5月21日

# 伊部 #

朝からひたすらパッキングと掃除。寮食食べてから出発するつもりだったが、

趙さん(バンデ250を駆る留学生)とやたら話し込んでしまい、食べる間なく17時過ぎ出寮。

18時にJR六甲道へ。ワンゲルの後輩たちから見送りを受ける。

駄菓子やらオモチャやらこれでもかこれでもかってくらい差し入れを授かる。

こんな私にでもなついてくれる素晴らしい後輩たちがいてて幸せです。ほんと。

このツーリングただひとつ決めた道筋どおり、2号線→西明石から明幹→2号線で船坂峠を越え岡山県入り。荷物はリアボックスに入りきらず、屋根にまで積んである状態で乗る前からすでにリアショックフルボトムで感触として冷蔵庫積んだ時より重い。で、走りだすとフレームがあからさまに捩れてるのがわかって(段差のたびに後の荷物からつつかれる感じ)飛ばすのはカナリ怖い。55キロ出すが限度(エンジンはまだまだ回るが、車体の限界十分に超えてて怖い。)姫路から先の2号線はトラックばかりのかなり早い流れで全く流れに乗れず非常に怖かった。夜間走行はこれきりにしたいものだ。

六甲道駅前にて出発写真。真ん中がワタクシ。

ボックスに寄せ書きしてもらう。”ごはんめぐんで下さい”って・・・・。

いい後輩持って幸せですわ。

車の絶えない2号線のすぐ脇で普通にパソコン。

5月22日

# 三原 (13時、マクドで更新) #

朝5時半出発。岡山市内の2号線はバイパスになっててほとんどノンストップで倉敷まで。ノーマルよりハイギアードで発進のつらいキャノピーには楽だがやはり最高速55キロではあおられまくりで怖い。

倉敷の美観地区に行く。7〜翌4時までは車両は入れないらしいが、この時6時55分だったので入っていってみた。

倉敷。朝早いので観光客誰もいなくてキレイに撮れた。

後のボックスは差し入れでパンパンでもう入らない状態。仕方なく追い出されたシュラフはヤグラに、マットはなんと屋根の上に搭載。

ボックスは黒地に白文字で日本とか書いてるからなんか右翼みたい(汗

ココにとめてた時、観光客らしきオバハンがじろじろと書いてる文字読みながらキャノピーの周り一周してたのが印象的。関係者と思われたくないので遠くから見てた(笑

5月23日午前

# いきなり試練その1。 #

尾道のコンビニから出る時、いきなりエンスト。開けるとエンスト。キャブがいきなり不調に。ジェットが詰まった感触なんでキャブ開けて掃除。フロート室にゴミ入ってたんで除ける。しかし、治らない。エアクリーナーが変になったんかなと後ろ回ってみてみると、

エアクリーナーのカバーがずれて吸気口塞いでました。蹴っ飛ばしたら元に戻った。タイラップとガムテでもうずれんようにしておいた。なぜキャブ開ける前に気付かんかったんやろ。

# いきなり試練その2 #

17時前に広島入り。早速広島学相探す。持ってきたパンフレットに書いてるとおり”南区東雲(しののめ)3−1−33を探す。しかし、その住所にあったのは、

巨大な廃墟。隣が広大付属小中学校だったんで、広大教育学部の廃墟か?(西条のほうに移転してると思われる。)このなかに存在したのだろうが周りフェンスで入れないし、人の気配なし。

パンフの日付見たら2000.4だった。前世紀やないの。古すぎ!しゃあないんでネットで調べたら横川駅のそばに移転してるらしい。さっそく行ってみると橋渡ってすぐにそれらしき建物発見。前に証明写真の機械あるし、留学生らしき人がたむろってるし、照明塔がすごく見覚えのあるカタチ。

広島学生相談所

紹介時間は午前が神戸と同じく10時から11時半で、午後は神戸より早く、13時から16時らしい。

# 試練その3 #

この後、温泉入りたくなったんで探すと30キロほど走ったところの山の中に”湯来温泉”て無料混浴の温泉が22時までしてるらしい。この時8時前だったんで十分間に合う。さっそく出かける。20キロちょいしか出ない登りや真っ暗闇のワインディングを抜け(キャノピーはヘッドライト暗いが照射範囲は広いんで案外走りやすい。)9時過ぎ到着。しかし、どこ探してもない。人の気配もほとんどない。

