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行け!稲中卓球部 [いけいなちゅうたっきゅうぶ]
作:古谷 実 連載誌:週刊ヤングマガジン 単行本:全1?巻 連載時期:調査中
「い」の作品は案外少なくて、他には「1ポンドの福音」(高橋留美子)と「一生懸命機械」(吉田戦車)しかないんで、メジャーに過ぎるとは思いますが、「稲中」で。
稲中は高校時代くらいだったかと思います。高校入って「マスターキートン」(勝鹿北星・浦沢直樹)の次に流行ったマンガだったと思います。
かなりのメジャー作品であり、ギャグマンガなのでストーリーは省きますが、稲中は学園マンガもしくはスポーツマンガに革命をもたらしたと思います。従来の学園マンガは青春のスポーツ!、青春の恋愛!、もしくは青春の徒花喧嘩上等、だったわけですが、稲中は「おれたちテストやスポーツや恋愛からきしだけど、ちょっとおもしろいぜ」という普通の人、(前野や井沢や田中などは)ある意味普通以下の人たち、が主人公の学園マンガ、というジャンルを築いたと言えると思います。
つまり稲中があって、「幕張」や「魁!クロマティ高校」があり、「なんだよ、コレほとんど前野じゃねえか」というようなパクリマンガが結構あるほどです。
中学時代に「伝染るんです」で吉田戦車の世界にどっぷりだった私は、最初こそ稲中に抵抗がありましたが、そんな訳でかなり笑わせてもらいました。
その後の古谷作品はどうなんでしょう?ヤンマガは殆ど見ないので判りませんが、情報があったら教えてください。