はぐれ出羽紀行 ブルートレイン殺人事件編 その0
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今回、ワタシは職場の大先輩の誘いで山形県櫛引町の黒川能に関する史料調査に参加する事になったので、ついでに色々行ったるでえとの意気込みで、いざブルートレイン発情者もとい初乗車としゃれ込んだわけです。
2000年7月27日
21時20分ころ、寝台特急「あけぼの」の発車20分前にギリギリ到着。山手線から回送される「あけぼの」が見えたり、高崎線が遅れているとの情報があったので、「なんだ余裕じゃん」とか思って余裕の記念撮影。
交直流両用機関車EF81、寝台車両24系客車、うーん幼い頃の鉄道マニアの記憶がムラムラ蘇る。交直流両用なので青森まで機関車を付け替える事無くいけちゃうのだ。
是非ブルートレインには乗ってみたいと、鉄道マニアで無くなってしまってからも、前々から思っていたので、夜行の旅情に浸れるぜぃ、とかなりウキウキな気分。
そんで最後尾の客車の写真も取りに行く。
取り敢えず荷物を置いてメシの調達だっ!と自分の個室へ向かう。
するとB寝台の個室だから仕方が無いけど、↓の写真の状態。「ううっ狭すぎる〜」
スペースは兎も角高さが無いので非常に窮屈な感じ。
何はともあれメシだメシ。と売店を駆けずり回るも、どこにも弁当がない。結局富山の有名駅弁であるところの「ますのすし」を仕方なくビール2本と共に購入。
ここいらで余裕の行動がアダとなり、もう発車3分前。高崎線が事故だってのに定刻発車。ぎりぎりで乗車しいよいよ出発。上野発21:41.
ブラインド開けっ放しで大宮駅の皆様に小汚い姿をご披露して、メシを食い高崎に停車した後はもう深夜で翌朝3時の村上まで営業停車はないので、安心してユカタに着替える(まだブラインド開けっ放し)。
水上で運転停車(客の乗降は無く、運転士・車掌の交代や機関車の付け替えなどで停車する事)し清水トンネルへ。湯檜曽・土合というトンネルの中にある駅を見る。
長岡・新津でも運転停車。ううっ寝れない。子供並みの浮かれようで上気してちっとも眠くなってこないのだ。
新発田を通過するあたりで星がキレイな事に気が付く。
新潟県もそろそろ出てしまうって頃には眠れない事にひたすら焦ってしまう。
3時頃村上に停車しとうとう新潟県は終わり、次のあつみ温泉駅停車で山形県に突入。もう空が少しずつ白んできた。もう腹を括って眠らん覚悟を決める。
鶴岡到着20分前、車掌のモーニングコールを受ける。15分前、PHSの目覚ましが鳴る。ううーこれは夜行列車を堪能したのだろうか?夜行は堪能してたとしてもも寝台である必要は全くなかったのであり、そんな複雑な心境のまま、4:37鶴岡駅に到着してしまったのである。
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