しゃあなくあきらめ、近くのバス停で泊まった。

いちおう国道沿いだが(488号)車もほとんど通らないし、川の流れの音が爽やかに聞こえるだけで、気持ちよく寝ることが出来た。

185号線。瀬戸内の景色。

広島市街。神戸よりはるかに都会です。

原爆ドーム

今朝はこんなところでネット。広島学相すぐそばの北広瀬公園。

5月23日午後

# 広島学相 #

9時過ぎ広島学相へ。雰囲気神戸と全くいっしょ。まずトイレ。トイレの内装やドアまでいっしょ。バイトの種類は神戸のように労働、軽労働、家庭教師で分けてるのではなく、月頭〜10日、10日〜20日、20日〜月末、2週間以上、1月以上、というふうに分けられてて分かりやすい(労働種別で分けてない。)口で”○○番お願いします〜”というのも一緒。だが、まずビックリしたのは時給が安い!神戸だと誰も絶対相手にしない700円台のが普通に並んでる。(しかし、家賃も安いようだ。14畳で3万台からある。)そして、人少ない。神戸だといつも行列できてるが、10時にいたのは3人だけ。簡単に取りたいのが取れた。

別のところの学相カードで仕事取るときはまずそのことを告げ、用紙に記入する必要があるのだが、その用紙には”広島での住所”って難儀な記入欄があった。”テント”って書いたろかと思ったが、聞いてみたところ神戸の住所でいいとのこと。

取ったのはというと、フレーベル(株)の呉での絨毯搬入。(24日)神戸でもよくやってる会社で何度か行ったことがあり仕事内容や段取り分かってるし、広島では多分破格の日給1万円(さらに交通費も別途支給。俺はいったいいくらもらえるのだろう(笑))。月曜には松山にいるつもりなんで、(25はなにもなかったし。)場所が呉ってのもちょうどいい。

ていうことで、現在呉市内、明日の勤務地すぐそばの公園(スケボー少年いっぱい)で更新中。ここでテントも張っちゃうつもり。呉は多分、神戸で言うところの明石のようなポジションにある都市だと思われる。徳島よりはるかに大きな都会であります。

明日は仕事終わったら竹原まで行き、フェリーで今治へ行く予定。

学相カードに”広”Get!埋めるゼ。

神戸との違いは他のバイトの名前が分からないようにされてること。

立ち寄った健康センターから広島市街。牡蠣の養殖。

今日のベストショット。呉市天応から島並に落ちる夕日。

キャノピーも入れて。こんな三輪車でもツーリングって感じだねぇ。

にしても、後ろの落書きのせいで常に注目を浴びます。まだ慣れてないので視線が痛いです(笑

自己主張ばっかりだし。”俺が書いたんちゃうねーん”と心の中で叫んでます。

5月24日

# 呉 #

呉の松屋家具で絨毯搬入(プレーベル)。ご存知神戸でもよくやってる会社。

仕事内容も予想通り、全く同じ段取り。そして、どこか見覚えのある絨毯がこれでもかとばかり。

(100万以上する超高級品ばかりなんで、売れないのだろう。一番高い300万円のはよく覚えてたんでびっくりした。こんなところで再会とは。)今回はさらに1600万という中国の名工が3年もかけたらしい超高級品が売り出されてた。神戸では36回分割で売ってるが、コチラでは60回分割となってた。

バイトするとさすが、出会いが多い!いっしょに仕事したビラーゴ乗り(俺と同じ理由(微妙に単位足らない)で留年→休学)の彼は夏に日本一周目指すそう。昼には餃子とラーメンおごって頂けるし♪

バイト中には呉の案内人として顔の広いおっちゃんと偶然に会うし。バイト後その方から電話あって、呉の最高の景色教えてあげるといわれる。

見た目ヤクザな人なんで最初恐ろしくびびって人生最大の非常体制を以って会うが実際にすごくいい方だった。まず、地元タウン情報誌の取材を受けさせてもらえてしまう。俺とおない年の女性の方で、昨日車で走ってる時俺を目撃したそう。

