8月7日

# 仙台 #

6日

北浦大橋

北浦湖岸のダートにて。

いわき市での更新後、6号線をひたすら北上。楢葉町の道の駅で久々の入浴。都内の銭湯の100円増し(500円)でサウナやら横幅のある打たせ湯(?)や流されて溺れるか思うくらいすごい圧力のジェットバスが味わえた。道の駅に入る前は猛烈な暑さだったが(この夏一番の暑さだったようだ。)、出る頃には涼しくなってて走りやすかった。原町市を抜けて相馬市に入る頃日も落ちてきてたんで、この辺で寝ることにする。海側に少し走り松川浦の漁港の近くに公園があったのでここの駐車場にテント張って寝る。

夕日がきれい。(原町市から阿武隈高地方面。)

7日

朝4時起床。まずは松川浦を一周。

起きたら、美しい朝焼け。

朝日とキャノピーと漁船。

松川浦。砂嘴に囲まれた入江に松をのせた小島がある。

松川浦。砂嘴の上の道。

松川浦。とにかくいいところだ。

宮城県に入り、岩沼市までは空いてて快適。朝方でまだ涼しいし。岩沼市で6号線は東北本線とともに中通りを北上してきた4号線と合流。ここから急激に混みだす。まったく動かないくらい。バイクはほとんどみんな歩道を走るくらい。大阪でもここまで混まへんぞ〜ってくらいの混みよう。七夕の影響なんだろうか?

仙台市内に入ってもどの道も激しく渋滞。暑いしまったくかなわん。それでまた仙台の学相は非常にわかりにくい場所にあってすごく迷った。仙台の人口や大都市圏からの離れ具合(関西〜広島400キロ、首都圏〜仙台350キロ)から仙台学相のバイト量は広島と同じくらいかな?と予想してたが、すごく少ない。金沢とまではいかないが松山と同じくらいの量。短期は10枚くらいしかなかった。自給は1000円くらいで普通なんだけど。それでバイト探しに来る人は意外にいてて、行列になってた。また、他の学相と紹介のシステムが大幅に違ってて、他の学相では紹介状を青焼きコピー(福岡、松山、東京は普通のコピー)で渡してくれるのだが、仙台では受付で渡してもらった電話番号と会社名しかかいてない紹介状に壁に貼ってある求人票から自分で手書きコピーすることになってた。

仙台では北海道に渡り、さらに札幌まで行く為(東京〜仙台はわずか350キロだが、仙台〜札幌は1000キロくらいはあると思う。)に大稼ぎするつもりだが、バイト少ない〜〜。大変だ。頑張って昼相もとりあえず行っておかねば。

仙台学相。

”仙”もGET!!後は俺手書きの紹介状。

 

8月8日

# 七夕祭り #

散髪に行った。このツーリングで2回目だ。また日本一営業高の散髪屋で0.5ミリ丸刈り。

別に狙ってたわけではないが、ちょうど仙台では七夕祭りの時期。祭りははっきりいって大嫌い(とにかく人ごみがキライなんよ。)でしかも男一人、知り合いなんてまったくいないよな状況だが、せっかく偶然重なったことだし七夕祭りを楽しんでみる。

仙台駅前。ぱっと見、神戸より都会だけど、広島より小さい感じ、今まで滞在した都市の中では松山とよく似た規模?以外にこじんまりした街のような気がする。駅前一帯はほとんど歩道橋になっててすごい便利!

アーケードはこんな感じに飾られてる。

けっこう歩きにくい(笑

パレード。

消防車もパレード。

FM仙台の(無料)ライブ。さすがにステージは撮れないんで観客を撮ってみた。すんごい人出。この日はscratch 4 jaguar 、cune 、麻波25 、The Boom が出てました。男一人で見るのは空しいものがありましたが、いやぁよかったっす!

8日

6時頃公園を出、学相オープンの10時まで暇なんで仙台からのちょいツーリング。45号線を小一時間走り日本三景のひとつ、松島へ。

天気いいけど、霞が多くて残念!

