7月29日

この日は朝7時頃起床。朝食にラーメンを食べ出発。とにかく旭川を通勤ラッシュ前に通り抜けたかったが、出発は8時過ぎになってしまう。が、よく考えれば土曜日なのでたいした混雑はなかった。旭川鷹巣から道央道に乗る予定だったが乗り過ごし、仕方なく12号線を走る。札幌まで130キロ弱。なんかすぐ近くに感じる。キョリ感覚が本州と全然違う。次の深川インターでも乗り過ごし、次の滝川でも乗り過ごし、奈井江砂川インターでやっと道央道に乗る。なんか、高速の方がカーブが多い。まぁ今まで走ってた12号線は日本一長い直線道路だから当然だけど。でも、信号は全くないからやっぱり金払うカチはある。岩見沢のSAまではゆっくり走り、それからは160〜200くらいで巡航。札幌市内には降りずそのまま札樽道へ。この高速走行中に”ライダーの宿白樺”で手にいれた青い旗を飛ばしてしまう。ホクレンでいくらでももらえる黄色い旗(壁紙の奴)はのこってたのに・・。

5日ぶりの小樽だけど、なんかすごく長かった気がして懐かしい感じだ。小樽からの国道5号線は蘭島や余市の海水浴場へ向かうと思われる車で大渋滞だった。地元の車、バイクははっきりいってマナーが悪い。何度か恐ろしい目に会う。余市を越えると渋滞もなくなりスムーズに流れる。仁木、共和と抜け倶知安(くっちゃん)町へ。スキーで何度か来た町で懐かしい。ニセコアンヌプリと羊蹄山と対照的なカタチの山が美しい町だ。倶知安からは道道58ニセコパノラマライン。途中一車線区間あるけどだいたいが2車線できれいな道。雲が多くなってきて展望はそれほど良くなかったのが残念。ニセコアンヌプリとイワオヌプリの鞍部になる五色温泉からはひたすら下り。登りをもう少し楽しみたかったので道道66との分岐からもう一度登りなおしてみたりした。ひたすら長い下りをアフターファイアー響かせながら(この日あたりからキャブが怪しくなる。)下る。天気はどんどん悪くなってきている。景色は全然良くなかった。でも、登ると面白そうなので天気のいい日に岩内から走ってみたいと思った。

ニセコパノラマラインでキタキツネ発見。

逃げられたので遠い。追いかけると圧倒的なスピードで視

界から消えた。

ニセコパノラマラインにて。ニセコアンヌプリ。
ニセコパノラマラインにて。神仙沼の駐車場。

左がワイスホルン、右がイワオヌプリ(硫黄山)だと思う。

道の駅岩内で休憩し、ホクレンで給油。国道229号線雷電国道を走る。海沿いのロックシェルターの連続する道だ。今まで走ってきた北海道とは違い、途切れる事ほとんどなく漁村風景がつながる。寿都町を抜け弁慶岬に着く頃から雨がぱらつきだす。弁慶岬は武蔵坊弁慶が海を背に立ってたが雨だったのであまり休憩せずに出発する。島牧村にはいってしばらく走ったら雨は止んだ。島牧漁火温泉って温泉に入る。海が良く見える露天風呂。有料なんでちゃんと体が洗える設備があってさっぱりする。400円。この日は島牧村の夏祭りらしく、隣の道の駅では盛大な行事が行われていた。さらに国道229号線を走り瀬棚町に入るとまた雨。北檜山町で”もしかして噴火湾側の長万部や八雲では晴れてるのでは”とか考えて国道230号線を東に走ってみる。が、どんどん雨霧がひどくなるだけであった。奥ピリカ温泉っていい温泉が近くに有るらしいが、雨だったので寄る気力が無くなった。ピリカダムって堤高のわりに幅の広い変な形のダムが国道のすぐそばから見えてたまげた。天気よければ楽しめそうな道だけに残念だった。長万部からは5号線を南下。ひたすら函館を目指す。札幌と函館を結ぶ大動脈。しかも、長万部から南は高速道路が未開通の区間。さすがに交通量が多い。でも信号はやはりそれほど多くないので走りやすい。楽しくは無いが。森町の”道の駅You遊もり”で夕食にしようと思ったら18時だというのに既に閉まってた。仕方ないのでまた走り出し函館を目指す。七飯町に入り、長い長い下り坂を終えると函館市。函館港に寄って明日乗る予定のフェリーの時間を調べる。すでに外は暗かったのでフェリーターミナルで野宿を考えたが、気が引けるので止める。食事を取れるところも閉まってたし。函館市内を路面電車沿いにショートカットし、国道278号線へ。国道278号線で久しぶりの恐怖の海霧に巻かれる。しかも夜。視界は50メートルくらいか。安心できるのはトンネルの中くらい。なのに地元車は平気で80キロくらいで走ってる。北海道が日本一交通事故が多いのも分かる気がする。霧で夜なのでよくわからなかったが道東や道北とは違う本州の漁村とほとんど変わらない雰囲気だ。戸井町を抜け恵山町の”道の駅なとわ・えさん”に寄ってみる。施設は閉まってるけどすぐ近くにローソンがあるし、トイレも水も使える。それもそのはずオートキャンプ場がすぐ隣にある。駐車場もオートキャンパーでいっぱい。オートキャンパーが花火したりしててにぎやかだけど霧の中を走るのは疲れたのでここで宿泊するとする。昨晩と同じ方法でタープを張る。今回は土の地面が近かったのでぺグも打てたのできちんと自立するのを建てることができた。道北の旭川から道南の函館までの大移動。非常に疲れたので食事を食べ終わった瞬間眠りについた。

→次の日へ。