http://www.kintetsu.co.jp/
営業キロ |
594.1km |
軌 間 |
1435 mm
南大阪・吉野・道明寺・長野・御所・養老・伊賀線は1067 mm
内部・八王子・北勢線は762 mm
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架線電圧 |
1500 V
内部・八王子・北勢・東大阪線は750 V
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創業年 |
1910(明治43)年 |
近鉄は日本で最大の路線網を持つ大手私鉄で、大阪・名古屋の大都市圏通勤路線から762mmゲージのナロー路線まで、非常に多くの路線を持っています。その成り立ちはいくつもの私鉄を吸収合併していくことの繰り返しとなっています。普通車両のほうはとにかく非常に細かく型式が別れていて、すべてを紹介するのが馬鹿らしいくらい(近鉄ファンの方、スミマセン!)なのですが、一部を除いて、ほとんどの車両が同じ顔をしているので取りあえず顔だけでも、ということでお茶を濁しておきます…。
一方、特急用車両の方は21000系「アーバンライナー」が近鉄のイメージリーダーとして君臨しています。この車両は名阪ノンストップ特急に使われており、運賃を武器に新幹線をあいてになかなか健闘しているようです。この名阪直通を実現するために、軌間の異なっていた名古屋線を、伊勢湾台風で大きな被害を受けて復旧するついでに改軌するということをやっています。「災い転じて福となす」を地で行くようなエピソードです。
21020系 『アーバンライナーNEXT』 |
21000系アーバンライナーのグレードアップ版として登場した車両で車内は全席禁煙(喫煙は喫煙コーナーで)となっています。
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21000系 『アーバンライナー』 |
基本的に「名阪ノンストップ特急」に使用される車両で、特別車デラックスシートも連結されています。一部は志摩系統の特急にも使用。主要機器は従来車のものを踏襲しています。
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22000系 『ACE』 |
11400系「エースカー」の置き換えと特急増発のために作られた車両で、トランプカードのA(エース)のようにすべての近鉄特急に使用できる汎用車です。VVVFインバーター制御を採用しています。
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23000系 『伊勢志摩ライナー』 |
主に名阪特急に使用される『アーバンライナー』に対して、「志摩スペイン村」等へのアクセス特急として使用される車両で、行楽利用を考慮した車内設備となっています。
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30000系 『ビスタEX』 |
近鉄特急の代名詞、ビスタカーの3代目として1978(昭和53)年に登場した車両です。4連のうち中間の2両がダブルデッカーとなっています。平成9年からリニューアル工事が行われ、「ビスタEX」としてリフレッシュデビューしました。
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12400系 『サニーカー』 |
12200系「スナックカー」のモデルチェンジタイプで、前面窓下に帯を巻くスタイルを最初に採用した車両です。すべての特急運用線区で使用可能です。
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12000系/12200系 『スナックカー』 |
パンタ付き先頭車後部にスナック室(売店カウンター)が設置されたために「スナックカー」の愛称がつけられた特急車です。このスナック室が好評だったためにスナック室が拡張された車両が12200系です。現在はスナック室は客室に転用改造され、両形式の区別はほとんどつかなくなっています。
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3220系 |
近鉄が21世紀の通勤型の標準タイプとして開発した「シリーズ21」の1型式です。京都線系統に投入され、京都市営地下鉄直通にも使用されています。
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3200系 |
京都市営地下鉄直通用に製造された車両で、VVVFインバーター制御を採用しています。この型式オリジナルの前面デザインを採用しています。
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5200系 |
2610系に代わる急行用クロスシート車として登場したVVVFインバータ制御車です。3扉転換クロスシートの車内となっており、JR西日本の221系などに影響を与えました。
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1253系 |
乱暴な解説で失礼ですが、近鉄の昭和55年以降の普通用車両は一部を除き、全てこの顔となっています。近鉄は他社では同一型式として扱うような細部が変わっただけでも別型式としているため、型式数がやたらと多く、在籍両数が1けたの系列も多くあります。写真の1253系は大阪・名古屋線用のVVVF制御車で、制御機器が日立製の車両です。ちなみに、全く同型で奈良・京都線仕様の車両が1252系です。う〜んわかりにくい…。
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7000系 |
東大阪線用に製造された車両で、大阪地下鉄中央線に乗り入れるために
第三軌条方式の集電装置を採用しています。近鉄通勤型としては異色の存在です。
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