9時過ぎには仙台市内に戻り学相へ。土曜日のバイトを取ることが出来た。昨日のとあわせ、9日19時半から10日2時までの百貨店掃除、10日7時から16時のパネル運びとなった。が、学相のおばちゃん(すごいおばちゃん)に”住所ない人はちょっとまずいかもねぇ”とか言われたし、仕事も少なそうだし、この2つだけで仙台を出るとしよう。11日はまた雑誌の撮影会に出るつもり。(東京のとは違う雑誌だがなんとまぁラッキーなことに仙台でも撮影会と重なった!)

8月10日

# 仙台にて #

9日

1930〜26時のバイト。市内百貨店で廃材撤去の仕事。19時20分に会社集合で、そこでは領収書書いただけで、”30分にフジサキ集合ね。”と言われる。いきなりフジサキっていわれてもなんのこっちゃさっぱり分からんのですけど・・・。幸いにも他の学相バイター数人いるのでついていく。10分ほど歩いたところの青葉通り沿いのけっこう大きい百貨店がフジサキであった。ここの改装工事のようだ。1年半くらい前にダイエー三宮ので2週間ほど毎日夜勤で改装工事のバイトしてたこともあり、それと大体同じ段取りなんで楽々だった。しかも、26時までのところ22時には終わるし。この日はこのバイトで知り合ったS谷君のマンションに泊めてもらった。ワンゲル同志だし!

S谷君と。

10日

730〜16でパネル搬出のバイト。集合は市内から少し離れた工業団地にある倉庫だったが、ハイエースで連れられた先は見覚えのある繁華街のビル。8階から廃壁材(鉄張りの石膏ボード)降ろし、外でその廃材から石膏と鉄板を分離する作業。石膏の粉が飛び散ってるんでコンタクトが両目ともあかんようになったが、なかなか楽しい作業だった。15時には作業は終わったし。(でも、社員の人は”たまにはこういうキツイ作業もある”と言ってた。)

仙台のバイト先のおっちゃんらは見た目怖いけど、東北訛がすごくかわいく聞こえて(失礼かな?でも、いつも神戸ではキッツイ関西弁にどやされながら働いてるわけやし。)なんか働きやすかった。

バイト先のおっちゃん ”これ(3*7尺のボード)なげてけろ”

俺 ”(投げれるかいな。・・と少し考えてどうやら捨てることを”なげる”ということに気づく)”

みたいなこともあり、やはりバイトしながらの旅は面白い!

8月12日

# あ・ら・伊達な道の駅 (岩出山町) #

11日

朝5時過ぎ、仙台でのいつもの公園で起床。涼しいうちにブレーキパッド交換。(パッドは先週世田谷のNAPSで買っていた。)ぼけぇと作業しててパンタグラフが外れてちょいと難儀してしまい8時頃までかかってしまう。

10時から仙台の南海部品でBARKOUTってバイク雑誌の撮影会があるので行ってみる。場所がちょい分かりにくく、新興の工業団地みたいなところにあった。ここでもスタッフの人が特別に全体図以外の内装とかを特別に撮ってくれた。

11時頃南海部品を出、45号線を石巻方面へ。日曜だし海水浴の為か松島町内ではかなり渋滞してた。石巻市から少し内陸に入った津山町の道の駅(祭りしてたが、入場料とられるので入らなかった。)で昼寝。・・1時間くらい寝てたら雨で目覚める。そしてすごい土砂降りがくる。ちょうどこの辺りが太平洋高気圧のはじっこで、ココより北はほとんど天気悪いようだ。携帯で天気予報見たら、岩手の南の方、大船渡や一関が雨で、宮城の北のほう古川で曇りの予報。ちょいと南にいくことになるが古川市を目指す。雨が弱まった頃を見計らって出発。

出発してからふとサイドボックス(雨には無防備)見てみるとデジカメがずぶ濡れになってるのに気づく。あわててキャノピー路肩に止めてデジカメ動作するか確認するかチェック。シャッターが落ちん!他ズームも効かんし撮った写真も切り替えられない!モード切替とメインスイッチ以外死亡した模様。。電池新品に換えてもダメダメ。買った時5万もしたのに・・・。おもちゃデジカメでも買って繋ぐかぁ。タダでさえ金欠なのにもうほんまショックだった。

