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OTOMO KATSUHIRO on Magazine

週刊少年サンデー '69年11月9日号

Shonen Sunday '69/11/09 No.46
  • 小学館 11-48-568
  • 1969年11月9日
  • 288p
  • B5 版
  • 特価 80円

収録作品(まんがのみ)

タイトル作家頁数
日本GP・カラー速報 4c編集部5
特別カラードキュメント ビアフラの悲劇 4c8p2c8p写真と文・岡村昭彦16
誓いの旗(チェッカー)第1回 4c扉ながやす巧(原作・神保史郎)21
もーれつア太郎赤塚不二夫16
くたばれ!!涙くん石井いさみ20
山タク大情報 ゲバゲバトピックス案・山口琢也/え・佃龍二4
オスとメス 第6回文・佐伯誠一/え・北見健一1
デビルキングさいとう・プロ29
チャレンジクイズ案・山口琢也とクイズメーカーズ/え・松下ちよし1
サンデースポーツスペシャル 巨人の内幕編集部5
緊急図解 ソ連宇宙基地解説・佐伯誠一/え・岡崎甫雄2
TV・映画・芸能ニュース編集部2
がんばれ!!日本の企業 宇宙を飛んだソニー文・佐伯誠一/え・高橋たくみ4
カバゴンのなやみ相談室阿部進1
雪男追跡 第11回 ついに雪男出現!!文・佐伯誠一4
GP魂宮谷一彦32
おろち 第4話楳図かずお20
欠陥番長高橋純司12
まん劇道場編集部4
サンデークラブ編集部2
話の爆弾 ズバリ100シリーズ おふろ100編集部15
河童の三平 最終回水木しげる15
源とツグミ 第9話赤目プロ29
背表紙まんが 4c古谷三敏1

コメント

創刊より11年が経過し、週刊少年マガジンと共に2大少年週刊まんが誌となっていた週刊少年サンデーの1969年11月9日(46)号。ここに、大友克洋の最初の投稿作品「狙撃」の寸評と扉絵が掲載されています。「スーパーフィクション '82年11月9日号」の対談で「最初の投稿作品のタイトルは「ママの誕生日」」という発言があったことから、「りぼんコミック 1970年10月号」に掲載された「ママの誕生日」が最初の投稿作品と考えられていましたが、この「狙撃」の掲載号の方が古いため、こちらが最初の投稿作品に当たると思われます。当時の少年サンデーには、後に大友克洋が影響を受けたことを語っている園田光慶の「ターゲット」が連載されていたので、その影響での投稿ではないかと推測されます。
 寸評にあるストーリー紹介によれば、「ある人物の狙撃を依頼されたプロの狙撃者。時間通りに決行するが、発砲と同時に死んだのはその殺し屋だった。真の依頼主は狙撃される男だったのだ」という、入り組んだ内容の話のようです。ただし、ページ数は5ページ。ペンタッチはなかなかいいが、複雑な話なのだからもっと枚数を使うように、と評されています。
 掲載されている扉絵は、狙撃者が銃を構えているシーン。現在見ることのできる絵の中では最も古いものなので、この絵だけで大友克洋と判別するのは困難ですが、この時既に人物のかかっている部分の枠線だけ描かないことを意識していたとすれば、まんが技法の探求はもう始まっていたのかもしれません。

年代は古いですが、この時期の少年サンデーはそれほど難なく見つかると思われます。相場は 800円程度からでしょうか。

 

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