<< back ★「拝啓アンディー・ラウ」 VOL.4 H11.11.30★ next >>
<< 明星を語るINDEX ■ゾートン、作詞に挑戦!■


拝啓、アンディー・ラウ、あなたがこの国を去ってだいぶ経ちますが、まだまだ、日本は「悪意」が満ち溢れ、「人間愛」などありません。
そして、何を勘違いしているのでしょう、「香港迷」は後を断ちません。
僕らは、単なる「旅行者」〔別のいい方なら、ツーリスト)であり「香港」での「生活者」ではありません。それなのに、ゾートンとかいう男は勝手に「思い入れ」を書き殴っています。しかし、あなたの歌声は、まず、香港での「生活者」のためのものであり、呑気に「観光地 香港」を訪れる人間のものではないのです。
今回のツアー、あなたが、充分稼いだのなら、僕らは、満足するべきでしょう。

「一介のエキソチズムに酔うナルシスト」僕の事

しかし、僕は自分の「貧しさ」〔精神的な)を見つめるといいながら、仕事からの、そして生活からのストレスから一時的に「逃避」するため、あなたを聴くのです。
日本の現実を見つめなければ、と思いつつ、あなたのような甘えのないラブ・ソングは、この地で遂に見つけられなかった。

「逃避」といういい方は、あなたを舐めているかもしれません。

僕はかえって、あなたの詩を読むと覚醒するから。

あなたの「&#20320;」は、恋人を超えて、時間や世界にまで広がっていくのです。
こんな、知性的な詩の書ける人は、ここにはいなかった。「はるか東南アジアの一国のスター」、でも、あなたが、アジア[日本を除く)で支持されているのが、わかります。

「情深的一句」、なんと、今の僕の気持ちを代弁する曲でしょう。
そう、僕は、あの人を傷つけてしまった。過去の罪は拭えない。
でも、引きとめたかった。僕の過ちを許して欲しい。
せめて、あなたの演じる「男」をあの瞬間、ぼくは勇気を出して、出せばよかった。
愛のためには命を賭けて「賭侠」になることを惜しまない。
あなたが、教えてくれていたのに。嗚呼。
「情深的一句」、いまだ、凍結している、僕の言葉です。
最後の映画が「烈火戦車」。出来すぎた話でしょうが、「思い出」として終わってしまい、僕の心にしか記憶されてないこの「記録」。
「俗」にまみれた、今の生活、もう「思い出」は蘇ってこない。
過去はあなたの言う通り、取り戻せない。でも、お互いを高めあった、あの「豊かさ」がないことに愕然とする日々

「情深的一句」、相手は忘れたかもしれないが、僕はどうしても言うべき言葉。

あなたがこの曲を唄い続ける限り、僕はあなたを離れられない。
せめて、「匹夫最勇」として、自分を慰めていくしかない人生を、僕は引きうけましょう。
(せめて、言える機会を希望にして)
僕が、あなたを「発見」したことは、もしかしたら、「実存」に関わる事なのかもしれないと、あなたの詩を読むと感じるのです。
PS ラップか字余りロックで。