古川市に着いたのが3時過ぎ、まだまだ日が落ちるまで時間あるので30キロくらい内陸の鳴子温泉に行ってみる。古川の隣町岩出山町に来た頃からまた雨。だんだん調子悪くなるが温泉を楽しみにひたすら全開走行。雨の影響で吹けなく(エアクリーナーがあんな場所にある関係ですぐに水入る)なるし、ベルトもたまに滑り始めるがなんとか鳴子温泉に着く。鳴子温泉の滝の湯に入浴。150円となかなか安いし、いかにも温泉なにおいと酸性でなんか効きそう。

鳴子温泉を暗くなり始めた頃、19時前に出発。路肩のちょっとした段差踏んだらいきなりストール。キャブに水詰まったかな・・とキャブを軽くコツいてみるがかからない。んじゃプラグやな・・とちょうど南海部品でプラグのスペア買ってたことだし交換してみることにする。しかし、街灯もない人の家の前で止ってしまってたので、少しは明るいバスの営業所みたいなところまで押した。200mくらいやけど、むっちゃくちゃ疲れた。外したプラグ見てみたら電極の間に水がブリッジしてた。そりゃぁいくらセル回してもキックしてもかからんわな。新品プラグに換えたら案の定何事もなかったかのように一発始動。

すこし古川方面に戻り、”あ・ら・伊達な道の駅(ちなみに併設のレストランは、あ・ら・伊達なレストラン)”というすばらしい名前の道の駅で寝る事にする。名前だけでなく24時間使える休憩所あるし、コンビニも中にあるというすばらしい道の駅である。

伊丹から車で来てるおっちゃんと23時頃まで話し、酎ハイやお菓子を頂いた。このおっちゃん、日本中ツーリングしてるし、林道や温泉や廃線跡が好きで俺とココまで趣味の似てる人はいないのではと思うくらい話の合うヒトだった。

5万もしたデジカメが単なるスマートメディアリーダーになってしまうのは悔しいんで、ダメモトで、水没した携帯を復活させるように電池抜いて振り回して水分を遠心分離してみる。そしたら驚くべきことに治った。メデタシ。

12日

朝から雨。。。天気予報みてもこの日は回復する気配なし。雨の中は調子悪くなるキャノピーで移動するのはしんどいので北上するのはやめ。古川市まで20キロくらい走り、ブックオフで一日中立ち読み。暗くなったころ”あ・ら・伊達な道の駅”に戻った。

東大阪からカブ70で来てる兄ちゃんと茨城のおっちゃんと長々と立ち話。お盆時ってこともあり他にも野宿ライダー多し。今まで自分以外に野宿してるヒトってほとんど見なかったからなんか嬉しいし、心強い。

 

8月15日

# 雨雨雨・・・ #

13日

朝食は昨日長々と話した茨城のおっちゃんからおごっていただける。あ・ら・伊達な道の駅を出、とりあえづ古川まで。そしてひたすらひたすら4号線を北上。盛岡まで130キロ以上・・・長っ。ひたすら4号線を北上。岩手県にはいり一関市。3年前の南東北ツーリングで高速最初に下りた街だ。特に止らず通過。隣の平泉町で有名な中尊寺に寄ってみる。

あ・ら・伊達な道の駅。

中尊寺本堂。

中尊寺(高台にある)から北上川。

金色堂。入場料800円もするので遠くから見ただけ。

水沢市から397号線で少し西へ進み、胆沢町から県道で北上。信号もないし車も少ないしすごく走りやすい道だった。ひたすら55キロ巡航なんで進むのがすごく早い。北上市に入ったところから西へ進み夏油(げとう)温泉を目指す。

県道からの景色。ちょっと高原上の道なんで見晴らしがいい。みちのくな感じ?

