8月16日

 # 北海道上陸 #

15日

起きたらいつのまにやら野宿ライダーでいっぱいだった。6時ごろ小雨の中出発。そのまま北上しまずはむつ市。陸奥横浜ではAirH"入らなかったので更新の為(むつ市ならさすがに入るだろうし)雨宿りできそうなところを探す。下北駅って市街から少し離れたところの駅で更新作業。

駅で見つけた面白いポスター。青森ではヤンちゃんのことをカラスというらしい。

むつ市からは雨の中のとても厳しい登りを越え恐山へ。名前どおりの不気味さが漂う怪しげなところだった。

恐山。宇曽利山湖にて。

入場料高いので入らなかったが。恐山。

怪しげな水の色。

恐ろしげな風景。

県道をしばらく走り奥薬研温泉へ。かっぱの湯へ入る。混浴無料の露天風呂。いい湯加減で雨で冷え切った体に最高だった。(でもまた雨の中走るのだが)大畑町内まで走りここから国道を大間崎に向けて走る。雨はほとんど降らなくなったが、段差の度にエンジン止まりかけになる。エアクリーナーに水が浸入したようで、いつもなら走ってるうちに乾いて治るのだが、今回はまったく治らない。エアクリーナー開けてみたらボックスの中にキャブの入り口付近まで水が溜まってた。溜まった水が段差のたびに溢れてキャブの方に流れてたようだ。水をウェスで吸い取らすだけで解決。ついでにエアクリーナーも洗っておく。こういう作業してた為、大間崎に着いたのは12時前。さすが本州最北端で、バイクいっぱい来てた。

かっぱの湯。(わかりにくい?

薬研渓谷。

大間崎の先にある弁天島。遠くに北海道。

”こゝ本州最北端の地”の石碑。今回はキレイに撮れた。碑の上にウミネコ。

大間崎から町内をうねうねと走ってフェリー埠頭へ。函館行きのフェリーの次の便は17時!このとき12時10分で、前の便出たのが11時半。5時間近くも待つことになってしまった。多分AirH"も入らないことだろうし昼寝して過ごした。

今回も東日本フェリーばあゆ。(ていうか、この一隻がいったりきたり)

大間漁港。

16時過ぎに乗船開始。前々日三戸の道の駅にいた御殿場ナンバーのカブもいた。これだけでかくて重いのに今回は原付料金なんで函館まで1700円少々。キャノピーの船への固定はいつも係員さん悩ましてるが、ここではエライ頑丈に固定してくれてて、車止め3つにベルト掛けまでしてくれてた。船の中でも暇なんで出港までの1時間弱と出航してからの1時間40分はひたすら昼寝してた。

函館が見えてくる。

函館には18時40分につくが、バイクは一番最後に出されるので北海道上陸する頃にはすでに19時回ってて真っ暗だった。函館市内を通過し、函館の40キロ西の道の駅なとわ・えさんでテント張って寝た。40キロといっても市街地でてからは止まる事はないのですごく早く着いた。

16日

朝5時には起き、7時前に出発。函館には戻らずそのまま278号線で半島を周る。昆布で有名な地域で漁港の辺りでは昆布のにおいが漂ってくる。鹿部町から県道で大沼方面へ。

大沼。駒ケ岳のほうはガスってて見えなかった。

小沼の畔で。

5号線に入り長万部・札幌方面へ走る。車はすごくよく流れてるが路肩広いので走りやすい。信号はめったにないのでひたすら全開で52〜58での巡航(風向きによって最高速変わる)長万部からは倶知安へ内陸に向かう5号線でなく、そのまま噴火湾沿いを走る37号線へ。

走りながら撮った。路肩広いんで、原チャでもらくらく。

37号線、長万部のあたり。

虻田町から内陸へ453号線で洞爺湖や昭和新山、有珠山の方面へ。

昭和新山

洞爺湖。

オサルの湯。河原にある混浴無料の温泉。施設はなんもなし。早朝から走りっぱなしで眠かったんでここでタオル一枚で昼寝してた。寒くなったら温泉にすぐ浸かれるし。ここでは一般人ではなく二般人に出会った。住まいは全国各地でモーターホームらしい。武器は水鉄砲で、これで子供と遊ぶとその親がゴチソウしてくれることがあるらしい。おもろすぎる二般人だった。

