レポ特別編 NHKBS2「真夜中の王国」1997年4月7日放送

パーソナリティ:渡辺満里奈、ユースケ・サンタマリア  ゲスト:yes,mama ok?
ユースケファンであった私は、ユースケが出演する番組は片っ端から録画していたもんだった。
その中にあったこれ。私のイエママ初遭遇(変なバンド名だったので覚えていたのだった)。
そしてユースケと金剛地という(個人的)夢の共演はすでにここでされていたのであった。しかし席は遠く離れていた。残念。
ちなみに席順は、左から金剛地氏、キラーはん、真萌さん、満里奈さん、ユースケの順。
当時はユースケにしか目が行ってなかったが、今改めて見るとものすごくツッコミどころが多いのがわかる。
*印をクリックすると、別ウインドウで注釈&ツッコミページが開きます。
※以後、
渡辺満里奈→<満>、ユースケ→<ユ>、金剛地武志→<金>、仲澤真萌→<仲>、高橋晃→<高>
と表記します。上記敬称略。



<満>先月2枚目のアルバム”Q&A”…これ、「キューアンドエーろくまんごせん」でいいんですか?
<ユ>「シックスファイブ」、
<ユ><金>「オーオーオー」。
<金>あ、そうですそうです。
<満>(笑)ごめんなさい…、「シックスファイブオーオーオー」を出されたyes,mama okの皆さんなんですけど、
   一人づつ紹介をしたいと思います。こちらから、仲澤真萌さん。
<仲>はい、女性ボーカル担当の、仲澤です。
<満>そしてですね、高橋晃さん。
<高>えーっと…、このアルバムではほとんどやってないんですけど*1、サックス担当の高橋です。
<満>あ、ほとんどやっていない。
<高>ええ。(高橋、金剛地笑)
<満>そして。金剛地武志さん。
<金>はい。
<満>よろしくおねがいします。
<金>よろしくおねがいします(言いながらやたらキョロキョロする)
<満><ユ>(笑)
<満>なんだか挙動不審な人みたいですよ。だ、大丈夫ですか?
<金>いや、さっきですねぇ、メイクしてる人を間違って大石恵さんかなーと思って、「大石恵さんですか?」って、
<満>(笑)
<金>訊いちゃったんですよ、そしたら「違います」って言われて。*2
<ユ>それでなんか…、
<金>「(弱弱しく)すみません」って言って…。
<高>なんか今日ね、ダメなんですよ。
<金>動転してるんです。
<満>あ、そうなんですか?
<金>(冷静に)はい。
<高>顔真っ赤になって、ドーランいっぱい塗ってもらってね。
<ユ>(笑)そうなんですか?
<金>ええ。

ここで「コーヒーカップでランデブーって最高よ」PV。
簡単な紹介がテロップで。以下書き出し。行換えママ。

1990年に某美大内の学園祭バンドとして
金剛地武志、高橋晃、仲澤真萌で結成。
'95年にインディーズ・レーベルよりリリースした
CDが外資系のレコード店で週間1位を獲得。
'96年のメジャーデビュー後も
インディーズ時代と変わらない
気取らないスタイルとポップなメロディーで
ファンを増やしている。
*3

再びスタジオ。テロップでサブタイトル
「出たとこ勝負でオシャレにポップに!」*4


<満>ジャケットとか、ビデオクリップとか、すごい凝ってますよね。美大出身ということで、
<高>ジャケットは、やらせてもらってるんですよね。
<ユ>高橋さんが。
<満>高橋さんが手がけてるんですよね。
<高>はい。
<ユ>今回のアルバムのジャケットも、高橋さんがお描きになったんですか?
<高>そうです、マウスでこうやって、油絵の具で描いて。*5
<ユ>はー。*6
<満>ビデオクリップは金剛地さんが考えるんですか。
<金>いや、「一緒に」ですね。
<満>一緒に考えて。なんか面白いですよね、クリップは全部。
<金>ええ、楽しかったです。
<高>自分たちで洋服とかカツラとか買いに行って。ね。
<金>箱作ったり。
<満>いいな、みんななんか、作るの楽しそうだから。
  で、みんなで食べてバーって出したりとか。*7仲澤さんイヤイヤやって。
<仲>しましたねー。忘れてくださいそういうこと。
<金>いや、ノリノリだったよね?
<仲>(しーっ)
<満>あ、ノリノリで(笑)
<仲>いや、そういうことないですよ。(しーっ)
<金>いや、ノリノリだったよ?
<満><ユ>(笑)
<仲>その話題は終わりです。
<満>終わりで(笑)。…前回と今回とでは、前回は*8打ち込みが多かったんですけど、今回は違う形で。
<ユ>生でね。
<満>それは「打ち込みでオシャレっぽく見られているから、こういう風にやっちゃえ」みたいな感じがあるんですか?
(金剛地、モニターをチラ見しながら髪を押さえたりしてる)
<金>そうですね、あの…。
<満>(笑)
<ユ>なんで今髪をこう(真似)やったんですか!?それもモニターを見ながら。
<高>(笑)映ってるからね。
<金>や、「おでこ広いなー」って思って(笑)*9
<満>…その、前回と今回と全然違うのは、そういった意味があるんですか?
<金>あのー、去年の9月に出したミニアルバム*10から打ち込みを使わない曲作りをする方向になっちゃったんですけど、
  それは理由が、シーケンサーが使えない状態になったので、それでというのが。
<ユ>それは「壊れた」ということですか?単純に。
<満>物理的な…(笑)
<金>ええ(笑)
<高>普通の人は買いますよね。
<ユ>それかまぁ、直すとかね。
<金>直そうかと思っていたんですけど、「古くて直せない」って言われたんですね。
<ユ>はー。
<金>そういう理由だったんですよ。
  で、シーケンサーでやる比重が一番大きいのはリズム関係ですから、ドラムを自分で叩ければそれを叩いちゃって、それでなんとかしちゃおうと。
<高>初挑戦だったんだよね。
<ユ>初挑戦だったんですか!
<金>練習しましたよ。
<満>練習したんですか。
<金>8時間。
<満>1日8時間。
<金>いえいえ。
<満>8時間だけ?
<金>それを4日くらい分けて(笑)
<ユ>分けてね。
<満>トータルで。
<ユ>トータルで8時間。

