組「エド・サリヴァン・ショー」に出演して大成功を収め、続いて4月にビルボード誌のシングル・チャートのベスト5まで、すべてビートルズが独占するという偉業を成し遂げる。  日本でも人気は絶大で、66年には(ビートルズとして)最初で最後の来日をはたし、成功を収めた(武道館がコンサート会場に使用されたのは、ビートルズが最初だった)。

 しかしこの後、彼らは混乱に終始するステージと、殆ど自由の許されないツアーに拒絶反応を示し、ライブ活動を停止、専らスタジオ・ミュージシャンとしての道を歩む。 そんな中で生み出された作品が、あの世紀の傑作と言われた「Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band」であった。 だが長いレコーディング・スタジオでの生活が、しだいにメンバー間のバンドの結束力を無くしていった。 次に発表された初の2枚組アルバム「The Beatles」(ホワイトアルバム)は、個々のソロ・マテリアルばかりを集めたような印象がみられる。 4人が優れたミュージシャンであることを証明したと同時に、“解散”の兆しをうかがわす結果になった。

 メンバーのソロ活動が活発化する中、69年、バンドの状態をみかねたポールの「もう一度ビートルズをやろう」という呼びかけで、「Abbey Road」のレコーディングが行われた。 作品の完成度とは裏腹に、メンバーの団結力は戻ることはなく、1970年4月10日、ポールが「ビートルズは終わった」と、解散を公式に発表した。

  

左)中央が「5人目のビートルズ」と言われた名プロデューサー、ジョージ・マーティン

右)「エド・サリヴァン・ショー」に出演中のビートルズ。 中央がエド・サリヴァン




私とビートルズ

私のアーティストに対する個人的な意見

 とにかく、私が洋楽にのめりこんだ最初のアーティストがビートルズでしたね。 とりあえずビートルズだけは聴いておかないと、と思って聴いたのが理由でした。 ビートルズを知ってから、他のどんな洋楽アーティストの作品も聴けるようになりました。 それだけビートルズの影響は強いということでしょう。

 またいろんなアーティストの作品、特にビートルズの前の世代の作品を聞いた後に再びビートルズを聴いてみると、同じ曲でも違ってきこえるんですよね。 「あ、このパートはあのアーティストのあの曲のあそこのパートの影響を受けているな」とかいうふうに。 もちろん逆のパターンもありますが(というか、逆パターンのほうがほとんどなのですが)。 これがビートルズを楽しむためのひとつの方法だと思うのです。 優れたミュージシャンと言うのは、自分が影響を受けた音楽を自分なりに解釈して、そこから新しい音楽を創る、という技術に富んでいる人たちのことだと思うのです。 ビートルズの場合は、その技術が非常に優れていたのだと思います。 そして、ビートルズを聴いて育ったミュージシャン達も然り、です(現在のロック界で、ビートルズに全く影響を受けていないミュージシャンなんて存在するのでしょうか?)。 ビートルズを聴けば、他も聴けるというのは、こういった理由もあると思います。

 「好きなアーティストの作品しか聴かない」ことが、そのアーティストの本当の楽しみ方なのでしょうか? 私はビートルズでこういったことを学んだような気がします。




独断と偏見で選ぶこのアーティストのこの1枚

本当に独断と偏見でアルバムを選びます。これに関しての苦情はご勘弁を(笑)

RUBBER SOUL(ラバーソウル)

 私は、アーティストの方針を決定付けるアルバムというものがけっこう好きなんです。 ビートルズの場合は、このアルバムがそれに当たるのではないでしょうか。 アイドルからアーティストへ脱皮する瞬間、このアルバムを聴いててそんな感じを受けることができます。 「MICHELLE」、「NOWHERE MAN」、「GIRL」、「IN MY LIFE」など、私の大好きな曲もたくさん含まれているアルバムです。




アルバム紹介

いま現在CDショップで購入できる日本版のアルバムを羅列。編集版は除きます。

製品番号とかも掲載したいですねぇ。

 1 プリーズ・プリーズ・ミー PLEASE PLEASE ME
 2 ウィズ・ザ・ビートルズ WITH THE BEATLES
 3 ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! A HARD DAY'S NIGHT
 4 ビートルズ・フォー・セール BEATLES FOR SALE
 5 4人はアイドル HELP!
 6 ラバー・ソウル RUBBER SOUL
 7 リボルバー REVOLVER
 8 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
              SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND
 9 ザ・ビートルズ THE BEATLES
10 イエロー・サブマリン YELLOW SUBMARINE
11 アビイ・ロード ABBEY ROAD
12 レット・イット・ビー LET IT BE
13 マジカル・ミステリー・ツアー MAGICAL MYSTERY TOUR

アルバム「Abbey Road」のジャケット写真のアウトテイク。 ポールの足に...!



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