結局、恵の部屋で朝まで話し込んだ二人。眠い目をこすりながら、朝食をとるために食堂へと向かうが……。
ひどく慌てた様子で階段を駆け上がっていく長山晶子と岸本実穂の後を追って、石井の部屋までたどり着いた美亜子と恵。そこにはすでに浅間ひとみがいた。そして中にいるはずの石井伊都子に呼びかけるが返事はなく、扉も閉ざされたままだった。
管理人室まで、誰が鍵を取りに行くかの選択。
自分が取りに行った場合、管理人代行ともめた後、鍵を半ば奪い取って戻ることに。美亜子に頼んだ場合、そのまま部員たちと部屋の前で待ちながら事情を聞くことに。いずれにせよ、「５日目 寮 扉の向こう」へ。
ドアノブを握り締めていた浅間ひとみに鍵を渡し、扉を開ける。中に飛び込んだ恵たちが見たものは、遺書を残して首を吊った石井伊都子の姿だった……。