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ジェガンの葵(仮)
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用語&登場人物紹介


MS
「モビルスーツ」の略。巨大人型乗用機の通称。
作業用の宇宙服が大型化して出来た、という過程があるため、「ロボット」とは呼ばれない。
ミノフスキー粒子の発見によって、レーダーによる誘導兵器が役立たずになり、
ヒトの乗る機動兵器が見直されたこと、
また、戦局に合わせた柔軟な対応が出来るということ、
などの点により、戦闘用兵器として進化した。

 

ミノフスキー粒子
あらゆる電波を反射・吸収する、特殊な微粒子。
これは正確な説明とは言えないが、長くなるので割愛。
とにかく、これが散布された空(宙)域では、無線操縦・電波通信・レーダー索敵などは、
互いの距離や、粒子の濃度にもよるが、極めて困難ということになる。
電子戦が無効化されたことにより、巨大人型兵器の進化を促した。

PT

「パーソナル・トルーパー」の略。意味するところは、MSとなんら変わらない。フォルムや機構も似ている。

一部の民間研究所が作る人型高機動兵器のことを、特にこう呼ぶ。

強いてMSとの違いを言うならば、

「服」であったMSに対し、最初から「機動兵器」として発想されたのがPTと言える。

民間企業による研究実験、という側面も強く、

MSとはかなり系統の違った発想の兵装やエネルギーシステムが採用されることが多い。

 

コロニー
本来の意味は「群生」もしくは「群生地」だが、ここでは「スペースコロニー」の略。
宇宙空間で大勢のヒトが暮らすための、巨大な人工衛星のようなもの。
内部には、擬似的な自然環境が作られているが、
閉鎖環境のため、決して暮らしよいところとは言えない。
地球の人口飽和と自然環境の悪化を改善するため、
多くの人が困難を承知でここに移り住んだのだが、一部の特権階級が地球に残ったため、
スペースノイドアースノイドの対立→戦争、という図式を招いた。

スペースノイド
コロニーなど、宇宙に住む人たちの総称。

アースノイド
スペースノイドに対し、地球で暮らす人々の総称。

ニュータイプ
突出して優れた認識力・洞察力を持った人間のこと。
常人からは、ほとんど透視・予知能力者としか思えない。
また、複数のニュータイプが出会うと、その互いの力の相乗効果で、
まるきりテレパシー能力のような意思疎通が可能になる。
宇宙空間という極端な環境に、ヒトが適応した結果と言われるが、
そのせいか、スペースノイドの方に多い。
決して戦争用の能力ではないのだが、「優秀な戦士」の同義語になってしまっている。
これに対して、常人のことをオールドタイプと呼ぶことも。

アムロ=レイ
俗に「1年戦争」と呼ばれる戦争で活躍した、伝説のニュータイプ。
彼の活躍は戦記物などで有名になり、その愛機・RX-78-2、通称「ガンダム」は、
その名と姿を、後の高性能MSが、こぞって真似るほどである。
実は当時、彼は民間人だったのだが、そこがまた大衆受けの良さに繋がったらしい。

1年戦争
<サイド3>を中心としたコロニー国家「ジオン公国」が、地球連邦に仕掛けた独立戦争。
大義名分は、
「連邦による地球偏重/コロニー差別主義の改善要求と、地球環境を汚染し続けるアースノイドの粛清」。
だが実質は、ジオンを乗っ取ったザビ家による、地球圏支配の目論みであった。
しかし、連邦の腐敗と地球環境への圧迫、コロニーの軽視は事実であり、
スペースノイドを中心とした多くの賛同者を得る。
また、MSが初めて本格的に実戦投入された戦争でもあり、
一時は、MS部隊を擁するジオンが、物量には劣りながらも圧倒的であった。
しかしアムロ=レイと連邦初の本格MS・ガンダムの活躍もあり、連邦が巻き返し、
決戦と言うべき宇宙要塞ソロモン攻防戦にて、巨大な隕石が飛来、敵味方の艦隊を巻き込み地球に落下。
うやむやのうちに戦争は終了した。

RX-78-2ガンダム
ジオンのMS部隊に苦しむ連邦が作り上げた、初のMS。
正確には、先行するプロトタイプはいくつかあるので、
それまでの試作機のノウハウを結集させた、まさに(当時の)技術の結晶というべきであろう。
装甲・火力・機動力ともに申し分なく、多彩な武装でいかなる戦局にも対応、手先が器用で汎用性も高く、
さらに「ニュータイプ」の実在を世に知らしめることとなるアムロ=レイの操縦により、
「連邦の白き流星」「白い奴」といった、カラーリングを元にした異名や、
ストレートに「化け物」と呼ばれることもあるほどの、壮絶なまでの戦功を立てる。
のち、この機体と「ガンダム」の名は伝説となり、
多くの機体が、その活躍を祈って白いカラーリングと「○○ガンダム」の名を名乗ることとなる。
そしていまや、「超高性能機」の代名詞。