美笛峠という峠を越えて支笏湖畔へ。北海道の峠はスケールでかくて上りが緩慢でキャノピーでも50キロくらいで登っていけるからあんまり苦しくはない。くだりはちゃんとメーター振り切りながらで気持ちいい。

美笛峠。スケールの大きな峠越え。

夕暮れの支笏湖と恵庭岳。

支笏湖畔で夕日を眺めた後、長い長い一直線の坂を下り苫小牧市内へ。ここでマクド見つけたので更新作業。

 

8月19日

 # 最北端へ・・・ #

16日

苫小牧のマクドでの更新後、36号線を北上し、千歳市や札幌方面へ。途中でなんと走ってる車から手渡しで差し入れしてくれる方がいた。スピード合わせ、走る車に寄れるだけ寄るのは難しい作業だったが、差し入れの芋饅頭、おいしかった〜♪

恵庭市の漁川の土手の上の公園で寝る。

17日

キャノピーの走行音、あんまし好きではないので、走ってるときはたいていラジオ聞くか、CD聞きながら(カセットは壊れたのでFMトランスミッターからラジオに音飛ばしてる。)走っている。この日も出発からCD聞きながら出たのだが、いきなり聞こえなくなる。同調がずれたんかな〜と特に気にせず走り、信号待ちで後見てみたら、いつもヤグラに結んであるはずのウェストバッグがない!CDプレーヤーはウェストバッグにいつもいれてるからさっき音聞こえなくなったのは落としてしまったから。急いで落下予想地点に戻ると、36号線の恐ろしく速い流れの中に奇跡的にも外観は無傷で落ちてた。流れ途切れるの待ってたら、流れの最後のちょいと車高落とした車(はっきりと覚えてる。黒いSMX)の底に見事引っかかってそのまま連れ去られてしまう。追いかけるがもちろん、追いつくはずなく、36号線のどこにも落ちてないし。踏まれてたりなくなってたりしてたら諦めつくが、目の前で連れ去られたのがつらい。ただ、いつもウェストバックに入れてる財布やデジカメや携帯やメガネといった無くすと痛すぎなブツは何故かこの日に限って別の場所に収納してて無事だったのは幸い。無くしたのはCDプレーヤー(@6000-)トランスミッター(@3000-)ウェストバック(@4000)と目薬3つ(2000円くらい)にフデバコ(はんこ入れてた。かわなバイトできんやん。)ゴム引き軍手、、にあと二般人の名刺やK井出君にもらった某テレビ局関係者でないと入手不可能なメモ帳などなど。痛すぎ。でもまぁ軽量化できたと開き直って出発。

30キロほど走り札幌市内。まずは学相探す。・・が、札幌の学相は道路案内板に出てるし、しかも札幌のYHと同じ場所にあるのでなんとツーリングマップルにさえ場所載ってる。駅前すぐだし簡単に見つけれる。

この親切なこと!

なかなかでっかい。

でもこの日は土曜日。。天気もよいし月曜まで札幌で時間つぶすのはもったいないので出発。まずは北海道では最低でも行っておくと決めてた日本最北端宗谷岬へ(札幌から300キロ以上あるのだが)。旭川など内陸の方は前回走ってるので今回は留萌など日本海側を走っていくことにする。

231号線、232号線でひたすら北上。キャノピーでもちゃんと1時間に50キロ進める道なんで意外に早く進める。走りながらはあんまりにも進まないので悲しくなるが一日走り終わったあと地図みたらけっこう進んでてて驚く。この日はサロベツ原野の手前天塩町で夕暮れになり、ここの鏡沼キャンプ場で泊まった。無料なのに炊事場もトイレもすごくきれいだし、無料の洗濯機まで置いてくれてあるすばらしいキャンプ場だった。厚田村(札幌からすぐ)の休憩所で会ったXJR1300の兄ちゃんとこのキャンプ場でも一緒になる。やはり、驚いてはった(^^;