(私、呉のタウン情報誌(徳島で言うところの”あわわ”ね)に載っちゃいます。)

写真撮られるとき、いつものポーズ(右手グーで親指下向き)で写真写ろうととしたら”それはやめてください!”と怒られた(笑

そしてそのおっちゃんの車で俺キャノピーでは無理な急坂のてっぺんにある呉、広島、東広島の市街地、瀬戸内の島々、そしてなんと、はるか四国の今治や伊予西条の夜景まで見渡せる絶好の展望台(灰が峰)まで連れって頂き、しかもビールまで!そして下山後には呉ラーメンまで!!呉ラーメンは豚骨のような感じでも豚骨だけではないという初めて味わう味で美味かった。

そして、野宿最適地まで教えて下さった。が・・・・そこは昨晩俺がテント張った公園(笑)。

いつのまにか俺は知らない街でいきなり野宿ポイントを見つけてしまえる能力を身に付けてたようだ。

写真下手で申し訳ないが呉市街の夜景。ちなみにほぼ360度見渡せ、反対側に広島や東広島の夜景まで見渡せます。神戸の夜景が最高だと思う奴は一度行ってみてショック受けるべし。

瞬きのたびにRGB値が1ずつ変わっていくような夕暮れの時間帯の景色、大好きです。どんなに技術が進歩しようとこの時間の夜景の素晴らしさは他人には伝えられませんな。

このおっちゃん、ほんま呉を愛してやまないって感じだった。

地元に誇りが持てるってすごくうらやましいと思った。

呉に貧乏旅行行くならこのおっちゃんにはあっとくべき。連絡とってみたい方は私までメールを。

明日は音戸や江田島回った後、尾道からしまなみ街道で四国入りしようと思います。土曜日だし、普通のツーリングライダーに多く会えそう。

5月25日 PHSの入らない場所での製作なんで

# しまなみ海道 #

24日と同じ場所で就寝で、朝からまず487号線で音戸、江田島方面へ。

江田島ではたまたま休憩してた場所で昔自転車で日本一周したというおっちゃんから缶コーヒーおごってもらえる。

185号線を再び三原方面へ戻り2号線で尾道へ、そしてしまなみ海道。

大三島の台(ウテナ 一発変換できてびっくり!)の砂浜で昼寝。

現在伯方島の大島・伯方大橋の付け根にある芝生でテント張ってます。

そばにあるはトイレと高速道路だけなんで、キャノピーから電気とってパソコンにつなぎ、MP3を再生し、音はカセットアダプター介してカーステレオから流す(満天の星空眺めつつ音楽聴きつつ更新中。これでPHS入れば最高なんだけど。)というさり気にハイテクで贅沢なことしてます。

自衛隊の船。

潜水艦は前から見るとかわいい。このなかにあの”なだしお”も。

退役済みらしい。

古いクレーンを使った展望台

芸術的に。

音戸大橋

3重ループ。きびしー。

早瀬大橋。南港大橋と同じ形だ。名前どおりここは潮の流れが早い。

宮島方面を望む。

クラゲいっぱい。クラゲは刺されて以来トラウマ。怖い。

因島大橋入り口。原付自転車歩行者はここから。

因島大橋内部。

生口大橋。

多々羅大橋。たしか世界最長の斜張橋。美しい。

こんな静かな砂浜で昼寝♪

多々羅大橋

大三島橋

瀬戸内の夕暮れ・・・。

大島・伯方大橋。

こんな場所でテントです。

5月28日 ちょいとさぼってました。

26日

# 松山 #

寝たところ(大島・伯方大橋の付け根)は意外に人通りの多いところだった。歩行者が多い!1キロ以上ある橋を歩いて使ってはるとは。9時頃には珍走団も登場。原付道なのにあからさまに四気筒の音響かせながら橋の上を往復してた。あと、おっさんに”ゴミかと思った”とかいきなりテントつぶされかける。

