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美作温泉ツーリング!!

 

前日までのバイトで疲れた腰を癒そうと温泉に行ってみることにした。有馬温泉では近すぎるしってことで、少し遠いけど岡山の奥津温泉に行くことにする。朝3時に起き5時ころ日の昇る前に出発しようとしたが、起きてもなんか目が痛くしかも、まだ眠いので結局6時に起き7時過ぎに出発となった。放射冷却でバイクが霜をかぶってるが、スターター引けばセル2発で水冷四発は簡単に目覚める。暖気中に数日前にいじったフロント周りを増し締めし、荷物を準備する。チェーンルブと合羽代わりの山ジャケット、それにコンタクトケア用品をディパックに詰めリアシートにネットで固定。デジカメ(FUJI FinePix2700)をフェアリング内のユーティリティースペースに入れ、準備運動の後、水温計が一目盛動いたことを確認し出発。空は雲ひとつない超快晴!本日の予想最高気温は15℃とまさに平日だが最高のツーリング日和!!

山崎インターにて。

平日なので国道43号線はこの時間帯(AM7:30ごろ)は通勤ラッシュ。前日までは原付でせわしなくすり抜けて新港第三突堤目指してた時間帯。だが今日は急ぐ必要などない。信号待ちで前に出る以外は車の流れに乗って無理せずゆっくりと姫路方面を目指す。舞子のマクドで朝マック。明石大橋がとてもキレイ。初めてバイクに乗った3年半前ここに来たことを思い出す。西明石駅の下から明姫幹線国道250号線。この道はとても走りやすくてよい。通勤とは逆方向なので車も少ない。明石加古川高砂と通り抜けたころ誤って姫路バイパス(有料)に乗ってしまう。最初の計画では250→29山崎から中国道だったけど、姫路BP→播但連絡道福崎から中国道で行けばいいやと計画変更。姫路バイパスに乗りペースも120くらいに上がる。何故か後ろが落ち着かない気がする。何故かを考えてみるとリアサスのダンパーを伸圧ともに最弱にしてたことを思い出す。PAあったのでリアシート上げてダンパーをいじる。伸びを3段目に、圧縮を最強から半回転くらい戻してみる。とても硬くなったがスピード上げるといい感じで安心感が大幅に上がる。緑看板より播但道とのジャンクションは姫路西料金所直後とわかるが、本当に直後にあって料金所後の渋滞で見逃してしまった。仕方なく次のランプで降りたらちょうど国道29号。まぁ元の計画に戻ったわけだ。この29号線、町と町を淡々と繋ぐ普通の国道なのに60キロ制限とちょっとすごい。制限速度超えるほうが難しい。車の流れもよくて気分いい。バイクはツーリングにつかってなんぼ。と改めて感じる。街中だけじゃもったいない。しばらくチェーン周り触ってなかったのでチェーンノイズが気になる。高速乗る前にチェーンルブ吹いとこうと考えているうちに中国道山崎ICに着いてしまう。入り口付近にスペースあったのでそこでチェーンに給脂。ついでに左の写真を落ちてたドラム缶にデジカメ置いてセルフタイマーで撮る。自動発券機から通行券受け取り、それをユーティリティースペースにほりこみ、ゆっくりと発進し、トップギアで軽く加速し100キロぐらいで本線に合流。少し走ると山崎検札所があって一時停止。徐々に体をスピードに慣らしてゆき130前後で巡航する。激しいアップダウンとややきつめなコーナーが連続しててなかなか楽しめる。これぐらいのスピードなら普通の車に抜かれることはないなと思ってたらミラーに抜いた覚えのない銀色の車が近づいてくるのがわかる。ヘッドライトの形よりポルシェのようだ。ポルシェで覆面ってこともないでしょと150くらいまであげるとそいつもペースを上げたのがわかる。一旦先行させ神戸ナンバーのポルシェ928と確認。煽ってくるわけでもなく車線変更も余裕がある。単純に飛ばしてるだけではないようだ。俺とペースが同じくらいなだけのようだ。直線で抜き返し、ミラーから消えるまで引き離す。くっついて走られるのはいやなのでね。勝央SAで休憩する。トイレは観光バスのオッサン集団で入れず困る。平日なだけにバイクは自分だけ。黒いでかいバイクと皮ジャンとブーツに茶髪に髭。すごい悪いやつに見えンだろうな。オッサン集団がさけてゆく。さっきのポルシェもいる。くっつかれては嫌なので先に行かそうとしばし待つ。どんなんが乗ってンだろうと見てみるとくそまじめそうなスーツ着た頭薄いオッサンだった。人は見た目によらないものだ。勝央SAからはすぐに奥津温泉の最寄の院庄IC。179号線を北上し、交通量も少なくすぐに奥津温泉に着く。JOMOで給油後有名な河原にある町営無料風呂に行く。