一気に日本海側の景色が広がる。しっかしすごい停め方だ(^^

浜益村〜増毛町の間。走っても走ってもこんな景色。

白銀の滝

留萌を過ぎると今度はこういう景色がイヤになるほどつづく。

鰊番屋。小平町の道の駅。ここでは俺より荷物多く積んでる単車をはじめて見る。旅立ってすでに3年という方だった。単位違うし。俺なんてまだ12分の1だ。

まだまだ先は長い。。初山別村。

遠別町、道の駅富士見にて夕日。一日中快晴だったのにこの時間になって曇りでイマイチ。

18日

朝4時半起床。まだ起きてる人はほとんどいない様子。俺のストーブ(XGK2)、音うるさいんで朝食作るのけっこう気使う。ラーメン作って食べ6時には出発。

朝5時半の鏡沼キャンプ場。大阪の隼の兄ちゃん、同じく大阪のXJR1300の兄ちゃん、ゴチそうさまでした。(関西人3人で集まって飯食ったりビール飲んだりしてました。)

天塩町の中心からすぐ北からもうサロベツ原野。国道を離れ有名な道道106へ。天気はちょい悪いが快走快走♪追い風に乗って58キロでどんどん進む。

高さ50mはありそうな感じの風車がいっぱい並んでる。圧倒されます。

北緯45度通過点。

豊富町に入ると┏(路肩表してるやつ)さえなくなって見通しいい!

途中の分岐から道道444で給油の為豊富町内の方へ走る。豊富町分岐から先の道道106は以前走ってるので国道で稚内へ向かう。

道道444。曇りで利尻は見えない。

前も同じ場所で同じような写真撮ったような・・。

宮ノ台展望台からサロベツ原野。

稚内市に入る頃から雨降り出す。市内のほうはけっこう降った後みたいで水溜りがけっこうできてた。稚内市内から宗谷岬までは30キロもあるし、そのあいだずううと雨中だったんでキャブ調子悪くなるしベルと滑るしちょっと大変だった。

最北端到達証拠写真♪

最北端GSのレシート。かわいい・・・。最北端給油証明書や貝殻のキーホルダープレゼントされる。

宗谷岬からは天気予報では晴れてるらしいオホーツク海側の紋別、網走方面へ。前回夜間雨中走行した部分だ。今回も雨だが昼間なんで景色はそこそこ楽しめた(といっても同じ景色がイヤになるほど続くのだが。)浜頓別あたりで雨はやみ、枝幸過ぎる頃から雲も薄くなって晴れ間が見えそうなくらいになってきたが、寒い!17度らしいが寒い!昼寝するにも寒くて寝れんのが辛かった。只ひたすら走りまくり(19日はどこいっても雨らしいんで距離稼いでおきたいし。)紋別を過ぎ、サロマ湖沿いで寝れそうなところ探すが、テントは風強いし雨降りそうなんで張らないことにし、屋根のある場所を探し、常呂町の国道沿いでキレイなバス停発見。なんと”佐藤宅前”という佐藤さん専用みたいなバス停であった。水もトイレもないが雨風は完璧に防げて暖かいのでここで寝ることにする。

宗谷丘陵とオホーツク海。

神威岬。

サロマ湖。

左がオホーツク海、右側がサロマ湖。

サロマ湖で夕日らしきもの。

19日

朝5時起床。7時半ころ始バス来るのでそれまでに出なければ。といってもシュラフ出しただけだし、火使うわけにいかんので飯作ってないので5時半には出発。でも佐藤さんに見つかる。昔は店してて、佐藤商店前というバス停だったらしいが、店やめたんで佐藤宅前になったようだ。店やってた頃はようバス停に泊まる人いたらしいが、店やめてからはさっぱり少なくなったらしい。

佐藤さんのバス停。

常呂町から大根畑とオホーツク海と知床連山。

網走市内から知床方面。

網走市は地図では近いがノトロ湖を周るカタチになるのでけっこう距離は長く1時間少々はしって網走駅に到着。なんとかAirH"入るようなんで更新作業。

北海道入りから実質3日ですでに1200キロ走行。残り日数少なくなってきたし、駆け足気味なペースだ。

 

