<浦口、二俣あたり>
 伊勢市浦口町あたりは芭蕉が宮川より外宮に参拝時などの通り道にあたり、日本橋よりの距離の基準点になった筋交橋もこのあたりに欄干のみが残っている。
 「門に入れば蘇鉄に蘭のにほひ哉」の句を読んだ守栄院は明治に廃寺になり現存しないが、句碑は200Mくらい東の瘡守稲荷(法住院)に残る。しかし自然石に刻まれたのか現在ほとんど文字を読むことが出来ない。
  
                               
 昔守栄院のあったと思われる場所あたりは昔の町の区割りが残り、狭い道が続くが印象に残る古い建物は殆んどない。浦口町史によると守栄院跡は大杉稲荷があったとされるが、そこにはボウリング場の巨大な建築が建っている模様。
 しかしゆっくり歩いてみると、車の入らない道の奥に小さいお寺が残る、境内といって殆んど無いが懐かしい雰囲気を残している。唯一300年くらい前の雰囲気に浸れる場所が玄忠寺あたりに残っている。
                   

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