大島の亀老山に登る。瀬戸内の景色が素晴らしいワインディングである。頂上からは真下の来島海峡大橋や石鎚山まで見渡せる大展望。

大島大橋。オレンジが海の色に映える。

亀老山から来島海峡大橋。吊橋三連続。大迫力。

今治から196号線で松山へ。北条市内ではバイパスが完成したようで渋滞がなくなってた。

松山市内ではちょっと地図見るだけで簡単に学相発見。

松山学相

松山の市内電車はなかなかすごい。

蒸気機関車らしきものが走ってきた時はびびった。

双海町へ出かけ378号線”夕やけ小やけライン”へ。道の駅はさすが休日でバイクばっかり。道の駅は騒がしいんでちょいと離れたところでしばらく夕日を眺める。えっらいやたらようしゃべるおっちゃんがBOXの文字にひかれてやってきて面白かった。

この日は松山市内まで戻り石手川の横の公園みたいなところで就寝。

27日

# 徳島へ #

ちょうど四国にいるし、どうせは暇人なんで予定は前後するが徳島へ。11号線→192号でちょうど200キロの小移動。この程度の距離は寮から三宮へ行く時みたいな気軽な移動に感じるくらいなんか感覚が麻痺してる。7時に出発し特に休憩もせず(乗りながらタバコ吸えるし、止まるのはトイレくらい。)14時前には実家着。

池田付近を走行中、サンクスに荷物満載でいかにも日本一周してるって感じのハーレー見つける。ちょうどオーナーの兄ちゃんいたんで話しかけてみる。コチラも日本一周してるって見た目で分かるので話しが合う。なんでももう1年以上旅してるらしい。なんかすごい偶然の出会いでよかった。

毎日なにかしら面白い出会いがあって飽きません。

実家ではウェイトローラーのセッティング変更をする。最高速は満載状態でも55とイイカンジなのだが、中間加速が悪い。高速側にシフトするのにやたら苦労してる感じがするので9g*6から9g*3+8g*3にしてみる。

空荷での最高速は55(変更前は空荷で62)まで落ちたが、加速に谷をほとんど感じなくなった。常に荷物満載なんでこれくらいがいいようだ。翌日にはすごい過積載して林道を走るという難関が待ち受けてるし。

弟のモトコンポを試乗。すげぇ小っこい!シート固っ!近所一周するだけでケツ痛い。すごい加速感とやたら豪快な排気音と振動でやるなと思いきやメーター見たら30キロくらいで苦しんでるし。同じホンダの50ccでもキャノピーとはエライ差だ。

横から比較。ポジションは意外に変わらない。

前から比較・・・。

てゆーか、載るし。

なんとも人を馬鹿にしたようなメーター。

28日

# タクト回収作戦 #

7時出発でスーパー林道へ。放置場所へは出来る限り舗装路、最短距離で行きたいんで、上勝から八重地超えで木沢へ入り、四季美谷温泉への道をスーパー林道とつきあたるまで進み、それから右折し放置場所(一の森南斜面)へ向かい、回収後同じ道を下ることにする。

八重地越え手前で。あの”はりがね橋”が・・・・。改修されてる!

八重地トンネル抜けたとこ。いきなり四国山地の雄大さを思い知らされます。

エメラルドグリーンの湖と緑と赤い橋。

四季美谷温泉への道、坂州木頭川を遡る県道295をひたすら西へ。川成の集落を越え岩倉の集落手前で工事通行止め・・。仕方なく川成峠よりスーパー林道へ。高度が高い為か、激しい振動でうまくガソリンまわってないのか20キロが精一杯の登り。キャノピーにはかなりつらい砂利ダートが続く。帰りタクト積んだ状態でこの道走るのは厳しすぎな感じ。奥槍戸からのエスケープロード(つまり最初目指した道)は土砂崩れだし。距離はむちゃ長くなるが高ノ瀬峡から195で戻るが一番ましそう。剣山トンネルから先はひたすらフラットな下りだと知ってるし。

そして、日奈田峠を過ぎしばらく進んだところでタクト発見。横向きに転がって草に隠れてたんで、以前車で探しに来たときには見つけられなかったのだろう。

はっけ〜ん。

2年以上放置してたわりにキレイで驚く。いろいろハイエナされてたのに笑った。(プロジェクターランプ、ミラーが消滅してた。フロントボックスもこじあけられてた。何も入れてなかったのに(笑)バッテリーも消滅してた。死亡してたのに(笑))