ここで「Perfect Young Lady」PV。
すでにここで金剛地氏は七三メガネ。しかも歯欠け。


<満>曲に関しては金剛地さんが全部作ってるんですか?
<金>はい。そうです。
<満>やっぱりそれはすごくこう、やりたいことがあって、それがバーって走っちゃうような感じなんですか?
<金>そうですね、「こういうことがやりたくないーッ!」っていって、その反対をやるとか、そっちのほうが多いですね。
  だから主体的な、こう…、能動的なものではなくて、「○○のように見られているから、その逆をやらなきゃ」っていう。*11
<満>じゃぁ、仲澤さんは、「またなんかやってるわー」って感じなんですか?
<仲>そうですね。
<満>「ここ歌って」って言われたら歌うっていう。
<仲>(笑)そうですね。
<ユ>たとえばその、金剛地さんとかね、高橋さんとかのね、こう破天荒なマインドみたいなものに対して、仲澤さんが「ちょっと待ってよアンタら」みたいな、
<仲>あぁ、言っても無駄ですから。*12
<ユ>もうそういうのは言わない。
<仲>アルバムを作る部分は、最初から金剛地くんが全部、歌詞に関しても音に間してもやってるんで、
  それで私が歌う部分は私が歌って表現するという感じなので、「ちょっとまってアンタらー!」っていうのは特に…(笑)今までは無いですね。
<ユ>無い。
<仲>はい。
<満>しかも今回のニューアルバムでは、3日間しか参加してないという…。
<仲>そうですね。本当に自分の歌うとこだけしか。
  だから本当に、他にどんな曲が出来あがっているのか、CD渡されても、まだなお、ライブで演る曲しか(笑)
<満>聴いてない!(笑)渡されてもなお聴いてない。
<仲>あのー…、覚えなきゃなんなかったりしたんですよ。あと、歌詞の確認とか。
  とりあえず演る曲だけ(それ以外の途中の曲を)ピッピッて飛ばして聴いて覚えてたんで。*13
  あとは何をやってるのか、あまり聴いてないんです(笑)
<ユ>いまだに聴いてないんですか。
<満>(笑)
<高>いまだに聴いてないんですか。
<仲>聴かなきゃいけませんね(笑)
<満>(笑)どうなってるんでしょうねこれ、
<高>(笑)なんだこれは…。*14
<ユ>「バンドだろ!」っていうね。
<満>どういうグループなんでしょうこれは、
<仲>謎ですね。*15
<満>謎ですねぇ。

ここで「Q&A call 65000」「I'm crazy to want you」'97年3月31日@渋谷クアトロのライブ映像。
キラーさんゆらゆらしてる。


<高>秋ぐらいには、また一枚出したいなというのが*16
<満>またぜんぜん違う感じになったりとか、するんですか?
<高>全然わかんない、(金剛地に)ね。*17
<金>そうですね。違う感じにしたほうがいいと思います?*18
<満>いや(笑)、いや、また…訊かれても。
<ユ>や、でもねぇ、だからもうねぇ、金剛地さんの気分しだいでやってくれっていう、ね。*19
<満>ええ、なにかひらめいたら。「これだ」っていう。
<金>…そうですね。…でも「ダウト!」って言われちゃうんですよね(苦笑)。
<高>泣くなよ(笑)
<満>(笑)やっぱり「ダウト」って言われると、
<金><高>ショックです。*20
<ユ>あ、そうですか。
<金>はい、好き勝手さんざんやっておいて、なんか評判が悪いと、ものすごくシュンとなっちゃうんですよね…。
<高>まだわかんないですよね。発売したばっかりだし。*21
<金>ていうか悪いんですよ(きっぱり)。*22
<高>あ、悪いの?
<ユ>悪いって、もうすでにですか?
<満>え、そんなぁ。…ダウトって、出す前に言ってくれって感じですけどね。
<金>っていうか、マスタリング終わるまで聴かせなかったですね(笑)
<満>えー!?そうなんですかぁ?
<金>で、マスタリング終わって、自分で聴いてみて、「…」(苦笑)
<高>自分で?(笑)
<金>自分で…ちょっと、ダウトかな…(苦笑)
<満>(笑)ちょっと、出すときに「あ、やばいかな」って。
<ユ>やっぱりダウトだったと。
<金>やっぱりダウトって言われて…。*23
<満>そんなことないですよ。
<ユ>うん。*24
<金>(真正面のカメラ目線で)そんなことないです…よね?*25



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