8月20日

 # 釧路 #

網走駅での更新後、どの道を使って札幌に帰るか考える。北見、層雲峡を通って旭川、そして札幌の道は以前走ってるのでやめ(1000m以上の石北峠難儀そうだし。)、美幌峠で屈斜路湖、そして釧路に出てそれから帯広を通って戻ることにする。20日の天気が帯広で曇り、旭川が曇り時々雨なのも決め手。

とりあえづ美幌町まで39号線、美幌から243号線。美幌峠手前まで雨は降ってなかったが峠手前から霧雨、屈斜路湖畔では普通に雨。峠からの景色は以前にも増して悪く霧しか見えなかったんで止りもせず下った。

屈斜路湖畔ではまた和琴温泉へ。霧ばっかりで景色はまったく悪かった。

和琴温泉。金魚の池みたいにしか見えないけど、立派な露天風呂。コケやモが気になるけど、いい湯加減で冷え切った体に最高でした♪

屈斜路湖。真ん中の島が辛うじて見えるくらいだった。

屈斜路湖のある弟子屈(てしかが)町から391号線で釧路市を目指す。ひたすら牧場みたいなところのアップダウンの道。雨の中一回プラグがトラぶって(鳴子温泉の時と同じ)参った。

釧路は思ってた以上に大きな街。でもすごく寒い。あまりの寒さに耐えかね美幌町のホームセンターで780円のヤッケ買っていたのだが、それ着てても寒い!8月なのに冬みたい。釧路駅前にラーメン屋があったので入る。味噌豚骨ラーメン食う。2001年にある全国紙で一位になったらしいラーメン屋で美味かった。350円で3玉入った大盛りラーメン食べれるが、7分以内に完食せな反省文書かされ、しかも反省文を外で読まされ、しかも7分で食べ切れなかった分は店の前で食べさせられるという恐ろしいシステムもあるラーメン屋だった。何人かでネタ的にやると面白そうだが、ヒトリモノの俺がして失敗したら寒いどころでないのでマジメに700円で普通に食べた。

釧路を出てしばらく走り、白糠町の中心過ぎたところのM78パネル館(1993年の釧路沖地震の被害の大きさを後世に伝える為の資料館みたいなの。道端の休憩所が展示館になってる感じで無人。)で寝る。

M78パネル館。パネルを張ってある休憩所みたいなの。

20日

朝から雨。雨の日は走ってもつまらんし、調子悪いので昼過ぎまでヒマツブシ。整備したりコーヒー作って飲んだり。

13時頃になって多少雨マシになったんで帯広に向けて出発。途中2回ほどエアクリーナーに水溜まってエンジン止まった。その都度路肩で水抜き作業。。浦幌町あたりから雨はやんで帯広市内は予報どうり曇り。

帯広駅で更新中。

 

8月22日

 # そろそろ・・・ #

20日

帯広駅での更新後、すぐ北の音更町まで行き、ここのライダーハウス(無料)で泊まる。一緒に泊まってた方たちと魚を炭で焼いて食った。300円ちょいで最高のご馳走。

管理のオバチャンが感じいいオバチャン(怖い人らしい)で、すごく雰囲気よかった。

21日

朝9時頃出発。数キロ走ったトコでメガネ忘れてきたことに気づいてライダーハウスに戻る。・・・がなっかなか見つからず、結局どういうわけかなんと床の下から出てくる。このとき音更のライダーハウスにいた方にはホンマお騒がせしました(^^;