奥津温泉案内図。 奥津温泉露天風呂。普通洗わんやろ。

 

右の写真のように露天はあまりにも開放的で誰も入っていなくてしかも寒そうで入る気は無くなった。内湯はその左の建物でこれがまた海の家のシャワー室みたいに清潔とはいい難くすばらしい。ドアは開けっ放しだし。しかも左の注意書きもいい感じだ。湯船は洗濯用と下湯と上湯があって当然のごとく混浴である。下湯は洗濯のすすぎにも使っていいらしい。注意書きどおり下湯から入る。やっぱり温泉はいい!!体が芯から温もり、腰やお尻の疲れも一発で取れる気がする。入る前にタオル忘れたことに気づき、商店に買いに行ったが、店の人奥にいる気配があるのに呼んでも出てきてくれないので困った。ほかに店なさげなんでもう一度その店で呼んでみるとやっと店のおばあさんが出てきてくれた。それにして平日とはいえ本当にさびれてンなぁと感じる。観光客が俺しかいない気もする。おなかもすいたしお金落としていったげようと食堂に入ると思ったより混んでてほっとする。肉うどんとコーラを飲み食いし、次行くところを考える。まだ12時半。これだけで帰るのはもったいない。ツーリングマップルによると美作北2号林道なる舗装林道が景色いいらしいのでそれを通って湯原温泉に行くことにする。しかし、ここで現在の所持金が2000円しかないことに気づく。これではなんだかんだしてるうちに無一文になってしまう。遊びに来てるのだからひもじくしてもしゃあない。しかし、金おろすとこあるんかねぇと思いつつ走るとちゃんと郵便局あった。こんなに山奥でもキャッシュカード使える。すばらしい。8000円おろす。

美作北2号林道目指し渓流沿いの県道をグングン登る。しだいに路肩の雪も多くなる。でも、路面には多少雪融け水が流れてるだけである。まだ雲もほとんど湧いてない。さぞ素晴らしい景色が待ってるのだろうと楽しみにRFを走らせると、林道入り口には無念にも”積雪の為通行禁止”との表示。周りを見れば確かに車道以外は完全な銀世界。よく考えれば中央分水嶺近く。ほとんど日本海側気候。暖かいとはいえまだ3月中旬。あたりまえかもしれん。仕方なくきた道を戻り、人形峠を越えて鳥取県三朝町から再び岡山県に入るルートで行くことにする。再び179号線走るが積雪地帯なだけに路面の荒れはけっこうひどいけどこの国道すごく走りやすい。軽快に山並みを駆け抜けて爽快だ。人形峠は当然トンネルなど通らず旧道で峠を越える。積雪量は1メートル以上ありそうだが、道路は多少の雪融け水だけで、凍結防止剤のヌルヌルもなくいい感じ。人形峠といえばウラン鉱山があることで有名であり、動燃の施設と資料館がある。

ここまでか。

さて、鳥取県だと思えば上の写真のように県境の先が見事に通行止め。仕方なく引き返し、トンネルで鳥取県に抜けることになる。が、目が痒い。花粉症気味なので、死ぬほど目がかゆい。今にもコンタクトが取れそうなくらいかゆく、目がかすむ。ということで、人形峠の資料館に入り見学ついでにトイレ借りて目とコンタクトを洗い、見学中はメガネで目を休ませておくことにする。

