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1999.11.11 ドキュメント
今、アンディーのCDとか、パンフレット、雑誌とか並べて、すごくにこやかに過ごしてます。
とにかく、華仔兄貴といっしょに過ごせた喜びでいっぱいなんです。
あなたは、子供のようだと笑うかもしれない。
しかし、あまりに思い入れ強かったし、96は逃しているので、感慨ひとしおです。

あの2時間、じゃないといいな。
前日の夜から、夜勤の仕事、入っていたのですが、馬鹿に体が動くし、キータッチも速い。
この時点で、わくわくしていたのでしょう。
でも、夜勤だったことで、得だったね。
行かれた皆さん、仕事帰りの人、多いだろうから、疲れ、あったと思います。こっちは、一回、寝てるからね。
ああ、何から書けばいいんだろう。もう、一曲目のあんでぃー登場で、「もう、死んでもいい」 と、思ったね。

そして、終演までのなんと、充実した時間だったことか。
96年は、笑っちゃうくらい、演芸ぽくて、「ちょっと、誤解してないっすか、兄貴」という感じでしたけど、(ビデオで観た限り)今回は、ダンサー、装置とも、壷にはまっていたと思います。
華仔とともに、舞台監督にも感謝です。
(あ、あと、照明もよかったです)

この日が来るのが、あまりに早くて、準備不足だったんですが、「掛念」「忘情水」「中国人」は覚えてました。一緒に唄ったけど、あまり、これらの曲は唄っていた人、いなかったみたい。
前半、「浪子心聲」が、カットされたのは痛いね。
スタンダードだから、フル・コーラスいけたのに。

でも、僧の格好の「木魚興金魚」いいなあ、お客さん、どこで、あの金魚、買ったんだろ。
この衣装での「忘情水」なんか、イメージ違う気もしたけど、やはり、泣けました。
でも、後半、バイクに乗っての登場、しびれましたぜ、兄貴。そして、ピンクのスーツ、結局、これを着るため、金髪だったのかな。
金髪と妙にマッチしてかっこ良かった。
(金髪、反対だったんだけどね)

あのスーツでの「ねい(書けない!)是我的女人」なんて、いいムードだったんだろう。こんな、大人の歌手いないなあ、日本には、と思いました。(サックス、生音じゃなかったけどね)
「笨小核(この字もかけん!)」での 受良との(ですよね、もう一人の方?)デュオでクライマックスでしたけど、こっちのカタルシスも頂点だったので、これで終わっていくというのは、惜しい!
もっと、聴かせてよおー。

最後、バラード3連発で、エンドでしたけど、悲しかったっす。もう、兄貴とお別れかと。

(どうも、CD評で書いたように歌い上げるバラード、兄貴あってない気、するんですが。いかがでしょう?)
学友の時は、終わった後、「超人を見てしまった」という凄みが感じられて、満足でしたが、今回は「兄貴が帰ってしまう」という寂しさがあって。
(思い入れ強いからかな)まあ、満足には違いないけど。
何か、日本でカットされた曲もあって、それも、どうも納得いかん!あと、もっと、男性客にきて欲しかった。

彼は、何より「男 華仔」でアクション映画とかやくざ物とかで、俺みたいに惚れてしまった男性、多いと思ったんだけど。
(でも、綺麗な女の人ばかりで、それはそれでいいんだけどね)
まあ、不満は次回に残して、次も行けるよう頑張ろう!!

PS この時点で、ゾートンは失神して、救急車で運ばれました。よほど、うれしかったんでしょう。
続編は後ほど書かせますので、ご了承下さい(管理人)

