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……ピ、ピピピピピ…… 鳴り始めた呼び出し音に気が付いた白い腕がさまよい、手探りで自らのPSを探り当てた。 「……はぃ……こちらキラ=ヤマト……」 『キラッ! お前は何をやっている? を探しにいったんだろうが!』 「何だアスランかぁ……もうちょっと声のトーンを落としてよ、僕さっき起こされたばかりなんだから……」 『知るか! だいだいお前は1晩中帰ってこないで、何をやってた!』 「その発言、娘の無断外泊朝帰りを問い詰める父親のような剣幕だね」 絶句するアスランの向こうで、誰かが吹き出したような声がキラの耳には聞こえた。……その相手が誰なのか、音声通信のためわからない。 「とにかく、声のボリュームは下げてくれないかな? せっかく寝付いた彼女を起こしちゃうでしょ?」 『……キラ、お前何やった……?』 「何って……ナニ? 彼女、強情なんだもん。最終手段でしょ?」 再びアスランは絶句したらしい。 『キラ、最後はちゃんと合意の上でしょうね?』 「当たり前ですよ。……っていうか、そこはアスランの私室ですよね? 何故あなたがいるのでしょうか?」 『私は彼の部屋にお茶を飲みに来ただけですわ。それにもう昼前ですのよ? キラがを探しに出てから1日が経ってますもの。アスランが心配して怒鳴るのも無理ありませんわ』 「ああ……時計なんか全然見てませんでしたから、わかりませんでしたよ」 『でしょうね』とクスクス笑う声。 『キラ、が起きてからでいいから、ちゃんと帰って来いよ。いいな?』 「わかってるって。それじゃ、あとでね」 切れた通信機を無造作に投げると、それは2着の脱ぎ捨てられたPSの上に落ちた。 そしてその周りに散らばる白を基調としたシャツや短パン。襟や肩に当たる部位に青いライン、赤いラインが入っているのがわかる。 キラはそれらに目を細め、今度は自分の隣に視線を移した。 隙間からのぞく、白いシーツにも負けない白い肌は滑らかな曲線を描いている。今は隠れて見えないが、昨夜の行為で自分が咲かせた紅い花が無数に散らばっているだろう。 「僕は君を誰よりも愛してる――――――」 寝ているを起こさないように小さく呟いて、キラは彼女の額に口付けた。 「――――信じないって言ったら?」 「うわぁっ!」 「……別にそこまで反応しなくてもいいじゃないですか……」 呆れたように言うに、咄嗟に反論できないキラ。 「……だって起きてるとは思わなくて……いつ目が覚めたの?」 「最初からですよ。通信機の音が鳴った途端に起きました。けど、目を開けなかっただけです。 だから会話もちゃんと聞いてましたしね。……いつ同意しましたっけ? 覚えてないんですけど」 「口では嫌だって言ってたけど、抵抗しなかった時点で同意とみなしたから」 「勝手に決めないで下さいよっ!」 「じゃあ、何で抵抗しなかったのかな?」 「言っても信じてもらえませんから言いません。無駄です」 「それじゃ、僕の都合よく解釈してよかったってことで」 むぅっと膨れて視線をそらしたの鎖骨に顔を埋めたキラは、少しきつめに吸い上げた。 「まだ足りないんですか? キラ先輩も単なる種馬だったんですね」 「……昨夜も思ったんだけどさ、種馬とか何とか、そーゆー言葉ってどこから仕入れるんだよ……」 「それは企業秘密ということにしておいてください」 「……企業秘密ねぇ……そういうひとくくりでいいわけ?」 「さぁ?」 「あ、そーいう態度? またナカされたい?」 の両手首を押さえて、キラは言う。 「いい加減にしてください。……だから種馬扱いするんですけど」 「いいよ。になら、そういう扱いされても構わない」 「……本当に嫌いになれるように努力した方がいいかも」 「それこそ無駄だよね?」 クスクスと笑い出した彼に睨むような視線を向けた彼女の目尻に、唇が落とされる。 「……キラの種馬、おさわり魔、キス魔」 「そんなこと言う口はだまんなさい」 重ねられた男女の唇からは、吐息だけが洩れていった―――――― ![]() 黒マント製作機から 何か今回エロいよ〜〜〜。裏ではないのですが。 本編復帰はこの次ぐらいからかな? To NEXT 連載TOP |