キャノピーに積めるよう分解してたら、いきなりエスクードパトカーで警察登場!警官もびっくり、俺はもっとびっくり。何事もなく通り過ぎていくわけ当然なくやはり”何しよんなー”と言われる。

とりあえず、経緯を説明する。免許書の提示求められたんで従う。なんでまたこんなところに警察が来るのか聞いてみたら、けっこう事故とかあるらしく、週1は見回りにくるそう。神戸から来て、キャノピーで持って帰ることも正直に伝えると、”若い人はタフやなー”とだけ言われた。そして警官は去っていった。”ほかに言うことあるやろー!”と思った。

搭載完了。あとは兎に角戻るのみ!

推定70キロのタクトと、予備ガソリン4Lとツールボックス3キロを積んでいるわけだが、感触としてBOX積んでのツーリング時より軽い。が、、キャノピーが雪道の次に不得意とする砂利ダート。。深いワダチやでかい砂利がとにかく怖い。のぼりはパワー不足で全開で10キロ以下。下りは下りで怖いので遠心クラッチが離れるギリギリのスピード。坂道発進は足の補助が必要なくらい。来た道を戻るはやはり無理。奥槍戸まで登りでそれさえ越えればフラットな下りなんでとにかく頑張る。にしても、タイミング悪く奥槍戸からのエスケープロードが工事中なのを恨む。普通ダートが舗装になるのは面白くないものだが、このときほど舗装が待ち遠しかったことはない。剣山トンネル抜けるとやはりほとんど舗装路のフラットダート下り。 なんとか20キロで走れるようになる。平日だけどオフローダーもけっこう走っていた。多分彼らの休憩時の話は俺のことばっかりだったことだろう。林道にピザ屋バイクだし、ラジオかけながら走ってるし、しかも後に原付積んでるし。

結局未舗装路をタクト載せて30キロ近く走ってしまうことになったのだが、これにて、2年と2週間を経てついにタクトも剣山スーパー林道完走となった。

奥槍戸の山の家。ココまで来れて一安心。

高ノ瀬峡のあたり。もうちょい!

横からなら、、それほど”変”でもないな・・。

舗装路に出ると急にキャノピーは快調快調。キャブレターが激しく振動食らう構造上、荒地では調子狂うんかな。重さ自体は前日までのBOXより軽い気がする(BOXでは荷物からの揺さぶりを激しく感じてたが、ほとんど感じない。)し、ウェイトローラーセッティングの甲斐もあり上り坂も50キロ以上でグングン登る。下りでは後のタクトではあり得なかった60キロオーバーで走る。ありえないほどの無茶な使い方してるがまったくなんでもないようにキャノピーは走る。195号線に出たのが4時過ぎ、実家到着がまだ日も明るい7時過ぎ。木頭〜徳島102キロを3時間とごく標準的な時間で走りきってしまう。回収作戦大成功である。

無事実家到着。

オーバーハングでかすぎ・・・。車運転してるつもりで走らないと、電柱や歩行者にラリアット食らわすことになってしまう。左ミラーは役に立たんし、タクトのケツがどのあたり通るかよく考えないといかん。左右の重量バランスはこれでちょうどいい(ロックなしで自立します。)のだが、運転激ムズ。

ロープでこれでもかってくらい締めたんで、荷台が歪んでしまった・・。

2年ぶりに帰宅のタクト。復活作業は大変そうだ。フロントブレーキは固着して全くダメだし、リアホイールは星型多角形だし、キャブもダメだろうし。オカンに捨てられそうで心配。。

と、まぁ実家なんぞでのん気にしてるわけにはイカンので、明後日には松山学相で週末のバイト取る予定。明日は電気スタンド直せだの、測量手伝えなぞ、いろいろ仕事入れられてしまった。

