●ホテルの営業状況について
●昨年9月8日にオープンしたところである。客室稼働率も良く、婚礼需要は土岐、多治見の東濃地方からの利用も多い。第三セクターの勝川開発鰍ェ床を買って、子会社に運営させている。市内には3,4のビジネスホテルがあるが、春日井駅周辺のビジネスホテルはほとんど満杯だそうである。
●TMOの立上げについて
●既に、商店街には「勝川商業開発」という資本金3000万円から4000万円程度の会社がある。彼らは、勝川駅付近に個人で建てたコンクリート製(高さ18m)の弘法さまの像に因んで、毎月5の付く日を弘法様の日と決め、弘法茶屋を開いたり、せんべいなどを売っていて、この日には人出も増えて賑わっている。また、その隣には空き缶回収機を設置して、エコステーションを運営するなどの活動しているので、この組織がTMOの核になってもらえないかと期待している。
●また、彼らは、商店街に出来た空き店舗を買い取ってFMスタジオにして、土曜、日曜には300m程度の範囲だが、試験電波を流している。いずれは商店街の宣伝もできるようになればと期待している。
●大型店舗(サティ)ができてからの商店街への影響について
●最初の1月程度は交通渋滞などを起こして大変だったが、今は沈静化している。もともと大型店と競合しながら経営をするという商店は少ないから、大きな影響は受けていないと思われる。元気の良いのはレストラン、飲食店。(イタリア料理、フランス料理等)しかし、物販は厳しい。
●勝川の人口動向について
●やや減少気味だったが、周辺にマンションが建ちはじめた関係で持ちなおしている。
●勝川のイメージについて
●事業所はないので、広大な住宅地の広がりの中に勝川駅があるという感じの地域。
●生活環境整備事業の中にある、福祉対応型環境整備事業と子育て支援事業とは具体的に何か。
●南口周辺の立体換地ビルに設ける公共施設を意味していて、子育て支援事業とは子育て相談室等を開設するものである。託児所は認可の問題もあって難しい。できれば、有料で託児事業を民間でやってくれると良いのだが…。
●長期的に見たときの市街地再開発ビルのあり方には心配はないか。
●一旦、ビルを造ると共同所有や共同管理の問題があって、難しい面もある。3キロの商業圏域を成立させるのが目標。かつては名古屋の円道寺商店街と同じ位繁栄していた地域である。
●現在の店舗数はどのくらいか。
●R19の沿道沿いを含めると158店舗である。内訳は小売96(衣服・身の回り品24%、食料品20%、家具14%、その他)、飲食62である。
●市街地再開発事業の公的意義は何か。また、進捗度はどの程度か。
●土地区画整理事業との合併施行なので、再開発事業だけで見た場合には、公共施設整備はない。強いて云えば、建物の不燃化による都市の防災機能を強化するということになる。準備組合を立上げ、3ヵ年に渡り国庫補助事業で計画策定を一旦は終えている。
●マンション需要はどうか。
●下駄履き式は嫌われるが、需要は十分にあるようである。
●二世はどこに住んでいるか。
●概ねはこの地区に住んでいるが、よその地区に住宅を取得しているものもいる。別に住居をもっている者は資産運用に走ることが多い。また、土地区画整理をすることによって、住宅や商店街がなくなるということはない。
●既に出来ている区画整理立体換地ビル(ルネックビル)の中には何が入っているのか。
●1Fは権利者の書店、銀行。2Fも銀行、商店。3F〜4Fは洋服、ブティック等だったが、空家になっている。現在は4Fをチャレンジショップとして月2000円で利用させている。5Fは市の住民窓口と県の職安。6Fはスポーツクラブ。7Fは会議室、レストラン、ハイビジョンシアター。
●勝川駅(橋上駅)、南口地区の立体換地ビルの完成予定はどうか。
●駅は平成18年度完成予定。換地ビルは来年1月には工事着手して2年後に完成する予定。このビルは1Fが商業(コンビニ、路面店)、2Fが子育て支援室、上部は住宅で構成する。
★こういう施設に、NPOセンターのようなものを入れて、人の賑わいが期待できるように思うが、商業では果たしてどうだろうか。
●マンションの立地要因と年齢層は何か。
●安価であることと、名古屋方面への利便性。また、比較的高齢者が多いように思う。
●駅へのアクセスはどうか。
●自転車と自家用車。無料の駐輪場が5000台分あるが、JRから借地している部分もある。民営は数が少ない。駐輪場の整備は大変だが、放置自転車などの管理も大変である。自転車通勤者が3キロ、バイクだと5キロまでの人が駅を利用している。
●月極駐車場利用はどうか。
●空家や空地が駐車場化する減少は少ない。月極駐車場の料金は砂利敷きでも8000円〜13000円程度。