11時頃になってやっと再出発。274号線など十勝平野のタダまっすぐな道を走り続ける。そして然別湖方面へ向かい、まず扇が原展望台へ。

十勝平野の景色。

この山(東ヌプカウシヌプリなど)の中腹に扇が原展望所。

キツネ。北海道入ってはじめてみた野生動物。

広大な十勝平野を背に登る。

扇が原からの景色。手前に自衛隊の演習場。そしてキレイに区画された畑の広がる十勝平野。遠くに帯広市街らしきもの。

白樺峠を越え然別湖畔を走り、山田温泉過ぎたところから林道へ。鹿の湯を目指す。林道の分岐で地図確認してたらキャノピーが転んだ。パーキングのかけ忘れという普通のバイクで言えばスタンドの出し忘れみたいな最も初歩的なミスであった。引き起こしは意外に楽だったが、どこかが割れてしまったようで破片が少し。。でも中のPC等は特に壊れたりしておらず、林道でよかった・・。

鹿の湯はキャンプ場の奥にあり、川がすぐ横を流れてる混浴無料の露天風呂。なかなかいい湯加減で冷え切った体に最高♪でした(本気で寒かった・・・)。

白樺峠。名前どおり白樺の木がいっぱい。

然別湖。

鹿の湯。

林道の分岐で。

鹿追町内に戻り38号線へ。新得からの狩勝峠越え。本州では考えられないようなゆっくりした登りと大カーブの峠。上りはほぼ全区間登坂車線つきで走りやすかった。狩勝峠では風が猛烈に強くて(キャノピーが倒れそうになる程)写真撮っただけで下りた。

狩勝峠より。

狩勝峠を越えて反対側富良野でも風が強く、向かい風で50キロも出ないくらいだった。富良野駅(駅の待合室は暖かいし、街の中心なんでたいていAirH"入るし。)で少しPCいじった後滝川方面へ出発。すでに真っ暗だがキャノピーはヘッドライトの照射範囲広いので(でも暗い・・)特に不安なく走れる。芦別市抜けた頃から小雨が降りだすが特に走行に影響はなし。1時間少々で富良野から約60キロ離れた滝川市へ。ここからは12号線(日本一長い直線道路)で札幌方面へ。札幌までは約70キロあるので出来るだけ走っておく。砂川市を過ぎ、奈井江町の道の駅で寝る。トイレ手前に暖房の効いたいいスペースがあったが先客のチャリダー氏がいたので外で寝た。

22日

7時過ぎ出発。札幌までは68キロ。信号も北海道にしては多くある道だが、交通量は朝なのにたいして多くなく9時過ぎには札幌市内へ。

まずは学相に行くが、バイト紹介は13時半から16時半の間だけらしい。朝相がない!この時まだ10時前だったんでヒマツブシに札幌市内を徒歩でうろうろと。ススキノとか繁華街もわりあい近くでうろうろしてるうちにブックオフという時間浪費施設を見つけてしまう。気づけば15時半まで過ぎててあわてて学相へ。

しかし、最後の最後の札幌学相で一番恐れてたことを言われる。”定住場所のない人にはちょっと無理ですねぇ”と。(仙台でも同じこと言われたが取った後なんでセーフ。)普通の宿に泊まる気ないし、あきらめる。そもそも札幌のバイト、選べるほど数ないし、時給も700円程度で福岡と同じくらい安いし。簡単に諦めついた。

さてさて札幌には用無くなったんで出発することにしよう。つまり帰神。もちろん小樽からフェリーなど使えば”日本縦断”で終わってしまうので自走で。

計画中のルートは札幌〜日本海側まわりで〜函館〜大間〜青森〜直江津〜信越線沿いに〜長野〜東京〜静岡〜名古屋〜名阪沿いに〜大阪〜神戸。

とりあえず金欠なもんで、途中道内で泊り込みバイトあったら1週間くらいするし、東京や名古屋ではまた学相バイトするつもりである。

なにはともあれあと1月程。最終盤戦突入である。

ススキノ。

札幌駅。

テレビ塔。

 

8月24日

# ニセコにて(AirH"入ってびっくり!) #

23日

札幌を出、小樽方面へ。小樽からフェリーなら2日、1万少々で舞鶴まで戻れてしまうが、日本”一周”にこだわるのでそのまま走り抜ける。隣の余市町は宇宙飛行士毛利氏の出身地なんで、道の駅は宇宙がテーマ。有料なんで入らなかったが、無料で使える平衡感覚の訓練機みたいなのはなかなか気持ち悪かった。余市町からは229号線で積丹半島一周へ。