セルフタイマーにて。

人形峠資料館。岡山鳥取県境セルフタイマーにて。

この資料館のいいたい事はとにかく、原子力がいかに今の人間の生活に役立ってて、絶対必要なものであることだろう。非常に大切で、電気を使っている人間は絶対知っておくべきことなんだから、わざわざこんな山奥に作らなくてももっと人の来やすい街中に作るべきだと思うのだが。入館するときに来館者名簿に書いたけど14時過ぎだというのに自分でやっと3人目のようだ。受付のお姉さんもとても暇そうだった。入館は無料で中でのゲーム(メガドライブがあった。)も無料。インターネットも無料で、山奥なのにトイレは自動水洗と非常に太っ腹だ。非常に難しい話なのに化学や物理の知識のまったく無い人でも分かるように配慮されていてとても分かりやすく面白かった。ここのトイレのおかげで目の調子も良くなったので出発。179号線の長い下りを下り、国道482号で湯原温泉方面へ。途中細い区間もあるが全体的に交通量は極小で非常に走りやすい。写真の県境付近は中国地方にもこんなにいい景色のところがあったんだと驚かせてくれるいい場所でした。

県境にて。

 

この素晴らしい景色の高原地帯を抜け、集落をいくつか抜けてゆくと湯原温泉に着く。有名なダム下の混浴

砂湯遠望。砂湯。

露天風呂”砂湯”は長寿の湯、美人の湯、子宝の湯と三つの湯があるが写真のように工事中で長寿の湯しか入れなかった。この湯原温泉は露天風呂西の横綱を自慢するだけあって平日だというのに人が多かった。前回きた時(山陰ツーリング参照)と同様、この丸見えの混浴露天風呂入ってるのはオジサン、オジイサンばかりであった。熱い湯と顔にあたる冷たい風がとても気持ちいい。前回来たときはすぐそばまでバイクで乗り入れれたのに通行禁止になっていた。

しばらく入った後、次行くところを考えるがすでに16時過ぎだ。いる場所が岡山の山奥だけにそろそろ帰らなくては。ということで下道を延々と走っていてはその日中に帰れるか怪しい。次の日が天気悪いらしいだけに早く帰りたい。ということで、米子道湯原温泉ICより高速で帰ることにする。米子道に入ったとき、ちょうど後ろにいた300ZX(NISSAN FairladyZ)が気になる。常について来て気持ち悪い。神戸ナンバーだ。行き先も同じくさい。こっちが加速すると着いてくるくせに先に行かそうとしても抜こうとしない。よく分からん奴だ。ふわわkm/h以上出すとさすがに消えてくれた。リミッターがついているようだ。勝央SAで休憩。スーパージャンボフランク(280円)を頼むとどんなにでっかいのかと期待したのに普通のフランクだった。SAやPAはただでお茶が飲めるからいい。地図ももらっていく。体も疲れてきてるしカーブも多いので120くらいで流す。美作ICの緑看板見て湯郷温泉入れば三湯制覇だなとか考えたが、一度行ってるしまた下道走るのもしんだいなと諦める。加西SAを過ぎると車が多くなってゆく。道も片側三車線になる。後ろからえらい速さで銀色の車が近づくのが分かる。覆面か?と警戒し、とりあえず先行さすと、朝見たのと多分同じポルシェ928だった。今までどこに行ってたのだろうか?よくもまあこれだけの車の中飛ばす気になるものだ。さっさと先に行かす。神戸三田で中国道を降り、六甲有料道路を走り、六甲山トンネル抜けるともう見慣れた景色。急勾配でコーナーもきついくせに異状に車多くて自分のもっともキライな道の一つの表六甲。鶴甲団地の下からはほぼ毎日走ってる道。ブレーキかけるポイントも開けるポイントもほとんど身体が覚えている。阪急のガードをくぐり山手幹線を東へ。通勤電車にどんどん抜かれる終着駅近くの特急電車、漁船に次々に抜かれる港内の高速艇の如く乗用車に次々に抜かれながら下宿に着く。荷物を降ろし、ディスクロックとバーロックを装着し、タクトのキックを踏み降ろし甲南山手のサークルKへ晩飯を買いに出かけた。

 

総走行距離  500キロ弱

費用 高速  1450+3050円

    燃料  1600円

    飯    350+700円

    その他 1500円くらい。