夏油温泉は標高700mの高地にあるらしいんで覚悟するが、そうたいして登りはなく、のぼりはじめからすでにけっこう高度あったみたいだった。入浴料400円を払い温泉街へ入る。5つある露天風呂を楽しむ。5つあるが一つは女性専用(残りはみな混浴)で、一つは刺さるくらい熱く、2つはぬるすぎでちょうどいいのはひとつだった。帰りに岩魚塩焼きに負けてしまう。

夏油温泉。山の中に突然現れる。

河原に露天風呂♪

湯船からの景色。

負けました。

んまい!2匹800円で一匹サービス♪

帰る途中からの景色。

再び元の県道に戻りまた北上。花巻市を過ぎ、気がついたらいつのまにか盛岡市の郊外。そのまま市街に入らず4号線に合流。ホームセンター見つけ、多分12本目となるオイル補充。青看板見たら青森まで210何キロだとか・・。長っ!!少し走り岩手町。いい感じの道の駅があったがまだ明るいし翌日は雨のようだし距離稼いでおきたい(青森岩手県境付近に前線停滞してるようで岩手の二戸が雨、青森の八戸が曇りの予報。)んで走る走る。一戸町に入る手前、4号線の最高所に向かう緩やかな長い登りにさしかかったあたりから雨が本降りになりだす。(それまではキャノピーではまったく気にならない程度にぱらついてた。)一戸町からひたすらに長い下りでスピード乗る乗る。振り切りっぱなしだが、真っ暗闇やし雨やしでかなり怖い。二戸市のミニストップ(東北に来てからやたら増えてきたコンビニ。中で飯食えるスペースがある。)で休憩し、少し走るとついに青森県!岩手県で一泊もせず縦断してしまった。青森県に入ってすぐの三戸町の道の駅で眠る。ここでもカブ(50)でロングツーリング中と思われる(御殿場市ナンバー)のを見つける。(でもオーナーは見つからず)

ガスりまくりやけど、岩手山。盛岡市内から。遠くからでもはっきりと分かる山容。

14日

朝から雨。。天気予報見たら今日は曇りのはずなのに雨に変わってるし、晴れのはずだった15日まで雨に変わってた。雨の日はのんびりするか〜ということでとりあえづ104線に移り八戸市へ。かなり大きい街だが10時前だったので特に店も開いてなかったんで進む。下田町に進むと巨大なジャスコがあってここの本屋で15時過ぎまで立ち読み。雨の日でお盆時な為か”この辺にこんなに人がいるんだ”って思うくらい混んでた。ふと外見たら晴れてはないが雨は降ってなくて路面乾いていた。いつのまにやら雨やんでたようで、立ち読みし続けたのはかなり失敗。天気予報見たら晴れ続くはずだった3日後から先まで雨とか曇りに変わってるし。むつ市とか大間の本州最北部や函館など北海道南部のほうは晴れて続いてるようだし、距離もっと稼いでおくべきであった。(むつ市はまだ120キロくらい北)とりあえず出発。

町を少し出ればただ牧場や原野がひたすらつづく光景になる。天気悪いし寒いしホンマ”荒涼”である。信号とかほとんどないのでひたすら55キロ巡航。距離が減っていくのが早い早い。こんなヘッサい乗り物のくせにちゃんと1時間に50キロ程度移動させてくれている。

原野の一本道。国道338号。

走りながら撮ってみる。

時々大きな沼が見える。

いつのまにやら三沢市を抜けてて六ヶ所村。六ヶ所村から太平洋沿いに北上する338号線は2年前走ってるので、県道で下北半島の反対側横浜町へ抜ける。この県道も2年前使って横浜町から野辺地の方へ南下したが、今回は北へむつ市の方に進める。すぐに道の駅を見つける。日も暮れかけだし、ここから先には脇野沢村(まだ100キロくらい先)までいかないと道の駅はない模様。トイレ脇にいいベンチ見つけたのでここで寝るとする。

 

陸奥湾と恐山。夕焼けが美しい!!

撮るたびに微妙に色合いが変わってくる。

波の音を聞きながらマバタキする度に色合いが変わる夕日を眺む。最高の癒し。

ジャスコで無駄時間過ごして正解だった。

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