6月1日 6月2日 再出発そして松山帰還。

 リンク追加です。

29日〜31日 実家の手伝い(家電の修理、測量の手伝い、犬の散歩)してました。

ついでに、すでに1500キロ走行のキャノピーの補修する。

といっても、壊れたのは前のスピーカーだけ。

ハードオフでパソコン用の中古スピーカーを購入し、解体して今回は完全にフロントパネルに埋め込み。スピーカー口径も前より大きくなり、車体が震えるほどの低音を出力するようになりイイカンジ。

6月1日

# もう夏 再出発 #

朝起きて携帯見たら壁紙が夏模様に変わってて気がつけばもう夏6月。

実家でゴロついてるわけにはいかんので(yahoo!の日本縦断カテゴリに登録されたし。)出発。朝6時いつものローソンでsmokeさんに見送っていただける。

smokeさんとシャドゥとキャノピー@いつものローソン

さらに羽ノ浦のローソンで今度は883さんに見送っていただける。

883さんと彼の愛車Kaとキャノピー。出勤途中わざわざどうもありがとう。

どんどん南下し、高知方面に向かうが、195号線はタクト回収帰り使ってるのでパス。55号線で室戸周りで行く。もちろん南阿波サンライン経由で。やはり、登りはつまらない。10%勾配のところとか20キロすら出ない。後のBOX、明らかにタクトより重い!が、下りはこの状態でもかなり楽しい。

南阿波サンライン、地元びいき抜きにしても俺が知ってる限り日本一面白いワインディングロード。特に最初のトンネル抜けて目の前に太平洋がバッて開けるところが好き。空気もこのトンネル境に思いっきりかわり、黒潮に乗ってやってきた南の風を感じる。瀬戸内気候と太平洋岸気候の違いをトンネル抜けるだけで体感できるかんじ。

好きなんよ。ココ。

室戸岬へ。ひたすら続く55号線。

室戸岬。中岡慎太郎(?)

海岸段丘がよくわかります。

高知の市電。そういや、市電のある都市ばかり来てる(徳島以外)。”ごめん”ってわざわざひらがな表記なんはやはり狙ってるのだろうか?

高知大学の前。反対車線は市電の軌道。電車が来てて対抗する時はどうするんでしょう?

55号線をどんどん走りぬける。前来たときは工事中だった阿佐西線がほとんど出来上がってた。歩いて88ヶ所周ってるお遍路さん何人も見かけた。高知市を抜け56号線。土佐市まではけっこう渋滞。中土佐町から窪川への登りはとにかくキツイ。MTBで四国一周した時は逆方向で窪川まで泣きそうな登り、今登ってるところは気持ちよく下れた事を思い出す。とにかく20キロが精一杯の連続勾配。後から次から次へと迫ってくる車が怖い。

登りつめた七子峠からははるか遠くに太平洋が見渡せて気持ちいい。よくもまぁ登れたものだと驚くくらい高度稼いでる。窪川からは381号線。四万十川沿いの道。沈下橋は勝浦川育ちの俺には全く珍しくもないが、やはり清流で有名な川。俺の大好きな日本の田舎風景が続く。夕焼けと重なり写真では表現できない(俺のデジカメでは無理)美しさだ。

四万十川沿いの風景。

今まで(実家以外)変なところばっかりで野宿だったので今晩はたまにはとまともなキャンプ場で宿泊することにする。四万十川がすぐ横を流れる十和村ふるさと交流センターキャンプ場。400円らしいが事務所は閉まってて”自由にテント張ってください”って掲示してあったので自由にテント張る。

このツーリング初の自炊。スパゲティーを作る。といってもレトルトの具(100円)を茹でてかけるだけ。これが一番簡単で安くて腹を満たせる。神戸から九州へ行く途中遊びに寄ったというおっちゃんがビール(♪)とラーメンを差し入れてくださる。ビール飲みながらいろいろ話する。ボックスの落書きのおかげで毎日面白い出会いがあります。

オートキャンプ(?!)

