1/3

 広島電鉄

http://www.hiroden.co.jp/

広島電鉄は広島市内の路面電車と、西広島〜宮島を結ぶ鉄道線、宮島線を運営している民営鉄道です。各地では自動車の普及に伴って廃止された路面電車が多いですが、広電は警察とタイアップして軌道敷内からの自動車の締め出し、電車優先信号の設置を初めとする施策で黒字運営を維持してきました。

運転上の特徴として、路面区間と鉄道線である宮島線の直通運転が上げられます。宮島線では一般的な鉄道と同じ床の高井車両を使っていましたが、路面電車との直通列車用の車両を走らせるため、宮島線の各駅には高低2種類のホームを設置しています。後に直通列車が増え、現在はついに全列車が直通列車となったため、現在は宮島線用の高床車両はなくなっています。直通用車両は3両連接車が主に使われます。

車両面では各地の廃止された路面電車の車両を受け入れており、それらを塗色を含めてほぼ以前の姿のまま走らせており、そのために広電は、「動く電車博物館」の異名をとっています。これは広電の「こだわり」のようで、車体全部を広告塗装した「全面広告車」を走らせていても、かならず同型車両を最低1両はオリジナル塗色を残すようにしているそうです。広電でみられる路面電車は元京都市電、大阪市電、神戸市電、西鉄北九州軌道線の他、ドイツ、ドルトムント市電も在籍しています。

 

 宮島線直通用車

 

3800型
3800型

広電の宮島線直通用軽快電車「グリーンムーバー」の1型式で、3両連接構造です。
3500、3600、3700に続いて登場しました。



3000型
3000型

元西鉄北九州線の車両で、3車体連接となっています。当初、宮島線直通系統はこの3000型の
ような塗装に統一することになっていました。したがってこれは西鉄時代の塗装とは違っています。



2000型
2000型

こちらも元西鉄の車両です。宮島線直通系統に使用される車両ですが、
この車両は2両連結で、連接構造にもなっていません。




以前走っていた、宮島線(鉄道線)専用の車両です。この写真の車両は元阪急の車両です。
現在は鉄道線専用車両はなくなっています。

 

Index

Next