「明星を語る」アンディー・ラウ 続 2.映画編
彼は、「横浜日劇」のスターだったんだよ。
(喫煙自由、それ風の人が、競馬の結果とか聞いてる。
「わが人生最悪の時」など、探偵マイク濱のシリーズのロケ地。)
たまに、アメリカのB級映画と、抱き合わせで、やってきて、よく行ったもんです。
(いかにも、プログラム・ピクチャーぽいのが良かったです。)
「アンディー・ラウの逃避行」「サンダーボルト」「カジノ・タイクーン」「リー・ロック伝}から、「復讐のプレリュード」「フルスロットル」まで、ずいぶん行ったなあ。
(「上海グランド」、「いますぐ抱きしめたい(リバイバル)は短館)
やはり、アクション・スターという印象は拭えないけど、それが、かっこいいんだ。
(90年代、初期の髪型、いかにもアイドルで笑っちゃうけど。今、イメージできる横分け(かっこいい!)は95〜96年くらいかな)

やはり、僕も決定打は「いますぐ〜」と「〜逃避行」かな。
女性に優しく(それが、なよっとしてない)、手下には、厳しいけど、いざという時、頼りになる。
(血みどろでも。彼には、「出血率、東洋一」というありがたくない命名もあるくらいですから)
実際、この人、現場でも、スタッフに厳しいんだけど、期待以上のことすると、「とびきりのやさしい笑顔」で、面倒みてくれるみたいな印象あるな。
あと、遊ぶとき、若衆を連れて、男同士で、飲みにいったりするけど、恋人と二人になると、すごく「硬派」だけど、優しいんじゃないか。
あと、「大根」「演技がくさい」とかいわれてるけど。「欲望の翼」の警官役(ガードマンかな)を観て欲しい。ちゃんとできるんだよ。
ただ、香港の観客が「大ぶりな演技」を要求するんで、知能犯的にそれに合わせているだけだって。

もし、あと5〜10年早く出ていたら、ジョン・ローンより「イヤー・オブ・ドラゴン」「ラスト・エンペラー」もうまくこなせたのに。
不満は、そういう芸術作品に、敢えて出ないことだけど。
(きっと、うまくやれる!)

あと、一部の香港人が、彼を「波士」と呼ぶけど、もう中年の、「甘いも酸いも知り尽くした」役もして欲しい。
もう四十過ぎだ。最近の「黒馬王子」とか、「ゴッドギャンブラー〜」は今までの演技を、ご破算にするリスクも負っていると思うんだけど。
どうですか?
(「黒馬王子」は腰抜かしましたぜ)

「明星を語る」アンディー・ラウ 続 3.ポップス編
正直、告白しますけど、僕は「回家真好」で、歌手としての華仔を発見しなおした感がしました。

どうも、昔は「俳優さんが歌っている」という印象が強くて、「歌手としての大明星」という面を無視してきたかな、と。
この人、学友ほど、歌うまくないけど、とても親しみやすいメロを唄わせたら、右に出る人ないね。

楽曲にも恵まれている。
そして、学友にないのは、やはり、「役者歴が長い」ことで、「香港演歌」というイメージで、みごと、歌に感情移入できることでしょう。
(華仔迷の方、日本の情緒的演歌と一緒にして怒らないでね。
だって、歌詞は厳しいし(日本の演歌は甘ったれだ)要するに、「正統派」ということです。)

そして、「正統派」メロディーから、リズムアンドブルース、ロックまで、幅広くこなせる。
(でも、「正統派」からは逸脱してない)学友は、声量が幅広いから、難しい曲もこなせるが、華仔はそれがない分、割と「大衆的」で「歌いやすい」曲が多いというのも特徴のひとつ。

あと、これも役者さんのメリットのひとつだろうけど、「掛念」とか「笨小核(字が無い)」みたいな勇ましい曲がうまい。
(やはり、映画でヒーロー演じるメリットじゃない?)僕は、大事な仕事の時、これらを聞いて、自分を奮い立てさせます
あと、「你是我的女人」みたいな、アダルト・コンテンポラリーがアレンジばっちしで、聴かせるね。
あと、作詞能力。
馬鹿にしちゃいけない。
これは、どれでも読んで欲しいけど、厳しくて、すごく読ませるんです。
(孤独な詩が多いのだけど)
これから、どんな変化を見せるか?基本的には大衆と共に歩む方向だろうけど、それでも、多彩な曲を唄って欲しいです。
続く・・・。


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