 

ジェガン

地球連邦側の最新型量産MS。

ガンダムを参考に一年戦争時に大量生産され、劣勢だった連邦の巻き返しに貢献した名機「GM(ジム)」の、

(現時点における)最終発展型。

装甲より機動性に重点が置かれ、武装も簡素で、余計な機能はなく、シンプルなフォルム。

そのぶん生産性は極めて優秀で、火力の低さは集団戦闘で補う、「量産機」のお手本のような機体。

扱い易さも特筆もので、カンと運動神経が優れていれば、素人でも動かせるほど?


ティターンズ
1年戦争後、連邦の一部の高官たちが作った、ジオン残党狩りの特務部隊。
しかし、実質的には、その高官たちの私兵に近い存在となり、地球至上主義の権化と化す。
さらに、彼らの権限が大きくなるにしたがって横暴さは増し、
前以上に激しくなったコロニーへの圧力に、反ティターンズを掲げる勢力も増えた。
代表的なものは、エウーゴ、リガ・ミリティア、カラバなど。

エウーゴ
「反地球連邦組織」の頭文字を取って命名された、反ティターンズ勢力の代表格。
母体となっているのは当の連邦軍の一部で、ただしコロニーの勢力。
「(名目上は)同組織内の対抗勢力」として、ティターンズが最も敵視している組織。

リガ・ミリティア
同じくコロニー連合の、しかしこちらは民間企業の共同出資による反ティターンズ組織。
意図的に戦力の供給が抑えられているコロニー正規連邦軍の一部であるエウーゴよりも、
資金とMSの質に関しては、上。
しかし、パイロットの質などはどうしても落ちるため、両者は結託しつつある。

カラバ
地上における、反ティターンズ組織。
ティターンズの勢力の強い地上ゆえ、より地下組織の性格は強い。

ロンド=ベル
連邦軍極東支部が独自に編成した、独立遊軍部隊。
実際は、各地の民間の研究所などで研究・建造された特機すなわち「スーパーロボット」を結集、
ティターンズを始め、地球圏を脅かすすべての敵と戦うことを目的に編成された、スペシャル・チーム。
艦長は、ガンダムの活躍で知られる「ホワイトベース隊」の艦長でもあった、ブライト=ノア
母体がエウーゴの「アーガマ隊」であるため、エウーゴとの関係は深く、
エウーゴゆかりの各地で作られた新型MS――特に「ガンダム」と名付けられたモノは、
艦長との縁なのか、なぜかここに集まってくる。
その艦長との縁で、あのアムロ=レイも再び参加しているという。
ただし、チームの性格上、つねに最前線での激戦を強いられることに。

ネオ・ジオン
ジオン残党が、アステロイド・ベルトの基地「アクシズ」を中心に再起した新国家。
1年戦争がうやむやで終わったため、敗色濃厚だったジオン公国は辛くも生き延び、
太陽系外周のアステロイド・ベルト地帯まで撤退した。
そして、7年の時を経て、ネオ・ジオンを名乗り、地球圏に帰ってきたのだ。
総帥のギレン=ザビを始め、ザビ家の主要メンバーは丸残りのため、前とあまり変わりはない。
過酷な環境でニュータイプが増えた分、より厄介とも言える。

 

ギラ・ドーガ

ネオ・ジオンの最新型量産MS。

人類初の量産MS、名機「ザク」を彷彿とさせるフォルムの、「ジオンらしさ」あふれる機体。

連邦のジェガンに比べて、より重装甲で、武装も豊富、そしてより大火力であるため、

一騎打ちなら、ほぼ確実にこちらが勝つであろう。

ただし、そのぶん生産性では劣るわけで、

国力の差を生かした物量作戦に負けそうになった、一年戦争の二の舞が懸念されている。


<タカマガハラ>
コロニー連合に参加していない、今どき珍しい純正の連邦軍所属コロニー。
コロニー密集地帯とはかけ離れた位置にあるため、戦乱にも関わらずに済んでいるが、
そのかわり市民の生活環境は片田舎、軍備もふた世代くらい前のもので放っておかれている。
一言で言うと、「辺境のコロニー」。



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