PHSは当然入りません。携帯はツーカーでも3本なんやけど(^^;

6月2日 

# 偶然の出会い #

松山の学相に向かうだけの日なんで朝はゆっくりと7時起床。静かだし景色はいいし、無料(?)だったし、設備もすごくキレイだしいつまでもいたくなるような素晴らしいキャンプ場でした。8時過ぎに出発。381号線、320号線を各道の駅に寄りながら進む。(道の駅が自治体ごとにある素晴らしい道沿い。野宿適地もいっぱい。)日吉村から197号線と県道で内子町。敢えて遠回りになる379号線で砥部町、松山市と進む。今日走った道はほとんど2車線で車も少なく景色最高な道ばかり。城川の道の駅ではやたら親切なおっちゃんに出会い、広田村の道の駅(静かでめっちゃいい雰囲気)では昼寝してくれといわんばかりのいいベンチがあったので1時間くらい昼寝。それでも1時過ぎには松山入り。とにかくストレス無縁の走って気持ちいいばかりだった。キャノピーですら楽しめる道なんで大きいバイクで最高だろう。

愛媛と高知の境で。国道を外れてみるとなんかいい雰囲気。

上の写真からすぐそばの潜水橋。独特の形状に魅かれた。

そして、ちょうど1週間ぶりの松山入り。もちろんとりあえず道後温泉(今年3回目だ。)2日ぶりの風呂。気持ちいい〜。あがって入り口付近のイス見るとこの男。

(知ってる人限定やけど)外大パンチ君。

昔の雑記見たら載ってるかなこの男。ウチの部(神大ワンゲル)と交流の深い神戸市外大ワンゲル部のパンチ君である。まーほんまこんなところで全くの偶然に出会った事にお互いビックリ。

”ここは学相か?”と俺見て一瞬思ったらしい。(神戸学相で彼とはしょっちゅう会う。)

道後温泉の裏で外大のミナサマと。もう最高!

彼らと別れた後、松山市内をぶらつきマクド探す。(マクドは電気使わせてくれるし、何時間いても文句言われないし、更新には最適の場所。子供がうるさいのが難点。)中心から少しはなれたところに発見。PHSも最高によく入るし2時間くらい居座ってます。

6月3日

 # 松山学相 #

昨晩泊まったのは松山中央公園。

トイレあるし、静かでよいとこだったが、テント張ったら追い出された(^^;

しゃあなく、そばの市坪駅で寝る。

寒冷前線の通過があって小一時間くらい土砂降り。

テント張りなおすのめんどっちかったんでシュラフカバーだけで寝たが、

土砂降りの中、顔にも雨かかってたが、平気で寝れた(^^

我ながら逞しい。

いい場所だったが、追い出されたんで、、

こんなところで、、土砂降り食らうし。

朝4時に起床。ヘンピなトコで寝てしまったんで気持ち悪い。即道後温泉へ。

9時から松山学相。

神戸や広島と違い、仕事内容、賃金などをわざわざ黒板に書いて紹介してた。

明日の仕事あったが、6時半から17時までで7000円!ありえない!

8人募集が2つで、留学生一人しか開業時間にはいなかったし、

最悪これは残ってると思われるので、昼相に賭けるとする。

”松”もGET!

 

6月4日

 # 太陽石油 #

結局日給7000円のバイト(タウンサービス)を取る。

地図で調べてみたら実は引越屋さんみたいで、覚悟決めて朝6時半集合場所へ。

仕事場所は菊間の石油備蓄基地そばの太陽石油の工場で、

仕事内容は実験器具(ドラフトなど。学校でよく使った。)の搬入。

車で1時間くらいのトコで、また8時半までトラック来ず、暇暇。

仕事始まっても、泉州のほうじゃ蹴飛ばされそうなくらいゆっくりしたペースで仕事進み、

(4トン車10台にほぼ丸一日かかった。)

結局残業になり(といっても仕事自体は定時に終わって移動時間が1時間くらい)、

また8時間で7000円ってことだったらしく、もともと1時間半多く、残業は\1094-/hで、

結局1万弱頂ける。

社員さんも感じいい人ばかりで働きやすかった。愛媛は仕事どこものんびりしてるらしく、

こんなものらしい。

バイト後は4回目の道後温泉。そして、マクドで更新。

(ここのマクドは電気使わせてくれなかった。よく考えリャ当たり前やけど(^^;)

今日は八幡浜くらいまでは行っておきたい。

明日は佐多岬からフェリーでついに(俺にとっては未開の地)九州上陸予定。

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