本州だと絶対名前付いてる様なごッついでかい岩崖の足元を走る道。町と町の間隔もそう離れてなく今まで通ってきた北海道とはちょっと雰囲気の違う道。

小樽市街。

今にも千切れそうな岩。

ローソク岩。この上に夕日が来ると見事にローソクだそうな。

229を少し走り、積丹町から県道で積丹岬へ。キャンプ場の先に駐車場があり、ここからかなり歩き回ると地球の丸さがよくわかる素晴らしい景色のところへ。高山植物みたいなのが生みのそばからもう生えてて本州ではありえない景色だ。

積丹岬の風景。

国道に戻り次は神威岬へ。ここもまた駐車場からかなり歩く。しかも先がはるか彼方に見えてるのでけっこうつらい。

神威岬。先(黒と白の灯台)が彼方に見えててつらい・・。

灯台と神威岩。かなり歩いた。

神威岩。

積丹半島の海岸線。

神威岬から岩内町まで走り、276号線、5号線で倶知安(くっちゃん)町へ。シチュエーションのわりに(?)かなり大きな街でブックオフみたいな大きな古本屋もあり、ここでしばらく時間つぶし、10数キロ先のニセコ町の道の駅で寝る。

岩内町。けっこう大きい街なのにAirH"圏外だった。

24日

朝から大雨。

雨の弱まった10時前に出、数分だけ走ってニセコ駅前の温泉へ。10時オープンから入り、快適な休憩室で昼寝したりして17時まで過ごし2回入浴した。その後雨も止んだんで倶知安まで出かけラーメン食べたり、また古本屋で過ごしたりし、22時過ぎニセコの道の駅に戻ってくる。

ニセコ駅。こんなところなのにAirH"入りまくり。さすが日本一のスノーリゾート地域!

一日中過ごした温泉。駅のちょうど向かい。

 

8月26日

# 平田内温泉 #

25日

朝は多少の雨。だんだん青空も見えてきた9時過ぎに出発。しばらく5号線、ちょっと進んだ蘭越のあたりから普通に雨。。。昼から晴れるはずなのだが、、。蘭越から日本海側へ寿都町の方へ県道で進み229号線。ここからひたすら日本海側を函館まで進むことにする。日本海側では雨はやんでたが、風が物凄かった。風強いし景色も見えないしで止っても寒いだけなんでただ進む。

ずいぶんと進み熊石町にはいるあたりから晴れだし景色もよく見えるようになる。熊石町の平から少し内陸に入り平田内温泉熊の湯へ。ここも混浴の無料露天風呂。岩の窪みがそのまま湯船になってて、そこに温泉が滝のように出てきてて、湯温調節は沢からのホースで調節するというなんともワイルドな温泉♪普通に男同様手ぬぐい一つのみで入ってくる女の人(俺より若干年上風。しかも一人で)がいてて驚いた。その人、虫が来るたびにハエタタキで打ち落とす(しかもうまい。百発百中。)もんだから、丸見えである意味困った(困ってないけど)。

久々の青空。延々と続く海岸線。

鮪ノ岬。

東洋のグランドキャニオン?

なるほどね。

上ノ国町の道の駅から通ってきた海岸線。

日本海に沈む夕日。

先はまだまだ長い!

そのまま229号線を南下し、江差を過ぎ上ノ国町の海岸線沿いにいい感じの公園があったんでそこで久々のテント張っての就寝。

>全日本学相旅過去の記録

8月27日

# さよなら北海道 #

26日

朝5時に起き、ラーメン作って食って6時には出発。朝から快晴!多少肌寒いが気持ちのいい朝♪

228号線をひたすら走る。地図では近そうだが100キロ近くあってかなり長い。でも景色は最高♪昨日走ってきた海岸線の沖には奥尻島が見え、大島や小島がだんだん近づいてくる。そして松前町に入る頃には青森県の竜飛岬らしきものも見え始める。

気持ちのいい朝♪

日本海に向かって・・。

小島。

松前町内から。左に北海道最南端白神岬。右遠くに本州。

北海道最南端白神岬の碑。ちなみに本州最北端の大間崎よりもずいぶん南に位置する。

最南端から竜飛岬を眺む。

福島町の道の駅は”横綱の里”。なんか横綱というものを大量生産してそうな名称で面白い。千代の富士の記念館があるが、朝早すぎて開いてなかった。そばには青函トンネルの記念館もあるが入場料高いので入らず、外に置いてある建設に使われた機械を眺めた。

函館山が見え始める。でも、、見え始めてからが長い!

駒ケ岳(?)上磯町より。

函館には11時前に着く。まずはフェリーの時間調べにフェリー乗り場へ。13時50分発のがちょうどよさそう。3時間ほど暇なんでまずは朝市(朝でないのにしてる)へ。函館駅からすぐ。北海道に来てるのにイクラもウニも食ってなかったんでウニイクラ丼を食う。できるだけ安い店探したが1600円もした。駅で更新作業ついでに掲示板見たら”ハセガワストアーの焼き鳥弁当”がいい!とのこと(masyaさんありがとうございます!)なんでハセガワストアーを探す。5号線沿いで見つける。焼き鳥弁当は本当に函館名物のようで店の看板にまで書いてあった。店内にはちゃんと焼き鳥の台あるし、出来合いのでなくちゃんと焼いたのをご飯にのせて出してくれる。普通のコンビニ弁当みたいなものだと思ってただけに驚いた。焼き鳥もまたカタマリに串通したのでなく薄切りなのに串通したものだったし。さすが名物。かなり美味かった。函館来るたびに食わにゃなと思った。高いものでないし。函館まで来ると北海道もかなり暖かく(24度あった。)Tシャツだけで走れた。

 

函館朝市。

函館駅。

10日ぶりのばあゆ。

# そして再びの東北 #

15時半に”ばあゆ”は大間港到着。まず目指すは前来たとき霧でよくわからんかった尻屋岬。大間崎は行きしなに見てるのでスルー。道は行きしなと同じ279号線で(仏が浦まわって下北半島一周するのは地図では見るからに難儀だ・・。)。行きしなはすんごい土砂降りの中だったがこの日は快晴♪もう秋みたいな感じで霞みも少なくて北海道もよく見え、恵山の特長的なカタチもよくわかる。しかし、まだ寒い。18度である。函館より寒く上着てないと走れんかった。

279号線。遠くに北海道。

北海道が見える。恵山の特徴的なカタチ(わかりにくい?

恐山が見える。(大畑町内から

FMは函館で聞いてたnorthwaveがそのまま入るし(ていうか、それしか入らん。北海道の松前では青森の放送しか入らんかったが。)坂とカーブは多いものの信号とか全然ない北海道とよく似た雰囲気の道で尻屋崎までの約70キロ、一部ダートもあるしけっこう迷ったにもかかわらず2時間ちょっとでつく。・・・がゲートが閉まってた。そういや17時でゲート閉まるの忘れてた(^^; しかもこの時からデジカメ微妙に壊れるし(レンズカバーが手動式になってしまった。めんどくさい。)2回来て2回とも先端までたどり着けず。なんか尻屋崎に嫌われてるようだ。でも、今回は霧がなくて(前回は霧ばっかりでゲートしか見えんかった。)景色はそれなりに見え、寒立馬(かんだちめ)もいっぱい見えた。

下北交通大畑線の廃線跡。遠くに見える駅跡が雰囲気いい。

尻屋崎手前。今回も無念のゲート。でも霧はない。

寒立馬いっぱい。

そばで見るとでかくてむっちゃ怖い。入ったらこいつらに襲われそう。

ひたすら草ばっかり食べてる。ウマいんか?草って。

見事な夕日。

でも沈む瞬間は北海道にかかり始めた雲に隠れた(^^

尻屋崎からは県道6でむつ市内に戻り、しばらく279号線を南下、行きしなにも使った陸奥横浜の道の駅(かなり使える野宿スペースがある)で寝る。

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